065 インド映画はお好き?

インド映画が大好きだって話はしましたっけ?

もう10年以上、ハマっています。
ほんと、インド映画サイコー!

ところが、自分が見たインド映画のリストと、Top10のデータは壊れてしまったスマホ上にありました。今頃、そのデータは、どこに行ってしまったんでしょう・・・

今日一日、もう少しチャレンジしてみていいですか?という復旧サービスの青年にすがるように置いてきちゃったけど、翌日の朝を迎えるのが怖かったこと。

こんな気持ちで一夜を送るのって、どれくらいぶりだったでしょう。
子どもの時、そんなことがよくありました。友人と、明日はチャリで海まで行こうって、期末試験中に約束したりして。よりによって、わざわざ試験中に行かなくてもよさそうなものですが、それが青春ってやつですね。

その友人とは通ってる高校が違ったのに、どうして試験期間は一緒だったんでしょう。おかしいな。。。教育にこそ多様性が求められるはずなのに。いや、あの時代に多様性なんて言葉はなかったかもしれません。

偶然という名の奇跡って話を前にも書いた気がしますが、いや、毎回ここでは、それだけを書いているような気がします。奇跡を求めて生きているのが人生だって、ちょっと言いすぎでしょうか。

それはともかく、高校時代、ボクが一人で入り浸ってた喫茶店で、その友人とバッタリ出会ったときは驚きました。その喫茶店を真ん中にして、反対方向にある高校にそれぞれ通っていたというのに。彼とボクの偶然ではない、奇跡の軌跡みたいな思い出です。

いけない。いつも、こうやって余計な話に寄り道しちゃって、話が長くなってしまいます。今回はインド映画の話でした。

あ、その前に、ボクのスマホを直そうとした青年は、「だめでした。基盤が壊れてしまっていたんだと思います。期待を持たせるだけ持たせてすいませんでした。お詫びに、料金はいただきません」だって。

スマホを失くしたこともですが、その男気に泣きました。

あれ、これって、性差別的表現かも。遅れてきたおじさんには、もう着いていけない。。。

とにかく、修理を依頼する前は、直せなくても着手代はいただきますってことに了解させられていたのに。いいのかなぁ。。。

さて、インド映画の話に戻ります。緊急事態宣言で、どうせ暇なんだろうから、絶対見てほしいインド映画があります。

知ってました?
最近のインド映画は「踊るマハラジャ」みたいに、歌って踊ったりしないんですよ。

「マイネームイズハーン」
発達障害の男性が、自分をわかってもらうためにアメリカ大陸を横断する話です。この主演男優シャー・ルク・カーンって、超かっこいい。男気が、、、なんて下衆なことは言いません。とにかく、かっこいいー。

「マダム・イン・NY」
あの男尊女卑の色濃く残るインドで、NYで暮らす主婦が、自分を見つける話。男女平等なんて言葉の前に、自分平等って当たり前のことを、インドでこの時代に描いていることに感心します。いや、そんな面倒な話の前に、とにかく感動しちゃう。一人の母親が自立していく話です。映画が終わってから、ちょっと踊ります。誰が?って。ボクじゃなく、主人公がです。

「きっとうまくいく」
インド映画最高傑作の一つ。

「バルフィ!人生に唄えば」
文句なしにインド映画No.1。いや、これまでに作られた世界中の映画の中で最高の一つかも。この映画に出演しているイリヤーナ・デクルーズって女優は、世界で一番美しい人じゃないかと思っています。でも、この映画が最高だと思っているのは、その美しさとはまったく関係ないですよ。映画自体が最高です。

ところが、つい数日前に見た「ガリ―ボーイ」って映画は、歌って踊るんです。
スマホを壊して時間ができちゃったから見たっていうより、前からずっと見たかった映画です。2019年の作品。
貧民街から飛び出したラップ歌手の実話をもとにしています。
いい映画です。先に挙げたトップ5の一つを外すかどうかは、ちょっと悩みますが。

「ガリ―ボーイ」を見ていて、インドの下町の密ぶりに息を飲みますが、いや、今は息なんて、絶対飲んじゃいけないか。。。
1日4000人以上が亡くなっているインドの現状を思えば、この映画を今見ることすら、奇跡みたいに思えちゃいます。

でも、大阪府では1日に50人以上が亡くなっている日もあって、人口10万人当たりに直すとインドを超えているっていうから、言葉を失くしますが。そこで働く医療関係者のことを思うと、失くす言葉もありませんね。

そうだ、ボクは店を畳んだら、幼馴染の友人とインドに旅行がしてみたい。

旅費?
僕が畑で作った野菜を売ってつくるから、まかしときって言いたいところですが、それでは、あと十年以上かかりそうですね。
ということで、このコロナ禍もなんとやら、お互いそれまで頑張って生きようじゃん。
70過ぎてインドに旅行に行った幼馴染って、それこそ映画になりそうだと思いませんか。

昨年、九条Tokyoで作った絵本『お手紙こうかん、はじめました。』の友人の、80歳過ぎてから7歳の友人と絵本をつくった奇跡のような出会いと話には、遠く及ばないかもしれないけど。

我々がインド旅行に出かけるころには、次にやって来るコロナ騒動も収束して、鹿児島から沖縄、台湾、香港を繋ぐ橋ができているはず。きっと中国にも人権や民主主義が広まっていて、美味い中華料理とインド料理が、たらふく食べれるはず。

そんな夢を見ながら、もう少しの間、おとなしくしているしかありませんね。この店で、ゴドーでも待ちながら。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?