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風景観

なんでランドスケープデザインに関わっているかということをときどき考えるんですが、なんとなくいつも思うのが、「場所」を感じられる分野に関わりたいと思ったからかなぁと。

関わり始めたのは1人暮らしをしたいのと雪国で暮らしたいと思って進学した新潟の長岡造形大に入ってこの分野に偶然出会ったというところですが、建築や都市計画も選択できるのにこの分野を選んだときのはそれら以上にランドスケープという分野がより場所を感じられるからと思ったからと記憶してます。

その根源はおそらく小さい頃の体験かと思っていて、幼な心に場所のことを考えていたから。静岡出身でいながら、山形に行く機会が多かったことが一つ大きいのかなと思ってたりします。
しかも当時は今のように新幹線で一本で行けず、静岡から東京へ、東京駅から上野駅へ、上野から福島へ、福島から特急に乗り継いで、山を越えて米沢駅にいくというものでした。(スタジオジブリのおもひでぽろぽろのオープニングとほぼ同じ感じ)

冬はまるで雪の降らない静岡に対して、当たり前のように雪の積もっている山形に移動することはとても印象的だったのを覚えていて、寒さや雪を見るとなぜかもの悲しい感じになる感覚やその変化を1日の中で色々考えていて、「それはなんでかなぁ?」と電車の中で考えていたのは覚えてる。

こんな体験が場所が変わることでの心境の変化とかを考えるきっかけになって、場所について考えたりしたいのかもなと思うところです。
こんなに続けられるもんだと思ってもなかったのが正直なところで、不思議なもんです。

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