他で聞けない政治の話/#人材不足の日本の政治

#人材不足の日本の政治

日本の政治家の人材不足は

何処から手を付けたらいいか悩ましい問題だ。

政治を真面目に考える人程、

このことを避けて通っており、

と言うより、

1 政治を真面目に考え、

2 自分の人生をいかに生きるかを真面目に考え、

3 自分の才能や個性を活かすのにどの道を選ぶか真剣に考える。

その三つを同時に考えたとき、

政治をやればその才能が生かせそうな人ほど、

政治でないところで才能を発揮したほうが

3つを同時にできる早道だと思うだろう。

それは、今まで日本の政治家や国民が共同で作り上げた。

11 政治家は汚いことをする。

12 政治家は嘘をつく、

13 そんな政治家なんかになるもんじゃない。

と言う社会通念がさらに1-3に対する答えを、

政治家にならない方がいい

と言う結論に導き、

人材は他の分野に流出する。


これを解決できる方法と言うより可能性はいくつか考えられる。

21 複数の政党に同時に優秀で高い理想を持つ政治家が現れ、

彼らが、政策で切磋琢磨する状況が生まれること。

22 一人の優秀で誠実な政治家が現れ、

彼をサポートする国民が過半数に達し、一定期間減らないこと

23 政権を取った政治家が、政権が続く間に

国の根本的問題をきちんととらえ、それを解決する方向に舵を取る。

上記3点は他にもバリエーションは有ろうが、

偶然に依存し、いつまでたっても、その偶然が現れない

今の日本の政治状態そのものでしかない。

つまり、一発逆転ホームランやウルトラマンや、水戸黄門のような

スーパーヒーローの誕生待望を固定化することでしかない。

その考えが蔓延すると、

結局国民は主権者として努力をしない。

努力しないのに、ダメな政治家を批判する。

ダメでなくても、気に入らなければ批判する。

そんな国民を見て、優秀な人材は政治以外の他の分野に流出する。

残ったカスのような者が、

自分身内の一部の利益のためにだけ集まって徒党を組み、

頭数だけでいい政治家を選ぶ。

その政治家は能力もないのに持ち上げられる環境に放り込まれ

有頂天になって、ハメを外したり犯罪に手を染め

それが表に出てくると、民衆は、

それ見たかとかと、政治家はそういうものだという話に持って行く。

優秀な人材は、そんなことからは距離を置くことになり、

政治はいつまでも不毛な人材でやりくるするしかない

デフレスパイラルで、政治の意味を無意味なものに

押し下げていくのである。


それを見ていると政治に絶望するしかない。

しかし、結論は、急がば回れで、

賢い有権者が増えることしかないのかもしれない。







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