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タクシー会社がなぜBARを⁉︎

「社長の趣味でやってるね」

そんな言われ方を、このレンガ造りの蔵を見た人や噂を聞いた人からよく言われます。

社員の中にも100%そうだと思っている人は
まだいると思います。

確かに、内装やコンセプトは私が考えて
リノベーションをしてきたので、
それが趣味と言われてしまったら、
そうなのかもしれません。

ただ、社員にも熱く伝えたのは、
決して趣味でBARを開きたかったわけでなく、

・このBARを、たくさんの企画や
 繋がりが生まれる【場所】にすること

・タクシードライバーのやりがいや楽しみ、
 そして収入につなげること

といった二つの目的に挑戦するためです。

これが
【平岸ハイヤーがBARをオープンさせた】
理由です。

まず、『たくさんの企画や事業が生まれる【場所】にすること』についてですが、

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前回のnoteに

【さぁ、あなたならここで何をする?】

と書いたのを覚えているでしょうか?

この蔵は、どんな【場所】にもなれるし、
これからの夢や今まで持ち続けてきた
夢を叶える【場所】にすることができます。

改めて書くと、このApple Lodgeは
レンタルスペースとしての顔も持っているので、

・いつかやりたかった飲食店
・将来やりたい飲食店
・自分の店では出来ない
 新しいチャレンジ
・個展
・撮影
・配信
・マルシェ
・イベント

といった
夢を形にする【場所】、
夢をイメージできる【場所】、
新しい可能性を試す【場所】、
になることができます。

たくさんの人に、
『ここで何ができるか』へ思いを馳せてほしくて、

誰もが気軽に足を運べる「BAR」という
スタイルで営業をすることを決めました。

もし、この場所でたくさんの企画や事業が
生まれたら、当然それだけ主催する人たちが、
お客様が、この【場所】に来ます。

その繋がりは平岸ハイヤーから生まれ、
来た人の愛着となって残ります。

そこから生まれた影響が、
平岸ハイヤーという会社の
認知度の向上といった対外的なものから、
平岸ハイヤーのタクシードライバーとしての
誇りといった社内向けにも発展していきます。

このBARは、タクシー会社の
新しい働き方とお客様との
繋がりについての挑戦も
兼ねています。

その挑戦とは、

【現役タクシードライバーがバーテンダー】

という新しい働き方です。

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実はタクシードライバーと
いう人材は、スキルとキャリア
の宝庫です。

今バーテンダーとして
立ってもらっている
スタッフは2人。

1人は過去に飲食店経営の
キャリアがあり、

もう1人は、バーテンダーの
キャリアがある。

タクシードライバーで
ありながら、飲食店のプロとして
立ってもらうということがすでに実現しています。

平岸ハイヤーは、こういった
企業内副業とも言える
【タクシープラスα】の働き方が、
やりがいや楽しみに繋がると信じて挑戦をしています。

このApple Lodgeは、会社の敷地内にあります。
平岸ハイヤーのシンボルでもある
大ダルマから見える場所にあります。

先日1人、興味深い
お客様が来ました。

そのお客様は、アップル
ロッジのバーテンダーに
向かって

「あれ、私、あなたに送って
もらったことがある!」

と言いました。

タクシードライバーは
常に背中を向けて
仕事をしなければいけません。

そのため、名前や顔を
覚えてもらうことが
なかなか難しいのが普通です。

私はそれを変えたい。

平岸ハイヤーにいる
タクシードライバーひとりひとりの顔や名前、個性をもっと お客様に知ってもらいたい。

本当の意味でお客様と
タクシードライバーの
繋がりを作りたい。

そう思っていたので、
このお客様のその一言を
聞いた時に、ワクワク
しました。

平岸ハイヤーがBARを
オープンし、タクシードライバーがバーテンダーになる意味は、

「私自身が思っているより
大きなものになるのではないか!?」

と期待しています。

そんな挑戦をしているタクシー
会社のBARでありタクシー会社が運営するからこそ

『絶対に帰れるBAR』

でもある、日本にここにしか ないコンセプトを持ったBAR
に是非遊びに来てください。

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次は平岸ハイヤーの何を書こうかな、と考えていましたが、

最強の住宅街を目指す上で見過ごすことのできない「豊平川」について少しお話しをしたいと思います。

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