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OneTimeCommunityとは

はじめに、この活動は私たちが長年続けてきた小さなイベントや展示会を通じて生まれたものです。

活動を通じて偶然的に発見したコンセプトは、無意識的に私たちの追い求める世界観と一致するものでした。

少しだけ、その成り立ちをお話できればと思います。


はじまり

はじめは、自分の好きなテーマについて語り合いたい、普段している活動や作品を見てもらいたいという、よくあるスタートラインでした。

しかし、当時学生だった私たちはギャラリーやイベントスペースを借りるお金がなく、なかなか個人でイベント立てることができませんでした。

ならばグループで場所を借りよう

しかし、限られたコミュニティ内でモチベーションの合うタイミングがなかなかなく、一回の企画を実現できるのにかなりの時間を費やしてしまっていました。

今思うと、そのようなことで調整に時間をとられ本当にもったいないなと振り返って改めて思います。。。

①イベント・展示会をする場所代が高い

②コミュニティ内のモチベーションがそろうタイミングが合わない


その結果として私たちがやったことは、

普段のコミュニティ外に仲間を探して合同で場所を借りようということでした。

しかし、せっかく合同でやるのであればテーマを決めてそれに沿った企画にした方が面白いんじゃないか、

そうなると勝手のわからない人たちと意見が合わない、、、

③知らない人とテーマを揃えるのが大変


そんなこんながあった結果、

テーマも告知も個別でやってもらって場所だけ一緒というものになったのです。

当時このようなイベントはうまくいくわけがない

なぜなら、テーマやいる人の価値観もバラバラなのだから

しかし、実際やってみた結果、その考えは間違いだったことに気づかされました。


複数のイベントが同じ会場で行われているということ

当日の会場の雰囲気は予想外に一体感のある空間になっていました。

普段全く交じり合わない人たちがお互いの作品や活動について語り合う。

半強制的に同じ会場で数時間一緒にいることで生まれてくるなにか

その中で会場の参加者を観察していると2つの性質があることが見えていました。

①ここでコンテンツを発信しているのは何かを他人に伝えたい人

②ここに来ている人は何かを吸収したい人


もちろん特異なカルチャーにだけ興味のある人はいますが、大きく括るとこのような性質と言える。

これを見て思ったことは

別に共通テーマはなくていい

むしろテーマが違ったほうが普段摂取している情報だから価値が高いし楽しい


今まで凝り固まった考え方がガラガラと崩れ落ちていきました。

会場ではよくアルコールの提供も行っていため、そこにある人間関係は更にになめらかになり、普段のコミュニィを超えた多様なコミュニィとなっていました。

一時だけだからこそ仲良くなれる、話ができる。


あらゆるコンテンツを受け入れる、ゆるやかな枠組みさえあれば成り立つ。



カルチャーが生まれる場所

この活動からカルチャーが生まれてくればいいなと思っています。

カルチャーというものは同じ価値観や感性の集まった場からは生まれません

多様な感性とそこに過剰なコミュニケーションがあって初めて文化というものは生まれてきます。

その状況をこの活動で作り出していきます。

従来の個展やテーマを設けたグループ展、トークセッションとの違いはこの点にあります。

普段のコミュニィを飛び越えた多様なコミュニケーションの場としてこの企画を育てていければと思っています。


これについて評論家の宇野常寛さんがわかりやすくお話されているのでリンクをはっておきます。

OneTimeCommunity

最後に、この活動は普段関わりあっているコミュニティの枠を飛び越え、参加者全員でつくる一日限りのカルチャーの場です。

多様な感性を受け入れ参加者がそれぞれに刺激し合う、一時だけのコミュニティ、それが僕らのつくるOneTimeCommunityです。

この場に基本的な誰でも参加可能です。加えて、関わり方も自由です。
静かに場を楽しむことももちろん大丈夫です。

ルールは一つだけ、多様な価値観や感性を楽しむこと。

世界は多様であるべきなのです。

違いと楽しむことで人生は豊かになると私たちは信じています。

それでは、会場でお会いしましょう。


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今後企画を立てていきますが、参加希望者は随時募集しています。

このnoteにコメントいただくか、TwitterアカウントへDMをいただければと誰でも参加可能です。

Twitterアカウント :  @kukanhensyu

ハッシュタグ :  #ワンタイムコミュ

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