見出し画像

クリカのグレートサイクルと冥王星

11/20は、「13の月の暦」の365日暦だと常に倍音の月6日(=サイ時間KIN77)に対応し、今年はそこに260日暦のKIN136(6・戦士)が同期していた。どちらも、クリカにとっては非常に意義深い日で、それが山羊座から水瓶座への冥王星の移行という、西洋占星術の象徴的なイベントとも重なったのは、とても興味深いことだと思う。

私たちがクリカとしての活動を始めたきっかけは、オーストリア・グラーツで行われたダライ・ラマ法王14世(KIN14)によるカーラチャクラ灌頂にある。96のエリアから成るという不可視の聖地シャンバラと直結するこの教えは、人間世界ではダライ・ラマ法王が受け継いでいるが、シャンバラでは今もクリカ(系統保持者)という存在がその教えを護っているとされる。

ダライ・ラマ法王にとって27(=3×3×3)回目のカーラチャクラだったグラーツでの灌頂は、2002年10月21日(KIN136)に完了し、私たちはシャンバラとの縁を結んでいただいたのを深く実感した。今日は、その日から「13の月の暦」のツォルキンが31回巡ったタイミングに当たる。31が「57577」の合計であることに注目しておきたい。

当時の様子は『シンクロニック・ジャーニー』第1章に詳しく記してあるが、要約版もコチラにあるので、関心のある方は参照して頂ければと思う。そこから22年余りが経過した今年の「倍音の月」全体が、『時間の法則の20の銘板』(私が日本語版の制作世話人を務めた)の「ひと月=1キン」の見方でKIN96に対応するのも、この22年の体験を振り返ると偶然とは思えない。

さて、クリカでは「心身を育み霊性を高める」ことを目的に様々な活動を行っているが、その中で、国を失ったチベット人子弟の教育支援活動も行って来た。大きくするよりも息の長い活動をという方針で今も続けているが、当初、支援者側からの要望もあって、2006年11月20日(KIN66)に特定非営利活動法人(NPO)として登記をした経緯がある。

つまり、今日はNPOクリカの設立18(=3×3×2)周年当日でもあるのだ。クリカとしての活動のきっかけになったカーラチャクラ灌頂完了キン(260日暦の日付)と、法人としてチベットサポート活動をし始めた日付(365日暦の日付)がシンクロするのは、52年に一度のことである。

ちなみに、NPOクリカとして行って来た活動と内容は今も何も変わっていないのだが、法人である必要性と国や都への報告義務等(つまり手間)とのバランスを考慮した結果、18周年を迎える前に法人を解散する手続きを済ませたことを、この場をお借りして報告させていただく次第である(継続支援者の方には報告済みだが、折々のタイミングでご寄付下さった方にまでは報告できていなかったので)。

それにしても、これが山羊座から水瓶座へと冥王星が完全移行するタイミングとぴったりシンクロしてしまったのには驚かされた。何しろ、現在進行形の「青い律動の嵐の年」は、冥王星軌道と対応する太陽の紋章「青い嵐」から始まった1年である。それで、ちょっと気になって冥王星を調べてみたら、更に驚きの発見をしてしまった。

冥王星は1930年2月18日に、米国のトンボーによって発見されたことになっている。キンを調べてみると、何とKIN131(1・猿)。 5日前の倍音の月1日がまさにKIN131で、発見から133銀河スピン(260×133)に当たっていた。拙著『自分で感じ、自分で決める13の月の暦』は、そのピッタリ260日前の2月29日に発行されているので、その日が冥王星発見から132銀河スピンのタイミングだったことも判明した(KIN132に置き換えると時間トンネルの最終日)。

KIN131(青い磁気の猿)は『ドリームスペル』において「竜の創世記」から「猿の創世記」への移行を示すポイントであるだけでなく、燃える青い西の城(魔術の宮廷:星を変容する)の中心点であり、260キンから成るツォルキンの前半から後半への切り替えポイントでもある。それが冥王星の発見キンというのは、実に象徴的だ。

おまけで書いておくと、時間芸術学校クリカは、そのKIN131生まれの宮沢賢治の「農民芸術概論」にインスピレーションを受けて付けた名前でもある(時間芸術学校という所が)。

一昨日11/18に目にした世田谷区施設での一枚

さて、ここでKIN131生まれの拙著『自分で感じ、自分で決める13の月の暦』の第1部タイトルにもしている「前提を問い直す」に従ってみると、冥王星が「破壊と再生」を想起させ、世の中の事象にもそれが現れているかのように見えるのは、世界の政治経済に大きな影響を与えている人々に、そして世界のかなりの人口に対して西洋占星術が(意識的、無識的に)浸透しているからではないかと私は思っている。

なぜなら1930年まで冥王星は人類に認識もされていないし、Plutoと命名されたのもそれ以降の話だからだ。1930年以前に遡ってみても、冥王星の周期と歴史の動きに相関性があるかのように見えるのは、歴史的事象の中からその周期に見合うものをピックアップし、その周期に当てはまらない大変革についてはスルーしているからではないだろうか。これは他の周期説にも当てはまる話ではないかと思う。

ひとつだけ確かなのは、どんな周期で見たとしても、その周期に応じたそれなりの「繋がり」は見えるということだ。そして、ある繋がりに着目すると、それがより強化される側面があるということだ。外部世界(環境)と内部世界(心)は互いにフィードバックしながら強化しあう働きがある。だからこそ、天文学的に冥王星が発見されたとなると、多くの人はその影響を考慮するようになるし、そこからの視点で世界を見るようにもなるのだ。

そういう意味では、天文現象や自然現象との整合性、あるいは全体と部分との整合性がそれなりに取れていれば、どんな暦であろうと有効であり、生活にも役立てられるのだと思う。事実、グレゴリオ暦以外にも多様な暦が今も世界各地で使われ続けている。しかし、全体の調和度と整合性、そして自由度の高さという観点においては、今のところ「13の月の暦」以上のものを私は知らない。美しい世界を見て、体験してみたければ、実質的に暦を替えてみることだ。本気で取り組めば、どんな変容ワークより劇的かつ持続的だ。


以下は、この特別なタイミングの前後の日付に関する私的メモである。
今日までの3日間、サイ時間はKIN77(12・地球)であった。これは311東日本大震災のKINであると同時に、先日の世界水まつり2日目(秋分)のキンでもあった。ちなみに、明日のサイ時間は1キン戻ってKIN76(11・戦士)となり、これは世界水まつり初日(安倍元総理生誕70年)のキン、そしてチベット民族蜂起のキンでもある。

冥王星が山羊座に居た最後の日である11/19は、「13の月の暦」だと倍音の月5日、KIN135(5・鷲)で、月日の銀河の音が「倍音の(5)」で共鳴する「魔術の亀の日」であった。今月はそれに加えて28日周期も5日で、5が3つ重なる日でもあった。

また、KIN241(7・竜)の私にとっては、6/18(KIN241)に77銀河スピンを迎え、その55日後に55歳を迎え(8/12)、そこから更に99日が経過したのが昨日であった。この5:7(=55:77)の関係性は、『自分で感じ、自分で決める13の月の暦』第7章の「5年周期の秘密」で詳しく触れている。この関係性に気づくと、日本文化の根底にある5:7の働きにも自然と気が向くようになるだろう。

ところで、日本での時間の基準となる「東経135度」が通る兵庫県知事選を通じて、オールドメディアとそれに繋がる古い体制が綻び始めたのは、僅かに3日前のことである。その直後に、KIN135(青い倍音の鷲)が「魔術の亀の日」として巡って来たのは、なかなかに興味深い出来事だと言えよう。なぜなら、「青い倍音の鷲」のキーワードは「輝きを授ける/命じる」「ヴィジョンを創り出す/マインド」で、「青」は「変容」を示す色でもあるからだ。

冥王星が水瓶座に移動した今日以降、こうした変容プロセスは世界各地で加速することだろう。しかし、忘れてはならないのは、それら全ては人類の集合的無意識と関係しているものであり、無意識領域にある前提や条件付けから自由になった人が増えるほど、世界の自由度も上がるということである。(D)

倍音の月6日 6・戦士(KIN136)

追記:クリカ共同校長でシャンバラ書道会師範の蘭禅は、共振の月5日(7/5)生まれで、その日のサイ時間は常にKIN96である。そして、現在の道筋はKIN86で、カーラチャクラの86代目の継承者であるダライ・ラマ法王とシャンバラ共鳴している。

🌟クリカの有料メルマガ「驚きは魂のごちそう」最新Vol.90
🌟12/14(土)神楽坂「ツォルキンとサイ時間単位の5:7」
🌟
12/21(土)横浜「 13の月の暦レクチャー冬至スペシャル」
🌟
時のからだ塾 新塾生若干名募集中

いいなと思ったら応援しよう!

クリカ(時間芸術学校)
サポートに感謝いたします! 提唱者のホゼ&ロイディーン・アグエイアス夫妻が伝えた「平和の暦」としての本来の『13の月の暦』の普及活動とチベット・サポート活動に活用させていただきます。