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『星々文芸博2024』にて。

「今日こそは表紙で選ばないぞ!」

強い意思をもって、創作物即売会『星々文芸博2024』の会場を一回りした。
だけど、手にとったのはオシャレだったり、可愛かったりな表紙のものばかり。
文芸的なものを見にきた。
だから中身が大事なのはわかっている、はずなのだけれど。
中身で選べない自分が恥ずかしい!
売り子さんの影響があるのは、イベントの良いところだから百歩譲るとして。
あれ? オジサンが売り子のブースは、自然と避けていたような。
自分もオジサンなのに!

お笑い芸人・カズレーザーさんは、本を買ったらカバーをすぐに外す(捨てる?)といった話を『アメトーーク!』でしていた。
自分が、そんな境地になることってあるのだろうか。
帰りの電車の中、会場で買った本を読みながら、そんなことを考えた。
真っ先に読んだその本は、買った中でも一番デザインが気に入った本だ。
中身だけで選ぶのは、難しいことなのだろうか……。

実は思いきって最後の一冊を買ったとき、作者の方に表紙やデザインのことを聞いてみた。
「まずは手に取ってもらうために、力を入れて工夫している」と、サラっとこたえてくれた。


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