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【こじぷろ月次祭2023】💡参拝ガイド💫令和5年11月🌸「大国主命」⛩

こじぷろ月次祭つきなみさい2023年11月の参拝ガイドです。
11月のお題は、出雲大社の「神在祭かみありさい」にちなんで『大国主命おおくにぬしのみこと』がテーマです。
大国主命おおくにぬしのみことを祀る神社にお参りしましょう✨
神社の名称が一定ではありませんので、検索される場合には参拝される地域名と以下のキーワードで探してみてください。

💡キーワード
大国主命おおくにぬしのみこと大穴牟遅おおなむじの神、葦原色許男あしはらしこお、於保奈牟知、大穴道、大汝、オオアナムチ、国作大己貴命、八千矛神、葦原醜男、大物主神、宇都志国玉神、大国魂神、伊和大神、所造天下大神、地津主大己貴神、国作大己貴神、幽世大神、幽冥主宰大神、杵築大神

今回は、出雲大社の『神在祭かみありさい』と『大国主命おおくにぬしのみこと』、「大国主命おおくにぬしのみことを祀る神社」を紹介します。

🌸『月次祭つきなみさい』とは🌸
「月例のお祭り」という意味で全国各地の神社でおこなわれている祭事。(年1~2回ほど盛大におこなわれる恒例のお祭りを「例大祭」という)
こじぷろが設定した季節の行事にちなんだ神社⛩にご参拝に行ってみませんか✨
◆❖◆こじぷろ月次祭の目的◆❖◆
『神社文化に親しんでもらう』
〇神社でお詣りをして心身ともに清まる
〇神社に興味を持つ
〇主祭神など祀られている神さまに興味を持つ
〇推し神さまが見つかる

詳細はこちら⬇️⬇️⬇️
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神在祭かみありさい』とは?

 神在祭かみありさいは旧暦の10月に出雲大社で執り行われる神迎神事(神と人の神秘な伝統行事)。旧暦10月は「神無月」と呼ばれますが、出雲地方では全国の神様が集まって来られるため「神在月」と呼びます。全国の八百万やおよろずの神々が出雲の国に集まる月、神々が集う出雲の各神社では「神迎祭かみむかえさい」に始まり、「神在祭かみありさい」そして、全国に神々をお見送りする「神等去出祭からさでさい」が行われます。
●神在祭前夜(旧暦10月10日)
 稲佐の浜(国譲りの伝承地)では、神々をお迎えする神迎神事が執り行われます。稲佐の浜でお迎えした神々は、大国主神が待たれる出雲大社へとご神幸されます。

神議りかむはかり(旧暦10月11日から17日までの7日間)
 全国の神々は旧暦10月11日から17日までの間、出雲大社に集まり、人に知ることのできない人生諸般の事柄を神議りかむはかりにかけて決めるとされています。男女、様々な人々の「縁」もこの時に決めるといいます。
 神議りは大社の西方にある上宮かみのみやで行われ、大社本殿の東西にある十九社は、神々が休む御旅(宿)社といわれています。

神在祭かみありさい
 神在祭は、出雲大社の他にも日御碕神社や朝山神社、万九千神社、神原神社、神魂神社、多賀神社、佐太神社などで行われ、それが終わると万九千神社から神々はそれぞれの国に還るといわれています。

神等去出祭からさでさい(旧暦10月17日と26日の2回)
出雲大社では、神々を送る神等去出祭からさでさいが行われます。17日は大社からお立ちになる日、26日は出雲の国を去り給う日。

大国主命おおくにぬしのみこととは

 地上を統治して国譲りをした神話の英雄。大穴牟遅おおなむじの神、葦原色許男あしはらしこおなど多くの名前を持つ。大国主命は、出雲国に天降り、八岐大蛇を退治した須佐之男命と櫛名田比売の6代目の子孫として誕生。

 「大穴牟遅おおなむじの神(「偉大な土地の神」の意味)」と呼ばれていた大国主命は鮫に皮を剥がされて丸裸にされている兎(稲羽の素兎「兎神」)を助けたことにより、兄神たちが求婚していた八上比売やがみひめに結婚相手として選ばれます。このことによって大穴牟遅おおなむじの神は兄神たちの恨みをかいます。
恨んだ兄たちの謀殺計画によって幾度も命を落としますが、その度に母の願いが通じて蘇り、須佐之男命のもとに逃れます。

 大穴牟遅おおなむじの神は須佐之男命の娘の須勢理毘売すせりびめと結婚します。須佐之男命は大穴牟遅おおなむじの神を葦原色許男あしはらしこおと呼び、さまざまな試練を与えますが、妻の須勢理毘売すせりびめの知恵によって危機を切り抜けます。
野原で火をかけられた時にはネズミに助けられることから、ネズミは福神、大国主命の神使しんしとされています。
その後も須佐之男命の試練はありますが、妻の機転で逃れ、妻と共に逃げ出すことに成功。須佐之男命は、大穴牟遅おおなむじの神に、大国主命となって国を治めるように命じ、須勢理毘売すせりびめを正妻とすることを許可。そして、大穴牟遅おおなむじの神は地上界で大国主命となって国を作ります。
 大国主命は八上比売やがみひめを呼びよせ結婚しますが、正妻須勢理毘売すせりびめを恐れて稲羽へ帰ってしまいます。

その後、大国主命は「八千矛神やちほこのかみ」として沼河比売ぬなかわひめに求婚しますが、正妻の須勢理毘売すせりびめは嫉妬します。大国主命は二人の妻とお互いに歌で気持ちを交わします(「神語かむがたり」)。
それからも、大国主命は多くの女神と結婚し、子を儲けることになります。
そして、大国主命は海からやってきた神産巣日神かむむすひのかみの子である少名毘古神すくなびこなのかみとともに国作り、さらに国譲りの神話につながっていきます。

系譜(家族👪)

大国主命おおくにぬしのみことの家族
義父👨須佐之男命すさのおのみこと
父👨天之冬衣神あめのふゆきぬのかみ
母🧑刺国若比売さしくにわかひめ
正妻🧑須勢理比売命すせりびめのみこと
子👶百八十神ももやそがみ

⛩️出雲大社いづもおおやしろ(島根県)

 島根県出雲市に鎮座する出雲信仰の中心地。正式には「いづもおおやしろ」。ご祭神は「大国主命おおくにぬしのみこと」。
 大国主命おおくにぬしのみことは「国作り」の大業ののち、天照大御神に国を譲って幽世かくりょという目に見えない世界を治めます。天照大御神は大国主命おおくにぬしのみことのために壮大な天日隅宮あめのひすみのみやを建て、御子である天穂日命あめのほひのみことに末永くお祀りするように申しつけたことが出雲大社の創祀。
神話では、「太く深い柱で、千木ちぎが空高くまで届く」と形容されるほどの威容を現していたとされます。
この天日隅宮あめのひすみのみやが出雲大社で、古くは杵築大社きずきおおやしろといい、「出雲国造いづもこくぞう」が代々祭祀を執り行っています。
 境内には、「ご慈愛の御神像」と呼ばれる「因幡の素兎」がモチーフとなった大国主命おおくにぬしのみこととウサギの青銅の像、66羽のウサギの石像があり、大国主命おおくにぬしのみことは、名前の「大国だいこく」から「だいこくさま」と呼ばれ、福の神として信仰されています。

⛩️北海道神宮ほっかいどうじんぐう(北海道)

明治2年、明治天皇のみことのりにより、北海道の開拓・発展の守護神として、大国魂神・大那牟遅神・少彦名神の三柱の神々(開拓三神かいたくさんじん*)を鎮斎ちんさいしたのが創祀。
明治4年、現在の場所に社殿が建立、社名は「札幌神社」となりました。
昭和39年には明治天皇を増祀(ぞうし)、社名も「北海道神宮」と改称。
御祭神は、大国魂神、大那牟遅神、少彦名神、明治天皇の四柱。

開拓三神かいたくさんじん•••北海道神宮などに祀られている三柱の神の総称。大国魂神(国土そのものの神霊)、大那牟遅神 (国造りの神)、少彦名神(国造りの協力神)。

大国主命おおくにぬしのみことが祀られている主な神社

出雲大社(島根県出雲市)、物部神社[境内 稲荷神社、一宮祖霊社](島根県大田市)、大洗磯前神社(茨城県大洗町)、大中神社(茨城県常陸太田市)、神田明神(東京都千代田区)、大國魂神社(東京都府中市)、氷川神社(埼玉県さいたま市)、一之宮貫前神社[境内 咲前神社](群馬県富岡市)、二荒山神社(栃木県宇都宮市)、日光二荒山神社(栃木県日光市)、大前神社(栃木県真岡市)、高瀬神社(富山県南砺市)、気多大社(石川県羽咋市)、気多本宮(石川県七尾市)、小国神社(静岡県周智郡)、富士山本宮浅間大社 [境内 久須志神社](静岡県富士宮市)、諏訪大社 [境内 大国主社]、秋宮恵比寿社(長野県諏訪市、諏訪郡)、南宮大社 [境内 樹下神社](岐阜県不破郡)、飛騨一宮水無神社(岐阜県高山市)、日吉大社 西本宮(滋賀県大津市坂本)、建部大社(滋賀県大津市)、砥鹿神社(愛知県豊川市)、出雲大神宮(京都府亀岡市)、愛宕神社(京都府亀岡市)、一宮神社(京都府福知山市)、地主神社(京都府京都市)、大国主神社(大阪府大阪市)、道明寺天満宮 [境内 元宮土師社](大阪府藤井寺市)、大神神社(奈良県桜井市)、大名持神社 (奈良県吉野郡)、有間神社(兵庫県神戸市北区)、高砂神社(兵庫県高砂市)、伊和神社(兵庫県宍粟市)、中山神社[境内 国司社](岡山県津山市)、飛瀧神社(和歌山県那智勝浦町)、金刀比羅宮(香川県仲多度郡)、八桙神社(徳島県阿南市)


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