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ゲームデザイン超入門

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ゲームデザインなどを見直すきっかけになるメモを書いていきます。初心者向け。
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#ゼビウス

電子書籍『ゲームデザイン力を育てる50の講義』を出版しました。

noteを毎日更新したおかげで電子書籍がつくれました。メインの仕事以外に趣味とか副業で、なにかをアウトプットしたいなあと思っていました。でも、なかなか続きません。 そんな時『習慣づけをするには、細切れに小さくして・無理なく・毎日やれる範囲でやったほうが良い』という動画をみました。たしかに、これは思いあたります。 だったら、まずは一番好きなゲームでやってみる! そう思ってはじめたプロジェクトがゲームデザインやゲームシステムに関するエッセイ『ゲームデザイン超入門』です。 毎

隠しキャラクターのいる場所をこっそりと教えてあげよう。

隠しているのに教えてあげるとは変な話ですが、あくまでもヒントです。名作STG『ゼビウス』には地上攻撃の着弾点を可視化するための照準がついています。これが地中に埋まっている「ソル」というタワー型のボーナスキャラクターの上だと点滅します。センサーを兼ねているわけです。隠してあるものがみつかる必然が用意されていることでプレイヤーは本気で探すことができるのです。

プレイするたびに状況が変化するゲームシステムを考えてみよう。

『ゼビウス』はプレイするたびに敵機があらわれる順番がかわります。地上のレーダーを破壊すると、敵機の出現パターンテーブルが巻きもどされる仕組みです。レーダーは攻撃してこないので倒す必要はありません。でも放置しておくと出現パターンテーブルが進行して強い敵がでてきてしまう。そこに駆け引きがあります。ランダムではないから上級者には戦法を選ぶたのしみもあるのです。