グラスアイを作り始めたきっかけ
2021年8月25日からグラスアイを制作しはじめ、2023年で2年目に入ることになりました。
明らかに人生の転換期だったなあと今でも思うのですが、グラスアイを作ることになったきっかけを書いてみようと思います。
ガラス製品が好きな幼少時代
もともと、ガラスで作られたものが好きでした。
お土産物屋さんで500円以下くらいで売られていた例のアレです。
なつかし~~~~~!!!!!!って思った方はたぶん同年代くらいだと思います。
私が女児だった平成一桁年頃は各地のお土産物屋にこういうガラスアニマルがこれでもかという程陳列されており、私も欲しすぎて常に親にねだっていた記憶が朧げながらあります。
一度背負っていたリュックをぶち当てて棚にあったガラスのイルカを吹っ飛ばして破損させてしまい、両親が店員さんに平謝りして弁償していたのを見たときは未就学児ながらに罪悪感で死にそうになったこともなんとなく覚えています。
しばらくの間ガラスの動物がトラウマになった私でしたが、トラウマも癒えた頃、末っ子のわがままっぷりを発揮し、各地のお土産物屋さんで親にねだってちまちまとガラスの動物たちを集めディスプレイしてほくそ笑んでいたのですが、年齢を重ねるごとに興味は失われていき、気付いたときには私のガラスの動物たちは親によって処分されていました。ちょっと悲しいね。
さて、そんな私は2014年にドールと出会いました。
ドールとの出会い
元々、私は絵よりも小説をメインに書いているオタクだったので、絵を描くのは幼少の頃より好きだったものの未だに絵を描くことに自信がありません。
あるとき、仲が良いと思っていた人に「にれって絵ヘタクソなくせに絵上手い人にすり寄ってるの笑うわ(笑)」的なことを言われていたことを知り、正直めちゃくちゃ落ち込みました。
確かにうまいわけじゃないけど、そんなのひどいよ~~!?と思い、絵の激ウマな鴉さんにすり寄って慰めてもらっていたところ(こういうところやぞ)、「人体描く練習として、ドール見て描いたら?箱入りになってる子あげるよ」と言ってくれた。
ドールは、鴉さんから写真をたくさん見せてもらっていたので可愛いな~好きだなと思っていたけど、当時学生の私はとにかく貧乏だったため縁がないなあと思って諦めていたところに、まさかの話が転がり込んできて、エ~~!?そんな悪いよ~!?と言いながらも心はもうすでにドールをお迎えしていました。そんなこんなでドールオーナーデビュー。
初めてのレジンアイ自作
そしてどうしても我慢できず二人目のドールをお迎えしたとき、デフォのグラスアイがあまりにも色が暗くて深淵の眼に見えることが気になって気になって仕方なく、ガラスの目玉が欲しいけど二人目のドールをお迎えしてお金が枯渇していたため出来るだけお金を使わずに目玉をなんとかしたい…そう思って作ったのがネットで検索して出てきたループエンドレジンアイでした。
めちゃくちゃ簡単そう!私でも出来そう!と思い、急いで100均でループエンドを購入、元々持っていたマニキュア等とUVライト(ネイル用)を使ってレジンアイを作ってみました。
でもやっぱりループエンドレジンアイって安っぽいんですよね。上手な方が作ったらそうでもないんでしょうが、元々雑でおおざっぱでセンスのない私が作ったものはなんだかいまいちな気がして、結局いくつか作って飽きました(早いな~)
それからというもの、元来の収集癖に火が付き、グラスアイ沼に片足を突っ込みかけた私は、素敵なディーラー様のグラスアイを何年もかけてこつこつと集めながら、「ああ~いいな~。いつか自分でも作ってみたいな~。でも難しいんだろうな~。でも機会があればやってみたいな~」と夢想する日々を過ごしていました。
転機
2021年夏、実は体調を崩して少しの間仕事をお休みしていた時期がありました。
何もすることなく…何も出来ず…ただのうんこ製造機として茫漠とした日々を過ごしていたとき、録画していた世界の果てまでイッテQ!を観ていたところ、某夫人たちがガラス細工をしている回がありました。
この回です。
そういえば、大学生の頃唐突に吹きガラスをやってみたくなり、友達に一緒に行こうよと言ったら「いっぺん行ったことあるけどまじで難しいしクソ暑いからやめとこうで」と断られたことを思い出し、気分転換に行ってみるかぁ、近くにあるかなと検索したら地元の近くにめちゃくちゃガラス工房がありました。
家族に興奮しながら「近所にガラス工房結構あるんやて」と言うと、「有名やん」とあっさり返されました。
え!??!?そうなの!??!?!?!?
全く知りませんでしたが…。
吹きガラスじゃなくて、トンボ玉だったらもしかしてグラスアイとか…作れる?とふと思いつき、近くのガラス工房さんに「グラスアイを作ってみたいのですが、初心者でも作れますか?」という問い合わせのメールを送った。
そうだよね~やっぱり無理だよね…グラスアイを教えてくれる工房さんは京都なので、さすがに通うのは厳しいな、と思って諦めかけていたところ(1件目の工房さんでは一度トンボ玉体験は行きました)、近所では最後のガラス工房さんに(メールアドレスが載っていなかったため)電話をしてみました。
「あの、ガラスの目玉を作ってみたいと思ってるんですけど」
「グラスアイですか?」
「はい。まだトンボ玉体験一度やっただけの全くの初心者なんですけど…」
「別に、工房に来て作ってくれてもいいですよ。ただ、私は専門じゃないので詳しくは教えられないですが」
ギャオ~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!!!!!!!!!(ブラジルまで届くクソデカハイパーボイス)
ほんと!?ほんとに!?と思いながら、早速初回のトンボ玉体験を予約し、ウキウキで体験日を待ちました。
初めてのグラスアイ
体験日当日、めちゃくちゃワクワクしながら工房に着いて、先生にトンボ玉のことを教えてもらっていたのですが、途中で先生が「グラスアイ作りたいんでしょ?虹彩線作っておいたので、これでやってみて」と虹彩線を手渡してくれました。
い、いきなりやっていいんですか!??!
あらかじめ用意しておいてくださったお心遣いにも感謝しつつ、作ってみるもまあ出来るわけないですよね。
でも、めちゃくちゃ楽しくてあっという間に時間が経過しました。
こんなに何かに夢中になるのは本当に久しぶりで、自分がすごく生き生きしているのが実感できました。
出来はともかく、30回作るまでこのツイートのツリーにつなげていたのでよかったら見てやってください。出来がすごいので。
今でもたまに昔の写真を見返して、初心に戻っています。
これからも頑張って制作するので、よかったら応援してあげてくださいね😊
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