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田舎暮らしを始めませんか?・農地の確保2/黒潮町元気新聞

黒潮町元気新聞というビラを創りました。

A4裏表です。

以下テキスト部分です。

黒潮町元気新聞

創刊号 2020年9月21日 発行人 小田々豊

町内でレモンの農地探し

SOLA株式会社(本社中土佐町;小田々豊社長)は海岸沿いの日当たりのよい農地を探しています。

来年作付予定のレモンの苗木2000本を植えるため、総面積は2町(2ヘクタール)で、田畑だけでなく山林も検討しています。同社が探し始めたのは9月18日からで、須崎市から大月町までの海岸沿いで探しています。18日に回ったのは、中土佐町上ノ加江、
四万十町志和、興津、黒潮町熊野浦、鈴でした。
幸運にも、熊野浦では来年米作りをやめると言う農家と知り合うことができ、約6反が見つかりました。

 レモンは自然農法と言う、農薬も除草剤も化学肥料も使わない方法で育てます。
 同社は中土佐町の新規就農者の経営コンサルタントをしており、その就農者が自然農法にこだわりたいと言うことで、栽培技術、インターネットを含めた販売技術(マーケティング)、webの販売システム、加工品等のコスト管理から、商品のブランド確立までトータルで支援しております。

 自然農法の農業生産にはもともと小面積である事もあって、ほとんど生産コストがかかりません。
 一番必要なのは人手ですが、家族を養う程度の収入を得るなら、一人が働いてほぼ手が足ります。
 ですから売り上げの相当額が手取りとなります。
 更に、新規就農者に5年間150万円支給される国の資金を導入すれば、5年間の間に自力で暮らせる実力をつければいいのです。

当社は、その新規就農者の女性に、その資金のプレゼン資料の作成などをサポートし、彼女が2年間得られなかった同資金を得られるようにしました。
制度上、その2年間も5年間に入る変な制度のため、彼女は3年間しかその資金が受けら得ませんでした。
しかし、彼女の場合それで十分でした。
彼女は、当社とのコンサルタント契約前は年間売上57万円だったものが、契約1年目150万円
2年目270万円、3年目470万円、4年目830万円と順調に売り上げを伸ばしました。


 これは当社が提唱するワンツーワンマーケティングの手法で、「ファーストワンマイル」と「ラストワンマイル」さえ押さえれば、最強の商売ができると言うものです。「ファーストワンマイル」とは高い技術を持った生産現場。「ラストワンマイル」とは、昔の酒屋とか床屋のようにお客様と家族のように付き合える信頼感のある小売業(サービス業)です。
インターネットがあれば、農家はその両方を持つ事ができます。作ったものを直接消費者に売れば、間にいろいろの業者を挟まない分、利益や経費の流出が減り、消費者にはより安く、生産者はより高く販売できます。
ですから、彼女はシングルマザーでありながら、二人の子供たちを無事巣立ちさせ、今一番下の子が高校3年生になりました。最後の追い込みですね。

 さて、レモンの話ですが、同社では、今年開催予定だった東京オリンピックを視野に、ロンドンオリンピックから主流になっている選手村の食材を有機栽培(オーガニック)の農産物にする流れが定着するとみて、どのような料理でも必須の、レモンを2016年から試験栽培を始め、現在総面積は7反ほどになっております。 最終目標は500ヘクタールで、そこからの収穫のオーガニックレモン五〇〇〇トンは国内産レモンの全国シェアの三分の一まで拡大することを目指しております。そうなると普通のスーパーや八百屋に有機栽培のレモンが並ぶ事になり、健康安全志向の消費者の選択肢を増やす事に繋がります。
全国シェアの3割を確保すれば、価格支配力もでき、有利販売に繋がります。

 その中心的産地を温暖な黒潮町で拡大する事は、都会の新規就農希望者のなかでも人気の高い、有機農業での若い新規就農者を黒潮町に呼び込む事に繋がります。
 それは同時に、耕作放棄地の解消や有効利用に繋がり、子供が増える事による地域の賑わい、地元商店などの売り上げ増にもつながる事でしょう。

 500ヘクタールと言えば、250家族の農家が普通に子育てして暮らせる収入を得られる規模です。夫婦と子供二人で考えれば、実に1000人の人口増です。これは、この3倍で、コンビニ一軒が営業できる規模です。

 小田々(おだた)社長は、40年前ユーターンして農業を始め、「派手で、目立って、楽で、楽しい」農業を有機農業で実践し、週休二日8時間労働、残業ほぼゼロを実戦してきました。
 仕事は「人生を充実するための、時間とお金を稼ぎ、未来につけを残さない形でやるべき」との信念を持って今まで来ました。
 今回も、農地を貸してくれた地主さんたちは、「借地料を得ながら、場合によっては、農地を管理するために賃金を得ながら、先祖の土地が守れる。
今まではいくら草刈りをしても、収入にはならなかった」と、笑顔が広がっています。

農地を貸してくれる方、ご連絡を


同社では、今年中に、残りの1町4反を確保し、
社員が確保できれば、面積を加速度的に拡大し、
早く500ヘクタールにしたいと考えています。

農地の管理に苦労している方、農地を貸してもいいよと言う方からのご連絡をお待ちしております。

創刊にあたって


初めまして、黒潮町を元気にする新聞の発行を始めた小田々豊と申します。

この新聞は黒潮町を元気にする考え方や実践例を取り上げながら、それを町内外の人と共有する新聞として不定期に発行します。今後皆様からの投稿や取材依頼も受付けながら紙面を充実させたいと思います。

今回は創刊号の記事として、黒潮町を元気にするためのささやかな取り組みの事例紹介から始めました。
私は仕事の都合で中土佐町に移住してから1年半ほどになります。その前から、3.11福島原発事故から避難して中土佐町に家族で移り住んだ方の仕事にアドバイスなどをする経営コンサルタントが私の仕事です。私は過去複数の会社を経営し、村おこしや市民オンブズマン、環境オンブズマンなどにも取り組んできました。その経験が活かせる紙面づくりに励みたいと思いますのでよろしくお願いします。

黒潮町元気新聞 編集発行人 小田々豊
-------------   〒789-1302 中土佐町上ノ加江3319-4
   SOLA株式会社内「元気新聞プロジェクト」
facebook/ kujirakun
小田々ゆたか090-2826-8520 twitter@kujirakun

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