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日常と非日常の狭間にいるひとりの石川県民として、今、思うこと。


クララです。
石川県在住です。


能登半島地震から、
5日たちました。


わたしは金沢市の隣にある、
野々市市という
小さな町に住んでいます。

被災地である
内灘まで車で40分、
輪島まで2時間、
珠洲まで3時間程の場所です。


ありがたいことに
電気や水道は使えて、
スーパーに空っぽの棚はあっても、
日常と変わりない生活が営めています。


非日常を感じる点としては、
日に何度も余震を感じること。
一日中、被災地へ向かう
自衛隊のヘリコプターが飛んでいること。
娘の小学校の安否確認が終わらないこと。
ママ友の誰がどこに帰省しているか、
被災しているのか、
避難しているのか、
全容が把握できていないこと。
能登の実家に帰れない人がいること。
二次災害の危険がある
被災地へ支援に向かう人がいること。
父の金沢市にある研究室が、
足の踏み場もない状態になってること。


たくさんの身近な方が、
泣くのを堪えて、
気持ちを奮い立たせて、
日々を営んでいること。


同じ石川県民でありながら、
寒さに震えることも、
食べ物に困ることも、
トイレに困ることもないことに
言葉にできない思いを抱えながら。


今週末には、
石川は雪の予報になります。
北陸の冬は、厳しい。
本当に、とても厳しいです。


テレビをつけると、
厳しい現実があります。

たくさんの、言葉にならない
哀しみを感じます。

被災地での命懸けの救助場面を
目の当たりにします。

羽田の事故も、
ご家族のことを思うと言葉になりません。


ふとした拍子に、
涙がでます。


わたしには、
小学2年生と年長の娘がいます。
地震の時は怯えて、
夕食も喉を通らないくらいでした。

でも、
子供達は逞しいもので、
わたしの心の揺れを察しながらも
元気いっぱいでいてくれて、
救われています。


今のわたしにできることは、
とにかく
子供たちと"いつも通り"の
日々を過ごすこと。

情報をシェアすること。

今の自分の思いを、
言葉にすること。

自分にできることは何か、
いろいろ考えたけれど、
やっぱり、
わたしには書くことしかできない。


特に被災地の近くにいる方は、
"もっと大変な人がいるのだから"と
いろいろな思いを、言葉を、
呑み込んでいると思うのです。


自分でも言葉にならない
この思いをかき集めて
文字にすることに
意味があるのかとも思いましたが、
言葉にしてみないとわからないので。


能登半島地震から、5日。
たくさんの人の
優しさを感じています。
感謝しかありません。

遠方からニュースを見て、
被災地に知り合いがいて、
大切な人が支援に向かって、
安否不明の人を探していて、
身内が被災して、
大切な人を亡くして…
いろいろな立場の"いたみ"があって。

でも、
ソコにある"哀しみ"は、
同じだと思うのです。

"ヒト"は、
本当に、
優しい生き物だから。




"ふとした拍子に泣いてしまう"

今、そんな状態にある人は、

どうか、
泣くことを、
自分に許してあげて欲しいのです。

わたしも今日まで我慢してたのですが、
ココがわたしの限界でした。

今朝、ふと思いました。
どうしてこの気持ちを、涙を、
堪える必要があるのかと。

だから、許してあげることにしました。
自分に。


ソレは、
きっと、
今、どこかで泣いている人の、
泣くのを堪えている人の、
涙だから。


きっと、
悲しみを、
わかちあっているのだから。


たくさんの人の優しさと愛に、
心から感謝しています。
祈りをこめて。

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