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AIが再創造した桃太郎とサイドストーリー

ChatGPT面白いですね。文章生成のテストをいろいろしているのですが、要約した文文章を元に文章を生成することができます。それで、桃太郎の物語を要約したプロットをChatGPTに与えたところ、物語を再創造できましたので、ここにメモしておきます。

以下の箇条書きを元に、短い小説を書いてください。
- これは昔話である。
- 桃太郎はおばあさんが川から拾った桃から生まれた。
- その当時、鬼ヶ島に住む鬼が悪さをして村人を困らせていた。
- 桃太郎は犬と猿とキジを「きび団子」で餌付けして仲間にした。
- 桃太郎は鬼ヶ島に乗り込み、鬼を退治した。
- 桃太郎は鬼ヶ島の財宝を持ち帰り裕福に暮らしました。

記憶にある桃太郎の童話を箇条書きにしたところ

さて、どのような物語が生成されたでしょうか。お楽しみください。なお、オリジナリティが発揮されている部分を太字にしてみました。

再生成した桃太郎の物語

AIが描いた桃太郎の挿絵

昔々、ある村におばあさんとおじいさんが住んでいました。ある日、おばあさんは川で洗濯をしていると、大きな桃が流れてきました。おばあさんは桃を拾って家に持ち帰り、おじいさんと一緒に食べようと思いました。

ところが、桃を切ろうとすると、中から元気な男の子が現れました。驚いた二人は、この子に「桃太郎」と名付け、大切に育てることにしました。

桃太郎が大きくなると、そのころ村には鬼ヶ島に住む鬼たちが度々現れ、村人を困らせていました。桃太郎は村人たちの苦しみを見て、鬼を退治することを決意しました。

そのために、桃太郎はまず仲間を集めることにしました。犬、猿、キジと出会い、きび団子を与えて彼らと友達になりました。準備が整った桃太郎は、仲間たちと一緒に勇気を持って鬼ヶ島へ向かいました。

鬼ヶ島に到着すると、桃太郎と仲間たちは鬼たちと激しく戦いました。そしてついに、桃太郎は鬼たちを退治することに成功しました。鬼たちは悪事を悔い改め、二度と村に迷惑をかけないことを誓いました

鬼ヶ島にはたくさんの財宝がありました。桃太郎はそれを持ち帰り、村人たちと分かち合いました。村は裕福になり、桃太郎はおじいさん、おばあさんと幸せに暮らしました。これからも、桃太郎の勇敢さと仲間たちの力が語り継がれていくことでしょう

猿視点で見る桃太郎

次に、桃太郎が主人公ではなく、猿を主人公にするとどうなるでしょうか?

ChatGPTに与えた指示


AIが生成した猿の挿絵

昔々、ある村に、賢い猿が棲んでいました。猿は村人たちと仲良く暮らし、彼らから愛されていました。ある日、猿は村の外れで一人の少年と出会いました。その少年は、おばあさんが川から拾った桃から生まれた桃太郎でした。

そのころ、村には鬼ヶ島に住む鬼たちが度々現れ、村人を困らせていました。猿は村人たちの苦しみを見て、鬼を退治することを決意しました。そこで猿は、桃太郎に協力をお願いしました。

桃太郎は猿の提案に賛成し、一緒に仲間を集めることにしました。犬とキジに出会い、桃太郎の持っていたきび団子を与えて彼らと友達になりました。猿たちのチームは勇気を持って鬼ヶ島へ向かいました。

鬼ヶ島に到着すると、猿は仲間たちとともに鬼たちと激しく戦いました。賢い猿は、鬼たちの弱点を見つけ出し、戦術を立てて攻撃しました。そのおかげで、桃太郎たちは鬼たちを退治することに成功しました。鬼たちは悪事を悔い改め、二度と村に迷惑をかけないことを誓いました。

鬼ヶ島にはたくさんの財宝がありました。猿はそれを持ち帰り、村人たちと分かち合いました。村は裕福になり、猿は桃太郎とともに村の英雄となりました。その後も、猿の賢さと勇気、そして仲間たちの力が語り継がれていくことでしょう。

鬼視点の物語

退治される鬼の視点で小説を書いてください。

ChatGPTに与えた指示

昔々、鬼ヶ島という島に、一匹の鬼が住んでいました。この鬼は、村人たちからは恐ろしい存在とされ、誰も近づくことができませんでした。しかし、鬼は孤独であり、心の底では友達が欲しかったのです。

ある日、鬼は村の近くにある川で、おばあさんが大きな桃を拾っていくのを見ました。それからしばらくして、鬼は桃太郎という名前の少年が現れるのを知りました。彼は、拾われた桃から生まれたと言われていました。

鬼は村に出かけて、村人たちと遊びたかったのですが、村人たちは鬼が怖くて逃げてしまいました。傷ついた鬼は、悲しみのあまり、村人たちを困らせる悪事を働くようになりました。

そんなある日、鬼は猿、犬、キジを仲間にした桃太郎たちが鬼ヶ島にやって来るという噂を耳にしました。鬼は、自分が退治されるかもしれないと恐れましたが、どこかで彼らと友達になれるかもしれないという期待も抱いていました。

桃太郎たちが鬼ヶ島に到着すると、鬼は怖がられないように力を抑えて彼らと戦いました。しかし、桃太郎たちの勇敢さと友情に圧倒され、ついに鬼は敗れました。

退治される直前、鬼は自分の孤独と悲しみが村人たちに迷惑をかけていたことを悔いました。桃太郎たちに謝罪し、二度と村に迷惑をかけないことを誓いました。

桃太郎たちは鬼ヶ島の財宝を持ち帰り、村は裕福になりました。鬼は自分の過ちを学び、友達を大切にすることを知りました。そして、鬼は村人たちに受け入れられ、彼らと共に暮らすことができました。鬼の物語は、悔い改める心と友情の大切さを伝えることで、語り継がれていくことでしょう。

鬼は外国人だったという設定

実は鬼の招待は背が高く目の色が青い外国人だったという視点で、鬼の物語を書いてみてください。

ChatGPTに対する指示


昔々、ある村に、背が高く目の色が青い外国人が住んでいました。彼は村人たちから鬼と呼ばれ、恐れられていました。しかし、彼自身は温厚で友達を作りたかったのですが、見た目が違うために村人たちは彼を理解しようとしませんでした。

ある日、川でおばあさんが大きな桃を拾っていくのを目撃しました。それからしばらくして、桃から生まれたという桃太郎という少年が現れました。彼は村人たちに愛され、勇敢さで知られていました。

外国人は村に溶け込み、村人たちと友達になりたかったのですが、どんなに努力しても村人たちは彼を恐れて遠ざけました。傷ついた彼は、村人たちを驚かせる悪ふざけをするようになり、ますます鬼と呼ばれるようになりました。

そんなある日、彼は猿、犬、キジを仲間にした桃太郎たちが、自分を退治しに来るという噂を耳にしました。彼は怖がりましたが、どこかで彼らと友達になれるかもしれないという期待も抱いていました。

桃太郎たちが彼のもとにやって来ると、彼は彼らに自分がただの外国人であり、実は怖い存在ではないことを説明しました。驚いた桃太郎たちは、彼が悪ふざけをしていた理由を理解し始めました。

彼らは村に戻り、村人たちにこの外国人が悪意のない人であることを伝えました。村人たちは少しずつ彼を受け入れ始め、彼はついに友達を作ることができました。

彼の物語は、見た目が違うからといって恐れたり拒むことではなく、お互いを理解し合い、友情を築くことの大切さを教えてくれます。そして、彼の物語は語り継がれていくことでしょう。


AIが生成した外国人の挿絵

以上です。意外とベタな桃太郎の物語ですが、意外にも楽しく読めました。皆さんも同じように感じてもらえれば嬉しいです。冒頭のプロットを少し変えてみるともっと意外性のある物語も作れそうです。その点、今後の課題としたいと思います。



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