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社会人の私が、通信制大学から通学制の指定大学院を受けた体験談


こんにちは。くまです。
通信制大学の心理学科を卒業し、指定大学院に合格しました。

シリーズで通信制大学で勉強することを書いていますが、今回は特別編として、通信制大学から指定大学院を受験した時の二次面接ことをお話ししようと思います。
私は2020年9月末に心理学科を卒業し、同年9月に二校受験し、ストレート両校合格しました。

残念ながら、大学院の二次面接の質問内容を具体的に書くことができないので(情報漏洩になります)、社会人が通信制大学から大学院を受験する際の心構えをお伝えしますね。

1、圧迫面接に耐えられるか?

指定大学院は圧迫面接だとよく聞くと思いますが、本当に圧迫面接でした。根掘り葉掘り、傷つくようなことをたくさん聞かれます。私は質問責めに遭い、院試後はショッキングで落ち込んでいました。心理の世界は、その人自身の適性も必要になります。どうやら二次面接では、心理職に必要な感情のコントロールを見ているようです。
また、通信制大学卒の社会人ということで、なぜ再び学生に?今の仕事は?と、経歴面を見ているようでした。社会人でなぜ再び学び直すのか、説得力を持って、この分野を学びたい理由をいかに現実的に話せるのかが重要になります。

2、社会人に開かれた大学院か?

そもそも社会人に開かれた大学院でないと、ライバルが内部生か現役の学生になります。試験会場もみなお友達と来ていたり、若い人たちで全く高齢の人はいません。おそらくそのタイプの大学院は入学後も苦戦するのかなと思いました。何しろ通信制大学では実験や統計ソフトを使った演習など、演習経験が不足しています。事前に独学でカバーするか、さもないと入学後に苦労すると思います。実際に、教授たちは一人でも修論を書いていけるかを見ているようでした。現役の通学生の学生たちに負けない実践力を証明する必要があります。社会人に開かれた大学院であれば、今後努力することを具体的に証明してみせましょう。

3、社会人としてのアドバンテージ

1、2ではとても厳しい話になりましたが、社会人が受験するアドバンテージもあります。それは、学部生にはない社会人経験による知見や実践力です。心理の応用領域で働いてきた経験などからこのような研究をし、実際にこのような現場で働きたいということを話せるということは強みになります。私は応用領域で働いていたため、おそらくここでうまくアピールできたから合格をいただけたのだと考えています。ただし、心理と全く関係のない経歴の場合は、なるべく心理に寄せられるかが勝負になります。また、応用領域でもなぜ心理を選んだのか?具体的に考える必要があります。例えば、福祉職の場合では、精神保健福祉士や作業療法士などがありますし、場合によればそちらの資格の方が支援には向いている可能性がありますからね。

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