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実朝暗殺の黒幕は!?

Yudaiです。

相変わらず毎週の大河ドラマを楽しみに一週間を頑張っております。

何故ここまで近年稀に見るどハマりをしているかというと、日本史好きの私、実は鎌倉時代が一番好きなんです(知らねえよ)。

好きな理由は話せば長くなりますが、900年くらい前の話なのに、鎌倉という身近で、皆の憧れの地が舞台というのが大きいですかね。

執権北条義時が主人公の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」。これはもう見るっきゃないわけです。

13人って誰だっけ??状態の方がいらしたら、こちらをご覧ください。

昨年、実際に鎌倉、そして鶴岡八幡宮に訪れました。

週末だったからか人通りはまあまあでしたが、やはり、コロナ前に比べたら参拝する観光客もやや少なく感じました。今はどうなのかな。

鎌倉駅から歩いて参道に行き、本宮の方を見上げると、何度見ても「おお〜」と感嘆してしまいますね。

そしていよいよ大銀杏跡まで来ると、「ああここで、源氏将軍が途絶えたのだ」と物思いに耽てしまいます。

そうなんです!!大河は、いよいよその悲劇の回へ!!

実朝暗殺!!!!!

今だに多くの謎の残る史実。今週は、来週の大河に向けて、おさらいも兼ねて実朝暗殺に関する説をご紹介したいと思います。

そもそも、源実朝とは、鎌倉幕府第三代征夷大将軍(いわゆる将軍)

初代源頼朝を父に、二代目頼家を兄に持つ。

時の執権北条義時は、北条政子の弟のため、叔父にあたる。

絶大なリーダーシップを持った初代頼朝の死後、権力争いの結果頼家は義時らにより幽閉され、その頼家の子公暁によって、拝賀を迎えに鶴岡八幡宮を訪れていた実朝が誅殺される。

正に血に染まった一家。あな恐ろしい…。

何故そのような悲劇の最期となってしまったのか…!
公暁による暗殺は、実朝を殺そうとした「黒幕」によって実朝が父(頼家)の敵であると吹き込まれたためだとする説がある。
大河ドラマでも迫るところであるが、この「黒幕」には諸説あるらしいのだ。

①北条義時黒幕説
数ある御家人や、頼家、自らの父、時政までも自分と北条家の興隆のため排除してきた義時。その強硬さが、後の北条得宗を築くわけであるが、黒幕として公暁を唆していても何らおかしくない。

②三浦義村黒幕説
公暁の乳母は義村の妻。そんな近しい信頼の出来る男が黒幕!?とお思いかもしれないが、魑魅魍魎の鎌倉初期を、生き抜いてきた狡猾さをもつ義村は事実、実朝暗殺後の公暁をきっちりと裏切り、討ち取っている。
やはり黒幕は義村!?

③北条義時&三浦義村共謀説
①にて北条義時が怪しいことは述したが、しかしながら、公暁にとって義時は父の仇。本人が知ってか知らでか公暁に近づき、実朝暗殺の共謀を持ち掛けるのは考えにくいので、公暁が信頼を置く三浦義村と源氏滅亡を共謀したのでは!?

④公暁単独犯説
こちらが今最も唱える学者さんが多いとのこと。嫡流であれば公暁が鎌倉三代目になるところを、ひどい仕打ちを受け御髪下ろしまでされたとなれば、鎌倉殿の地位を妬んで当然。
しかしながら、どちらかというと恨むべきは父頼家を排した北条家である気がするのだが、悔恨と野心からの行動!?
『愚管抄』によると八幡宮では、実朝と併せて源仲章も殺害されているが、北条義時と誤って襲ったとされている。拝賀の際は、実朝の近くを歩くあずであった北条義時の位置に、実朝が信頼を置く後鳥羽上皇の側近、源仲章がいた。

⑤後鳥羽上皇黒幕説
武士である実朝に、右大臣職を認めるなど、表向きは柔和な態度をとっておいて、実は源仲章をスパイとして送り込み、将軍、執権諸共排除しようとした!?のであれば、何と恐ろしい計画。京にいながら正に手駒を操るかのように…!
しかしながら、公暁に殺されたのは北条義時ではなく仲章。その数年後に承久の乱を起こした上皇は、皮肉にも義時に敗北を喫すのだ。

[鎌倉殿の13人] 語り 長澤まさみ | オープニング映像・メインテーマ | 大河ドラマ | NHK

いかがでしたか??
こうやって考えるだけでも、ロマンがあるじゃないですか!その時代の御家人には絶対なりたくないけど笑!

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