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人型人形への挑戦と移り替わり

羊毛フェルトを始めたきっかけは自分の好きな形でものを作りたいからでした。
頭がうまく作れず始めて数年は動物もしくは2頭身の人間型を作っていたと思います。

頭への挑戦


写真が残っている一番古い作品
バナナの妖精
2014年ごろか?


2016年ごろ
これは始めてから2年くらい経っていたのではないかと思われる
目を羊毛フェルトで作り始めたのはこのころ


2017年ごろ
自分が描ける絵もこんな感じ
これも2017年ごろ

2017年ごろまでは一つ6時間くらいで完成させていた。
一つの作品にかける集中力がそのくらいが限界でした。


2018年ごろから、だんだんと一つの作品にかける時間が長くなるようになります。

この子から目に輪郭を入れることを覚える
自分の中の最高ランクの作品の一つ(2017年ごろ)
このころから自分の中でかわいいと思う表情がわかってくる
2018年夏ごろの作品

人型への思いは続いていたが、このぐらいの頭身が限界でした。

2018年から2019年ごろは人形を作った個数で言えば一番多いと思います。

りんごちゃんの原型

2019年ごろ、2頭身を卒業しようと、またもう少し手間をかけようとします。


服はフェルト
絵もこれくらい描けるようになる

人が考えたキャラクターを自分なりに置き換えて作っていました。


2019年。顔を作るときの形が変化していきました。平面ではなく立体で顔がイメージできるようになっていきます。

かおりちゃん
このキャラは数体作り続けてきたため、変化がわかりやすい

横から見たときに鼻筋がでるようになりました。

くじらちゃん

自分の中ではここらへんまでくればたいしたものだろうと思っていました。

この子は名前忘れた。
糸で首を付けるのはこの前からやっていたけど、
糸で結ぶとポーズが変えられるなと気づいたのがここらへん。

2019年秋、いろいろ悩んでいた時期にぺたんちゃんが舞い降ります。
きっかけはぺたん娘という某アニメの某キャラの商品を見せてもらった時(名前忘れた)、俺だってこれくらい作れると息巻いたような。
この時期ぐらい(もしくはもう少し前)から「ねんどろいど」というフィギュアのシリーズがあることを知ります。
いろいろな人との出会いからいろんな作品や商品を作り、だんだんと頭の形がイメージできるようになりました。

髪の毛は未だにどういう作りになっているのかよくわからない
画像検索でそれっぽく作っているだけで
どういう繋がりで結ばれているとか全くわからない
自分の髪の毛をいじったことないし
人の髪をいじることもない

このぺたんちゃんシリーズを何体た作ることによってどんどん成長を感じました。最初のぺたんちゃんは指がありませんが、そのうち指が作れる様になります。

指を羊毛フェルトだけで作ったぺたんシリーズ
この子は5体目くらいかな?

着せ替えにこだわっていました。理由は服づくりが苦手だったので、人に渡したときにもっと良い服に着せ替えてほしいという思いがあったからです。
あと、幼少期にBB戦士にハマっていたので、そういう着脱式の装備みたいなかっこよさと可能性が広がることが好きだからです。

頭の形はここら辺のまま固定されていきます。頭だけで6時間以上かけるようになるのはぺたんシリーズからですね。よくなったり悪くなったりを繰り返します。

指への挑戦

頭が作れる様になったあとは指に興味が移ります。
作って欲しいと言われた(作ると自分から言った?)人形が槍をもっていたので、どうにかして槍を持たせられないか悩んでいました。
羊毛フェルトだけで作ろうとしなければ?針で刺すだけが羊毛フェルトの形作りか?という考えが生まれ、テクノロートにボンドで羊毛フェルトを巻き付けて接着させることを思いつきます。

この発見から指先の細かい動きを再現できる、ポーズの幅が広がることになりました。

槍は着脱可能

人形は小物を持つことが可能になり、また着脱可能なため自由を感じられました。
ただ、人に渡したあとその人たちが自由に変化させるのか?ということに気づいていないので、そもそも着脱可能にする必要があったのかは不明です。

物が持てるぺたん
この子はポーズ変更できるように頭体手足がはずれる
数年経って作り方を忘れたときにサイズが測れるようにも兼ねて

足の指はまだ挑戦していません。何度か作っていますが難しく、足指を作ると靴の着脱ができないので作っていないというのもあります。
着脱させない人形は指を作っていたりもします。

ここまでで2020年春ごろです。今も人形を作り続けていますが、だいたいこのあたりで頭作りの技術が固定化されています。

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