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三浦春馬君へ

あれから3年が経ちました。

長く続いた梅雨の土曜日でした。
TBSの「音楽の日」を観ながら、春馬君の訃報を知った時の衝撃、その時に見た情景、そして、私の身体に起こった反応は、今でも鮮明に記憶に残っています。

月日は流れました。

だいぶ回復はしてきましたが、世界はいまだコロナ禍から抜けきれないままですし、ロシアのウクライナへの軍事侵攻は続いています。
なんて世の中なのでしょう。
苦しんでいる人は、この世界にはまだたくさんいます。
複雑で、どう変化していくのか予測がつかない、そんな不安定な空気感を感じています。
こんな世の中を、どう思いますか。

春馬君がいなくなってからの日本のエンターテイメントの世界も、色んな事があったように思います。
春馬君の出演した作品は全て放送、公開されました。
春馬君が出演する予定だったミュージカル「イリュージョニスト」も、これもコロナの影響で当初の予定通りにはいかない部分もあったようですが、海宝直人さんが主演を務めました。
コロナ禍を経て、試行錯誤しながらも、フルの有観客で公演ができるようになりました。
「キンキーブーツ」は、昨年、城田優君のローラで再々演を迎えました。
春馬君を失い、きっとキャストやスタッフの方々も、悲しみの中にいたのでしょうが、春馬君のレガシーを受け継いで、少しずつ前を向いて進んでいるように思います。
そんな様子を、どういう風に見ていましたか。

私は、2020年の後半は、春馬君が亡くなった悲しみに暮れて、ずっと泣いて過ごしていたように思います。
そんな私でも、少しずつ気持ちの折り合いがつき、落ち着きを取り戻し、今では、春馬君が亡くなる以前の生活と、ほぼ同じぐらいのレベル感で日常生活を送れるようにもなりました。
どうしてここまで回復できたのか、自分でも不思議です。
今は、微妙なお年頃のため、地味な体調不良は頻発し、仕事のことやらプライベートとことやら色々あって不満を募らせることもありますが、泣くほどの辛さとまでは行かず、総じて、心穏やかに過ごせているのだろうと思います。
3年前、私自身がそうだったように、しんどい日々を送っていた方は少なくなかったと思います。
春馬君は、きっとそんな様子を空から見てて、自分のせいだと申し訳無さを感じたり、心配していたりしたかもしれません。
でも、もうそれも大丈夫だと思います。
もう心配しないでほしいです。

7月18日、3年前のこの日のことを忘れるわけがありません。
その日から3年が経ちました。
春馬君がこの世にいなくて、寂しいし悲しいけれど、今日も私は春馬君のことを思いながら、この世に生きています。
この3年、春馬君のことを想わなかった日はありません。
春馬君のことは、忘れません。

ようやく、この言葉を言えるようになりました。
春馬君のご冥福をお祈りします。















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