私の英語どうなん?②

「電気のピッピ」ね、しょっちゅうかくれんぼしはんねん。ソファーのすきまとか、メイクボックスの中で化粧水と並んで立ってんねん。あの子 自分の色と化粧水の色 一緒ってわかってる。
ごちゃごちゃごちゃ。。。


ホストシスターとオーストラリアの学校に通い始めると、まぁ毎日が新鮮なこと!
バス通学中の街の景色を見るだけでも、日本のそれとは違いすぎて、へぇ〜ほぉ〜の連続。
そもそも田舎育ち中3娘の私は、日本の世の中のことでさえもよくわかっていない。

当たり前だが、英語がそこらじゅうから聞こえてくる。全然聞き取れない。しかし話しかけられた時は何か返さないといけないと思い、人の表情や周りの雰囲気をつかめるよう、神経は常に緊張させていた。そのせいで学校から帰ると、毎日ぐったり。

オーストラリアの学校では、ホストシスターのクラスに一緒に参加することもあった。彼女は日本でいう高校生の年齢。たしか数学の授業だったと思うが、クラスの人数は20人前後。数名の生徒は足を組んで椅子に座り、制服を着ているがブレザーのボタンを外してる人もいるし、スカートがめちゃくちゃ短い女の子もいる。日本の中学で服装身なり・姿勢態度をきちんとすることが当たり前だと思ってきた私には、そのこともカルチャーショックの一つであった。


1人の男子生徒がクラスに遅れて入ってきた。
何事もなかったようにあいている席に座ったが、先生(男性)は彼の方を数秒無言で見て、何やら話し始めた。彼と先生は割と落ち着いたトーンで会話していたが、急に彼がバッグで机をバンッ‼︎と叩いてクラスから出て行った。


ほぇ〜こわっ‼︎‼︎
いわゆる不良生徒ってやつ⁉︎
しかし2人何てやりとりしてたんやろ?
ぜんっぜん聞き取れへん...


そんな中、唯一私が安心できたクラスがあった。ホストシスターが日本語のクラスをとっていたのだ。かなり記憶がぼんやりしているが、その日は漢字の授業で、先生に「あなた、この漢字書いてみて。」と言われ、私は前に出てボードに漢字を書いた。日本の小学校低学年レベルの漢字だったと思うが、サラッと書いた私に、クラスが少しざわっとして、思わぬ拍手をもらった。

みんなもこんなん書けるの当たり前やんと思っていたはず。しかし、私はこのクラスに受け入れてもらえたことがとても嬉しかった。


豪州ライフが数日経ち、まだまだ聞き取れない、言いたいことがうまく言えない日々が続き、メモに書いて練習して伝える方法は健在だったが、生活リズムが落ち着いてくると、会話のラリーがほんの少しスムーズになっていくような気がした。私しか気づかないくらい、ほんの少し。



③につづく。。。ように記憶掘り起こし中w


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