グミって木になるんやで

「グミが木になる??何いっちゃってんの?
あは あはははははwwwwwwwwww
グミって舶来のお菓子でしょおおお?
はははははははwwwwwwwwwwwww」


ノンノンノン。
グミって木の実なんやで。

緑豊かな場所や田舎にお住まいの方はよくご存知なのではないだろうか。

木になるグミ。



小学校の帰り道。
バスを降り、そこから家まで小学生の足で20分くらいの道のり。
その道のりを、私と同じ方向に帰る友達は一時間くらいかけて帰っていた。

学校のきまりでは寄り道をせず家に帰りましょうと言われていたが、遊びながら帰る私達には到底守れないルールだった。

アニメや漫画の登場人物になりきって、ごっこ遊びをしたり、虫を見つけてはキャーキャー言いながら帰り道を行ったり戻ったり。
木の実や草花を見つけては、食べられるかどうか試したり。
田舎の小学生あるある。(当時は)


そこで出会うのは、グミだ。
あちこちに自生しており、大人の背丈ほどの高さで、幹はそれほど太くない。小さめのしっかりした葉が枝から数え切れないほど生え、楕円形の真っ赤な実がたわわに実る。

そう。食べ放題なのだ。


食感は、外側がザラザラしており、噛むと...なんと言えばよいのか...ぐにゅぐにゅ...あれに似た食感の食べ物は...ゼリー?...ちがう...プリン?...いや違うんだ...誰か...誰か...あの食感を言葉で表せる人...助けて...

実の真ん中にはシワシワの細長い種がある。
優しい甘さ。実が赤ければ赤いほど甘いのだが、たまにすごく渋い実にあたる。あたりを引いてしまうと、渋柿を食べてしまった時のように、口内でなんとも言えない痺れのような感覚を味わうことになる。
味は...味はね...えーっと......誰か...助けて...


グミ。ごんべ。ごんめ。
誰に教わるでもなく、その赤く緑の木々の合間に実る木の実を私達はそう呼んでいた。

食べ放題で好きなだけ食べられるのだが、大人達からは、食べ過ぎるとお腹こわすよ!と言われていた。

苺でもなく、さくらんぼでもない、その得体の知れない赤い実を見つけ、テンションぶち上げで友達と一緒に食べ、種を飛ばして遊んでいた幼い自分を思い出すと、ノスタルジーの彼方に飛んでいきそうだ。。。



そんなに語彙力ないならここにグミの画像貼りなよ。
と思ったそこのあなた。
こんな時代だ。
各々で検索しよう。

画像の貼り方がよくわからんし、どこぞから拾ってきた画像をポンっと貼っつけてもよいものかビビっているのだ。
ごちゃごちゃごちゃ。。。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?