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目標達成のプロセスは2通りある~努力の仕方が変わります!!~|#009

『目標達成の駆け込み寺』主宰 佐々木 邦治 です。

前回 #008 は、「どうしても自分を変えざるを得ない状況に自分を追い込むには?」というテーマの回答として、5年目的・目標設定法をお伝えしました。

今回は、「目標達成のプロセスは2つある」についてお伝えします。


1.目的・目標設定ありきの考え方について

自己啓発に携わっていると必ず出会うのが、以下の2つのパターンです。

・目標に縛られるのが嫌だ
・目標を立てて、計画を立てて、一つひとつをクリアしていくのが苦手だ

自己啓発を学び始めたころ、一緒に机を並べて学び、一緒にワークをする方の中にもこのような方がいらっしゃいました。

佐々木は「目標立てないで、いったい何処に向かうの?」と、とても不思議に思いましたが、
途中で気付いたことが、思ったよりもたくさんいらっしゃるということでした。

この疑問が解けるのに佐々木は20年以上の時間を必要としました。

人にはそれぞれ生き方というものがあり、目標達成までに辿る道程もそれぞれの生き方に準ずる。

今は、個性を大切にする時代です。
目標設定に縛られて生きるのではなく、人にはそれぞれ個性があるように、
目的・目標達成法も原理・原則を活用し、
色々試し、
工夫して、
自分のやり方というものを確立するべきだということです。

その時にヒントになるのが、
目的・目標達成までに辿る傾向として、「目標達成型」と「展開型」があるということです。

2.「目標達成型」と「展開型」について

(1)「目標達成型」とは

まさに読んで字のごとく、いついつまでにこんなことを達成する!
という具体的な目標を掲げて生きていく生き方です。

(2)「展開型」とは

毎日、目の前のことを一生懸命にこなしていくと、
いろいろな「頼まれごと」が増えたり、
「素敵な出会い」があり、自分の道が開けてくるというような生き方です。

(3)「目標達成型」と「展開型」について

まず、この目的・目標達成プロセスは自分の生き方のタイプに通じるということを知っておいてください。
そして、「目標達成型」、「展開型」、どちらがいいというわけでもなく、どちらが悪いというわけでもありません。

この2つのタイプは個性です。

この2つのタイプは脳の構造の違いで、右脳と左脳を繋ぐ脳梁の太さで決まります。
「展開型」の人の脳梁は、「目標達成型」の人の脳梁より太いため、
より多くの情報を右脳と左脳の間で情報伝達ができます。
「目標達成型」は男性が多く、「展開型」は女性が多い傾向にあります。

近年は、男性の「展開型」の割合が増えているそうです。

「目標達成型」と「展開型」はそれぞれタイプがあります。
また、目的・目標の期間にもよるところがあります。

目的・目標の期間が長くなれば長くなるほど、「展開型」の要素が増えてきて、
目的・目標の期間が短くなれば短くなるほど、「目標達成型」の要素が増えてきます。

実際にはどちらかの傾向が強い、ということで両方のタイプが混じることが多いです。

3.それぞれのタイプで気を付けるべきこと

大切なことは、自分がどちらのタイプの傾向が強いのかを知った上で、自分に合うやり方を見つけることです。

以下が、それぞれのタイプで気を付けるべきことになります。

・「目標達成型」は、今ある感情や感覚も大切にする
・「展開型」は、目標を適度にとりいれる

(1)「目標達成型」の人は、今ある感情や感覚も大切にする

遠い未来に向かって計画を立て、目標を達成していく。
これが「目標達成型」の人の生き方です。
目指したい目標を明確にしその道のりを細分化して、その計画を着実に実行していくタイプです。
時に自分の人生の羅針盤となる感情や感覚を軽んじて扱う傾向があります。
感情と思考のやりとりから人の行動が生まれます。
感情や感覚を大切にし、違和感を感じるときは、
理論や原理原則に縛られず方向転換する心の柔軟さを意識してください。

(2)「展開型」は、目標を適度にとりいれる

未来を予め決めずに、幸せや楽しさなど「価値観」を大切にしながら実現をしていく。
「楽しそうだからやってみよう!」そんなふうに人生の流れに身を任せるタイプです。
しかし、身を任せるというのは最悪の場合、自分の夢や目的・目標を他者に利用されてしまうこともあります。
目標を適度に取り入れるなど、バランスよく取り組むことが必要です。

4.両方のタイプに共通する、成功、目的・目標達成するためのポイント2つ

「目標達成型」、「展開型」、どちらのタイプの方も成功、目的・目標を達成する上で大切なポイントが2つあります。

(1)自分の価値観で、自分にとっての、最高の成功、目的・目標を明確にしてイメージする
(2)リスクを恐れないこと

(1)自分の価値観で、自分にとっての、最高の成功、目的・目標を明確にしてイメージする

成功、目的・目標を達成している自分なら、
起こったことをどう感じ、
どういう感情を感じ、
どのような思考をして、
どう行動をとるのか。
決めて、「どうすればできるのだろうか?」と繰り返し自分に問いかけ行動を繰り返すことが必要です。

あなたの成功、目的・目標達成は、自分だけでなく、あなたの周りの人、目に見えない誰かを幸せにすることを忘れずに、
しっかりと自分自身の価値観をもとに行動を決めてください。

#006 モティベーションがどうしても続かない!?という方へ vol.2 ~モティベーションの育て方~
で紹介した「目的・目標の4観点」が役に立つはずです。

(2)リスクを恐れないこと

一歩ずつ歩むときでも、人は前に進むと不安な感情を感じるものです。
この不安の対処法はたくさんありますが、
大切なことはあなたの成功、目的・目標に意識を集中させることです。
思考は「物的創造」と「心的創造」の2種類があります。
原理原則として、「心的創造」が優位です。
つまり、頭や心で思い描けないことは何事も現実として自分の目の前に現れることはないということです。
成功できない、目的・目標が達成できない、努力が続けられないという人は、この成功、目的・目標達成した時のイメージが曖昧です。

また、失敗を恐れたため、もしくは、自分を過小評価して、
謙虚な成功、目的・目標を設定して、
自分の理想に届かずに苦しんでいる人もいます。

その原因は、以下の3つです。
・無意識に現状維持を選択している
・リスクをとることを恐れている
・リスクをとって進むだけの力が自分には無いと思い込んでいる

リスクを恐れる人は、目の前にあるたくさんのチャンスが見えなくなります。
結果、たくさんのチャンスの機会を逃していることになります。
気づいていないのは、本人だけです。

最高の人生にしたいと思うのなら、
成功、目的・目標を達成したいと思うのなら、
一時の感情に捕らわれるのではなく、最高の人生を過ごしている未来の自分と約束し、決断をしてください。

自分の人生を最高の人生にしたいと願い、
目的・目標達成のために日々取り組み、工夫している
あなたならば、それは必ず実現します。

長文を最後までお読みくださり、ありがとうございます。

次回は、目的・目標達成とは逆の要素になる「目的・目標達成できない理由」についてお伝えします。

楽しみにお待ちいただければ幸いです。


『目標達成の駆け込み寺』主宰 佐々木 邦治 コンテンツ紹介LP
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