【コンテンツ王への道#2】このよのすべてに こたえがあるのさ

今回は『トリビアの泉』『ゲームセンターCX』『戦国鍋TV』など、
数々のおもしろバラエティを世に送り出してきた
クリエイターの酒井健作氏について語ります。

放送作家・酒井健作とは?

こんにちは。鯨尺です。
このnoteは不定期更新の予定ですが、あんまり間を空けるとすぐサボる傾向があるので、2日連続の更新となります。

さて「コンテンツ王への道」#2で取り上げるのは放送作家の酒井健作氏。
メ(ディア)聡(ざと)い皆さんは、この方の名前を聞いたことがあるでしょうか。

正直、熱心な芸能ファンでないと、初耳という方が大半だと思います。

では、『トリビアの泉 〜素晴らしきムダ知識〜』『ゲームセンターCX』、『戦国鍋TV~何となく歴史が学べる映像~』といった番組ならどうでしょうか。いずれも熱狂的なファンがいる人気番組です。

酒井氏は、これらの番組の企画・構成を手掛けた放送作家です。
細かい人となりや経歴などは各種サイトで確認してもらうとして、
ここで簡単に氏のプロフィールをご紹介。

------
【酒井 健作(さかい・けんさく)】
放送作家。テリー伊藤氏が立ち上げた番組制作会社・ロコモーション所属。
上記3番組以外でもバラエティ『FNS地球特捜隊ダイバスター』『ウルトラゾーン』(企画)、『百識〜百で知るひとつの知識〜』(構成)、ドラマ『ノーコン・キッド 〜ぼくらのゲーム史〜』、『四月一日さん家の』(ブレーン)など手掛けた番組はあまた。
特撮・ビックリマンシール、キン消し等のマニア。
------

マニアック・バラエティの魔力

まず大前提として、筆者である私はこの世のいる人間をオタクかオタクじゃないかで大別したとき、オタク側に分類される人間です。
そんな私が小学生の頃に大ハマリしたのが『トリビアの泉』。
中学時代にのめり込んだのが『FNS地球特捜隊ダイバスター』。
高校時代に傾倒していたのが『戦国鍋TV』でした。

当時は構成作家の名前などいちいち気にしているわけがないので、見事に、知らない間に氏のつくるバラエティにどっぷり漬かっていたわけです。

我が家はスカパーに加入したことはなかったのでリアルタイムでは追えませんでしたが、近所のTSUTAYAで『ゲームセンターCX』のDVDを借りて観ていましたし、特撮好きではないけど『ウルトラゾーン』も欠かさず観ていました。
そんな氏の番組、共通していることが1つあります。

いずれもテーマが「マニアック」なのです

取るに足らない雑学やくだらないことを真面目に検証する番組(「トリビア」や「ダイバスター」)、「ゲーム」「特撮」などのインドアな話題を取り上げた番組(ノーコン、GCCX、ウルトラゾーン等)というように、
演者のリアクションや絵面の面白さが第一に優先される、いわゆるゴールデン向きなメジャーバラエティ番組とは一線を画しています。

私は普通にテレビ自体が好きなので、『めちゃイケ』や『みなさん』のような番組もよく観ていましたが、これらが「陽」のフジバラエティなら「トリビア」や「GCCX」は「陰」のフジバラエティにあたるでしょう。
酒井氏の上手さは、ともすればエグみが強くなりすぎる食材を、上手く大衆向けに料理してお客に出す、そんな腕利きコックっぷりにあります。

(「トリビア」みたいな番組が深夜枠からゴールデンに昇格して長年放送できてたのがそもそも奇跡みたいな話ですしね。)

酒井氏はビックリマンシールのコレクターとして有名で、特撮知識も豊富。「ダイバスター」の特撮と実写を組み合わせるアイデアも、昔見た特撮作品をヒントにしたらしいです。

まとめ

というわけで、今回は作家の酒井健作氏を取り上げました。第2回からこんなニッチな話でよいんでしょうか。先が思いやられます。

今回得た学びは、「己のマニアックを武器にメジャーと戦え」です。

たとえ「ムダ知識」に思える興味分野であっても、メジャーな舞台で「明日使えるかもしれない」。そんな気がするので、私はクイズという文化が好きなのかもしれませんね。

最後に

現在酒井氏は、フジ系で『芸能人が本気で考えた!ドッキリGP』の構成を担当していますが、突然東野幸治や小池栄子がアニメ絵になったり、変な掛け合い(茶番)があったりと、思いっきり「ダイバスター」のフォーマットを踏襲しています。同番組のファンはニヤニヤしてしまうことうけあいです。

ちなみに、この記事タイトルの謎のひらがな文章は「ダイバスター」のOP曲の歌詞から引用しています。

歌っているのは、「ジョ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ジョ!」でおなじみの『ジョジョ〜その血の運命〜』(アニメ『ジョジョ』初代OP)の歌手、富永TOMMY弘明氏です。

この世の全てに答えがあったら、おもしろくないですね。
世の中にはクイズ王でも解き明かせない謎がたくさんあると思います。

そんなこんなで、終わりです。おしマイケル。













この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?