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電子書籍はデジタルコンテンツなのかな?

ごきげんよう、くじらです。

私は趣味で興味のある本を買い漁っては溜め込み、時間のあるときに一気に読むタイプなのですが、そろそろ家の本棚に入り切らなくなりました。3年前にiPadを購入して以来、本はAppleのBooksで購入するようにしています。そんな私のちょっとした悩みのお話。

本って良いよね

ときにして、人の知的探究心はすべて「本」が解決してくれました。知りたいものがあれば図書館に行く。専門的な勉強をしたいときは参考書を買う。夢物語に没頭したいときは小説を買う。こうして人間の想像力や探究心を形成していくとともに、語彙力というスキルが身につき、普段使わないような単語や言い回しなどを知る良い機会がありました。ハリー・ポッターみたいな大きな本から、ポケットサイズに収まる文庫本まで、日本では様々な種類の本が流通しています。ただ最近、めっきりそれらを読んでいる人が少ないなと感じています。

というのも、時代は発展し、インターネット上のものを人は好むようになりました。飽くことなく刺激的な動画や写真を見るようになりました。そんな私も昔は毎日10時間以上スマホを触っていたことがあります。カテゴリも様々で、教育的なものからちょっとした過激なものまで、いろんなものが揃う。それがインターネットです。

ふと周りを見てみると、本を片手に持っている人はなかなかいません。ごくたまにいらっしゃいますが、その方々は学生さんで、参考書の問題を解いています。こうして、紙媒体に触れる機会が徐々に自然となくなってきました。

それでも本屋さんは存在します。漫画や雑誌、小説など、ありとあらゆる本を取り扱っている本屋さんに行くと私はワクワクします。パルプの香り、整頓された作者順の棚、本屋にいるときの私は幸せものです。

電子書籍デビュー

買った本を読みながら、「今」を過ごすことはこの上ない贅沢であるなと実感するとともに、読了したあとの本を記念として棚に保管していますが、正直に言うと、もう本棚にスペースが無い。そこで私は「電子書籍」たるものにチャレンジしました。

読みたい本を検索し、あらかじめ入力しているカードから引き落とし。いざダウンロードして読んでみると、「なにか」が違う。そのときは「きっとまだ慣れてないのだろう」と見切りをつけ、その日一冊読了しました。

そしてまた、気になる本があったので、同じように購入。ダウンロードして、読む。

違和感

ん? やっぱりなにか違うな・・・

iPadはものすごく便利です。暗いところでも画面が光れば文字が読める。本は、明かりに照らされないと読めない。そんなごちゃまぜの感情を一旦整理して、一つずつ紐解いていきました。その結果、ただ一つだけ、私の中で足りないものがありました。それが「本をフィジカルで所有すること」でした。

前述したように、電子書籍にも良いところはたくさんあります。私の本棚にある本がすべてこの端末に収まるのであればこの上なく便利で、省スペース化することもできるでしょう。しかし、これは私のワガママなのかもしれませんが、やはり「本」として所有していたいという気持ちが強かったのかもしれません。

蛇足ですが、私は自身の教訓から今はスマホを触ることがなくなりました。SNSも更新をストップ。もしくはアカウントを消去していたり、「連絡」の手段として使うことに特化させました。結果、一日2時間見るか見ないかに減らすことができ、別記事でも紹介した「今」を体現できるようになりました。

終わりに

結局、2冊めに電子で買った本は本屋さんで改めて買いました。世の中のすべてがデジタルになることが必ずしも良いことではないのかな、と私は思いました。便利さの中にある不便も多少は必要で、その「不便」に良い居心地を感じている人もいるのではないでしょうか。

今後は、ジャンルごとに電子書籍と本に分けて、デジタルとアナログを併用したいい塩梅の使い方を模索していきたいと思っています。

それではまた、次のお話で。



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