私の英語どうなん?③

「電気のピッピ」実は双子やねん。全然見分けつかへん。ほんで2人同時に隠れる時ある。双子のもう1人の名前?「電気のピッピ」やけど。
ごちゃごちゃごちゃ。。。



ホームステイの思い出。
そして失敗談。


ホストファミリーの家に到着して、まず出迎えてくれたのは元気なワンコのヨークシャーテリアちゃん。名前は...忘れてしまった。歓迎してくれているのか警戒しているのかはわからないが、私に向かって盛大に吠えてくる。帰国する頃には、朝気がつくと私のベッドでよく寝ていた。

ホストファミリー宅は外壁がクリーム色の平家。庭は芝生がしっかり張られ、とても広い。どこまでが家の敷地なのかわからないほど。内装は壁も家具も白で統一されて、オレンジの落ち着いた照明。アイランドキッチンの後ろ側に冷蔵庫。その奥にパントリー。

私に用意してくれた部屋もとても広く、セミダブルのベッドを独り占めさせてもらった。シャワールームにはバスタブがあり、一度だけバスタブを使わせてもらったが浅すぎて、うん...シャワーだけでいいわ、となった。トイレはもちろん洋式。

(え? 鍵ないやん⁉︎)

(あ!事前学習で、トイレに鍵がない家もあるって聞いた。中に入ってる時はドアを閉める。トイレから出たらドアを開けたままにしておく。これほんまなんかな?もし用を足してる途中でドア開けられたら泣くで。)と思っていたが、ホストシスターは「ここのトイレはほぼあなたしか使わないから、心配しないでいいよ。」と言ってくれて一安心。この英語はなんとか聞き取れた。

ある週末に、ホームステイを受け入れてもらったお礼に私がカレーライスを作った。カレールーは日本から持って行った...ような気がする。その日は、自立して別の場所で生活しているお兄さん(20代前半くらい)も家にいた。ホストシスターとお兄さんとカレーを作りながら、「この野菜は日本語でどう言うの?」「スポーツは何が好き?」などと、私にわかりやすく話しかけてくれた優しさに感謝。

ただ、私がこう思えるのは今だからで、当時は(お!聞き取れた!返事できた!)と思っていただけ。相手が私の気持ちや様子を気にかけてくれていたことに対しては、その時には感謝の気持ちすら浮かばないほど、自分のことで精一杯。


はい、失敗談いきましょか。

ある金曜の夜にホストシスターが「明日はパーティーがあるからね。」と言っているのを私は聞き取った。

(え?何時から?
え?私も一緒に行くんやんね?
え?どんなパーティー?)

おそらくホストシスターはこれらのことも私に説明していたのかもしれないが、聞き取れていなかった。聞かないといけない質問が沢山あるのに私は勇気を出せず、理解したような返事をして、ベッドに入った。

目が覚めると、土曜の朝10時半。

寝過ぎた〜と思いながらリビングに行くと、ホストマザーがブランチにアボカドバーガーを食べながら、緑茶を飲んでいた。

(あれ?ホストシスターがいない。
どこ行った?)

「あなた、よく寝てたね〜もう10時半よ。ハンバーガー食べなさい。」とホストマザー。のんきな私は促されるままハンバーガーを食べた。ホストシスターはお昼を過ぎても帰ってこない。

15時を過ぎて彼女が帰ってきた。
いつもよりオシャレしている。

(え...もうパーティー行ってきたんや...
あ...私...やってしまった...)

ホストマザーが「この子10時半まで寝てたのよ。」と説明し、彼女は私の方を見て呆れた顔をしている。

(どうしよう...謝らないと...でも私には関係ないパーティーだったかも...でももし一緒に行くパーティーやったら、まだ寝てる私に声かけてくれてもいいやん...いや、ちゃんと確認せんかった私が悪い...)

その日は、ホストシスターとなんだか気まずい感じで過ごすことになった。自分の英語力と勇気のなさに悲しくなった。



④へつづく。。。

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