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ククリーナさんのけもフレ2改善案(2話編)

けものフレンズ2(以下けもフレ2)の2話が1月22日に放送されましたが、評価は1話の時より下がりとても芳しくありません。
私も視聴しましたが1話が色々と詰め込み過ぎて一つ一つの情報が大雑把であるなら2話は一つ一つのシーンが間延びしていて肝心な部分が抜け落ちた「描写不足で退屈なアニメ」という評価しか出来ません。
2話はどこがいけなかったのか?
「ククリーナさんのけもフレ2改善案」では今回も削除すべき点、変更すべき点、追加すべき点の3項目を挙げて「こうすれば良くなる」案を出していきたいと思います・・・結構辛辣なので注意。

【削除すべき点】

ジャイアントパンダ以外の全て

非常に残念な事ですがけもフレ2の2話については物語の根本からして意味がないのです。
というのも2話でキュルル達がやった事が「レッサーパンダの嘘による無駄な徒労」と「修復した公園で遊んだ」しかないからです。
セルリアンとの戦いも相変わらず「パンチ一発」で済ませてしまいますし2話の無駄と描写不足は深刻で何を視聴者に伝えたいのか全く判りません。
レッサーパンダも「本当はキュルル達が案内して欲しい場所を知らないのに功名心を満たす為に嘘をついて道案内と称して適当に竹林や標高の高い山を無駄に歩かせ、それをカラカルに咎められ都合が悪くなると泣いて誤魔化し謝罪すらしない」性格であり子供向け(と思われる)アニメにおいて非常に不釣り合いなキャラであります。
事実として述べますがレッサーパンダの登場によりカラカルが何の落ち度もなくレッサーパンダの非道に対して当然の反応を示しただけなのに株を下げてしまっています。
(レッサーパンダについては他にも色々語りたい事がありますがそこは別の話として省略するとして)レッサーパンダは登場人物に悪影響を与える存在であることが非常に看過できない問題なのです。(あと、アプリゲームの時のレッサーパンダとは性格が違います)
そして公園の修復も成し得た事による影響が「娯楽が増えた」程度でしか無く、キュルル達の冒険にもジャパリパークの今後にも影響を及ぼさないので「それがどうしたの?」としか思えません。
一番の問題は重要な情報はバッサリと消して無駄なシーンが多いことですが・・・。

【変更点】

ジャイアントパンダの性格、ファイトスタイル

ジャイアントパンダの居眠りキャラ的な性格は物語のテンポを著しく停滞させるだけで非常に無駄です。(ジャイアントパンダの居眠り設定はアプリゲームでも「どこでも寝れる」という設定があるのでアプリゲームの時の設定に準じている可能性がありますが)
そこでジャイアントパンダの性格を変更する為の参考としてジャイアントパンダの生態を調べてみたところ、実は大食いで(消化率の問題もありますが)平均して一日に14時間以上も食事に時間を費やしている事が判りました。
またジャイアントパンダは笹が主食というイメージが強いですがこれは笹が入手しやすいからであって実は雑食で肉も食べます。(人里に降りて家畜を食べる事件もある・・・)
なのでジャイアントパンダを「大食いキャラ、グルメキャラ」に変更しましょう。
ファイトスタイルについてはジャイアントパンダは熊の仲間であるから瞬発力と怪力を併せ持ったパワータイプであり「東京フレンドパーク」のようなパンチを連打するファイトスタイルはジャイアントパンダに似つかわしくありません。
なので2話の様な数で押すセルリアンの襲撃ではジャイアントパンダはラリアットの一撃を複数のセルリアンを同時に吹き飛ばし、後ろに控えていたセルリアンもジャイアントパンダに吹き飛ばされたセルリアンに巻き込まれてボウリングのピンみたいに一掃される・・・そのような戦い方こそジャイアントパンダらしさが伝わるはずです。
また、笹をなぎ倒すようにセルリアンの群れを掻き分けてキュルル達を助けに行くシーンなんかもあるとさらに良くなるはずです。

2話の内容

2話の内容は根本から変える必要があります。
唯一成し得た公園の修復も無くても困るものではなく何度も言いますが「それがどうしたの?」という感想しか持てません。
その一番の理由は公園が無くなって誰かが困っていたわけでも無かったからです。(そもそも公園の存在自体まるでタケノコのようにニョキっと生えてきたわけですし)
なので2話の内容では「誰かが困っていて、それをキュルル達が解決する」内容に変更するべきでしょう。
そこで今回はジャイアントパンダの特性の一つである「雑食」を生かす形で考えたのですが、笹ばかり食べているジャイアントパンダは「笹以外の何か美味しいものが食べたい」「ジャパリまんの配給される数が限られていて一杯食べられない(若しくは配給そのものが無くなったから一切食べられない)」など食に関する悩みを抱えたジャイアントパンダをキュルル達が解決する内容へ変更すると幾らかマシにはなるはずです。

【追加すべき点】

発端、経過の描写

けもフレ2の2話で絶望的に足りないのが発端、経過の描写であります。(経過の描写については更に言えば必要な部分が欠けているのに余分な部分はくどい位に一杯描写されているのが問題です)
なので発端と経過についての描写は取捨選択をしっかりした上でちゃんと入れましょう。

ジャイアントパンダの攻撃のバリエーション

けもフレ2の戦闘シーンは「パンチ一発」で全て終わってしまうのがダメなのでちゃんと複数の攻撃シーンを作りましょう。

【まとめ】

必要最低限の起承転結を描写し、最低でもジャイアントパンダの見せ場だけは確保する

今回の2話改善案では以下のように竹林でパンダに出会うのをきっかけにして物語を進めていきましょう。

①竹林の中を走る電車の中で駅に竹林に興味を持った一行が途中下車する(この時⑥の伏線の為に車内販売でジャパリまんを入手する)

②駅を出て竹林を歩いているとしょんぼりしたジャイアントパンダに遭遇、話を聞くとジャパリまんの配給が途絶えて笹しか食べられなくて困っているので一緒にジャパリまん(と配給担当のラッキービースト)を捜索することに(①で入手したジャパリまんはこの段階で分け与えても良い)

③捜索していると倒れたラッキービーストを発見、何かに反応したかの様に再起動したラッキービーストから何者かに襲われて吹き飛ばされてしまった際にジャパリまんを無くした事を告げられる、現場の状況からセルリアンにジャパリまんを奪われたのでは無いかと考え捜索を続行(ジャパリまんにはサンドスターが含まれているのでそれを狙っての襲撃だった?)

④更なる捜索の末に襲撃したと思われるセルリアンを発見するがジャパリまんは既に食べられた後でありジャパリまんを食べられなかったパンダが激怒、怒りを込めた一撃で複数のセルリアンをまとめて撃破する

⑤ジャイアントパンダの一撃に恐れをなしたセルリアンが逃走を開始するが怒り心頭のジャイアントパンダが竹をなぎ倒しながら追跡してセルリアン蹂躙、その後大泣きする

⑥キュルルが余ったジャパリまんをジャイアントパンダに分け与えることでジャイアントパンダの機嫌を直し、一行は再び別の目的地に向かう(②の時点でジャパリまんを分け与えた場合は車内販売から追加のジャパリまんを引っ張り出した事にする)

この改善案でもストーリー上の穴はあるとは思いますが幾分マシな作りにはなる筈ですしただ無意味に公園の復旧をするより「困ったフレンズを助ける」目的で何か行動することの方が物語としての意味を成すでしょう。

ヘッター画像:こじょりん【ドルオタ研究科】さんの【noteヘッダー用その8】より
https://note.mu/brandkojo/n/nd600a20f89c9?magazine_key=m4cef426eadfa


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