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傷つく可能性が99%だとしても、1%の可能性にかけてみる価値はある

人は、常に待っている。


仕事も遊びも人間関係も、
待ちの姿勢に徹してる人が多い。

待っているだけだと何も始まらない。
本当に機会損失でしかない。


過去、新宿二丁目のナイトイベントにて、
僕は盛大なひよりを経験したことがある。それも、2回。


イベント会場には無数の人で溢れかえっていて、
僕はレッドブルウォッカを飲みながら、周辺を見渡した。


一度会ったことある人、仲良かった人、SNSで繋がっている人、
いろいろな人がいた。


ここはとても狭い世界である。
学校みたいな感じだ。

その中でひとり、圧倒的に目立っている人がいた。

個人的に、とても好きだなと思った。

僕はレッドブルウォッカを片手に、
その人のそばに移動し、テーブルの上に飲み物を置いた。


そして、「よく来るんですか?」と話しかけようと思った。


でも、声が出ず、
僕は結局話しかけることができなかったのだ。


背景にはクラブミュージックがガンガン流れていた。

薄暗いフロア、煙草の匂い、誰かの視点と視点が交差する。


しばらく滞在したあと、その場を後にした。

外は薄寒かった。

正直、今でも後悔している。

あのとき、たった一言、話しかければよかった。


その一言から親交がはじまったかもしれない。

その可能性を捨ててしまった。


僕は、話しかけられるのを待っていた。

待ちの姿勢に徹してしまったのだ。


怖かったのだ。

無視されるのが、適当な扱いをされるのが、拒絶されるのが。

僕らはいつも傷つくのが怖い。だから一歩行動ができない。


また、ある日のこと。

そのとき、とあるバーのイベントがあり、人で賑わっていた。

友人や、見たことのある人がたくさんいた。

ドアの横に、SNSで繋がってはいるものの
お互い一切交流したことのなかった人がいた。

僕は酔ったフリをして話しかけた。


結果、その一件を皮切りに、
今度は僕からSNS上でダイレクトメッセージを送り、
ご飯に行くことになった。

楽しい時間を過ごした。

それから2回、3回と会い、
もう今では6回くらい会っている。

そして今、飯の予定を立てようとLINEが届いている。


バーで話しかけた時、
相手側は僕のことをほぼ認識していなかったらしい。

最初はぜんぜん興味もなかったのだろう。

でも僕は、自分から話しかけたし、
自分からメッセージを送ったし、自分から誘った。

それが今に繋がっていて、僕らだけの関係を築けている。


実際は、怖かった。

無視されるのも、傷つくのも。

もう僕もいい大人なんで、これ以上無駄に傷つきたくなかった。


でも、この経験を通して身に染みて思うことがある。

傷つく可能性が99%だとしても、
1%の可能性にかけてみる価値はある、ということだ。


仮に99回傷ついたとしても、
1回だけ成功した場合、その99回分の悲しみを凌駕できる。

全て無効化してしまうくらいのリターンがあるのだ。


僕らはいつでも待っている。

自分から誘わないし、自分から想いを伝えない。


待ちの姿勢でいると、人生あっという間に終わってしまう。

何も獲得できずに終わってしまうのではないか。

だから僕は、これから、
傷つく可能性が99%だとしても、
1%の可能性にかけていこうと思う。

その1%分の計り知れないリターンを知ってしまったから。


待ち子をやめて、自分から攻めていきたい。

きっと大事なことである。


−ブログやメルマガに書くまでもない話
(by 20代起業家)

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