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⑳ 2023年  Anniversary Live 「30×30」

2023年6月17日 
Anniversary Live 『30×30』 大手町三井ホール
 スペシャルゲスト 有澤樟太郎さん
チケット完売のため、OPENRECで生配信された。

第1部 セットリスト
01 「鼻声」
02 「砂漠のレース」
03 「太陽ランナー」
04 「Messenger」
05 「宝物」
06 「風の声」
07 「夏のビーナス」(ゲスト)
08 「Fly」(ゲスト)
09 「フィルム」
10 「ケ・セラ・セラ」
11 「bloom~心の花~」
12 「NEVER」
13 「ヒカリクリエーション」
14 「人生のピーク」
15 「一日の終わりに」

 インストが流れ始めると、彼はバンドメンバーと共にステージにあらわれた。
衣装は左胸にモノクロの大きな花、右裾に小さな花がデザインされた半袖の白シャツに黒パンツ、白スニーカー。
ヘアスタイルは前髪をおろしたマッシュストレート。
透明感のある白い肌がスポットライトに照らされて白いシャツと同化して見えた。

「鼻声」後のMC
皆さんアニバーサリーライブ30×30へ ようこそー!
(笑顔で両手を広げる)
無事に30歳になりましたぁー!
久々の半年ぶりくらいのライブですが、皆さん楽しみにしてくれてましたかー?
(両手を耳の後ろに当てて観客の声を聴く)
ばっちりですね!今日は久々の、声出しOKのライブなんですよ!皆さん!
 もう早く久々に皆さんと一緒に大声出して楽しみたいと思ってますが、さっそく、景気づけに、ここで一発、大きい声聞かせてもらってもいいですかぁ?!
じゃあ僕がちょっと歌ってみますので声出してみますので、それについてきてください。お願いします!
こんな感じ、ワン♪ ツー♪ ワンツースリー♪
 ウォーオ♪・・・
 皆さんコロナ禍の鈍りが見えていますよ。久々に人前で声を出したような、初々しい声になってますけど、恥ずかしがらずに。じゃちょっと僕、こんな感じにしてみようかな。
 ついてきてください。ワン♪ ツー♪ ワンツースリー♪
「しょーご♪」
「30歳♪」
「おめでと♪」
「ほんとに♪」
「30歳には♪」
「見えない♪」(右のひとさし指を立てて横に振りながら)
「そんな風に思ってたんですか皆さん!嬉しいですね」
(笑顔で両手を広げて)
「そんな風に思ってくれてたんだぁ」
「今日はもう、誕生日ライブで調子に乗っちゃってね。皆さんも乗せ上手だから、調子に乗っちゃうんですよ」
「じゃもっといいですか?」
「しょーご♪」
「世界一♪」
「カワイイ♪」
「カッコいい♪」
「好き♪」
「好き♪」
(にやにやしながら)
そんな風に思ってたんですか?皆さん
さっき僕、皆さんに「鼻声」で『好きだよ』って言ったので、両想いになりましたね、これでね。笑
それじゃ、その元気で、最後までよろしくねー!

「Messenger」前のMC
 今日は僕の30歳を記念するアニバーサリーライブを開催させていただきましたが、1部2部で30曲お届けするというテーマにやっております。ありがとうございます。
 1部2部合計30曲。なので、これまでの僕のアーティスト活動、歩んできた人生とか、そういったものをですね、まぁパーソナルなことではあるんですが、振り返りつつ、皆さんにお届け出来たらいいなと思っておりますので、今日は、かなり、久々な曲を持ってきました。
 もともと僕は、大阪の路上ライブで、ひとりアンプを転がして、ライブを始めたのが原点というか、まあライブの始まりではあったんですが、その頃から作っていた曲を久々にお届けします。
聴いてください「Messenger」

「一日の終わりに」MC
 今日は、僕もほんとに久々の曲たちもいっぱいあって、古くから結構前から応援してくれている方々にとっても、なんかいろんな景色を思い出せるようなライブになってたらいいなーと思いながらやってます。
 僕もすごく懐かしい曲も新しい曲も歌ってて、本当にこうやって応援してくれる皆さんと、今までいろんな場所で歌ってきました。その場所その場所で応援してくれた皆さんとか、観てきた景色とか、応援してくれた言葉だったりとか、そういったものを結構やっぱり歌いながら自然と思い出して、なんかすごく今日のライブは僕にとって、もとから特別なものにはなるんだろうと思ってはいたんですが、その想像を超えるような、皆さんとこうして一緒に音楽を共有出来るってライブならではだと思うので、画面の向こうのみんなも、この会場で応援してくれるみんなも、ほんとに今日は改めて、みんなありがとうございます。

第2部 セットリスト
01 「パラレルな関係」
02 「ネガイヲコメテ」
03 「無限のトライ」
04 「アスファルトに咲く花」
05 「激浪」
06 「カラカラな心」(ゲスト)
07 「恋してる」(ゲスト)
08 「19Y0024」
09 「大事なこと」曲中MC(6分間)
10 「忘却ダンス」
11 「しょっぱい涙」&「自分らしく生きていたいそれだけなんだけど」
12 「心中叫」
13 「盗人にも慕情の理」(新曲)
14 「大革命」
15 「Something blliant now」
アンコール 「ながれ」

衣装は、淡い水色の濃淡デザイン半袖シャツと黒パンツ、白スニーカー。ヘアスタイルは、前髪をセンター分けにして全体的に軽くウエーブ。

「大事なこと」曲中MC
30×30、みんな楽しんでますか?
改めて、ほんとに今日はどうもありがとう。
今回のライブに向けてですね、リハーサルから、懐かしい曲も、新しい曲も、たくさん歌ってきて、そして今日このステージで、その曲を演奏出来て、歌えて、みんなに聴いてもらえて、自分が今までですね、歩んできた音楽活動を通して見た景色とか、そこで出会った人たちとか、思い出してました。
 事務所を辞めて、ひとり、大阪の駅で、路上ライブを始めるんですけど、その時がまだ18とか19の頃で、最初はその僕の音楽に、耳をかたむけてくれる人っていうのはホントにいなくて、まあ何回も何回も路上ライブをやってみるんですが、一向にそういう人は増えなくてですね、どうすればいいのか分んなかったし、あの頃、もう目の前が真っ暗なような、なんか、自分が選んだこの道が、もしかしたら間違いだったんじゃないかなんて、あの頃は、すごくそんな風に思っていました。だから、音楽に対して、八つ当たりのように、言葉を、ぶつけて、しまってた自分が居たなって思います。でもそこから、路上ライブを続けていくうちに、その界隈のミュージシャンとか、出会うようになって、一緒にライブハウスでライブをしていくうちにですね、ひとり、ふたりと、ほんとに少しずつ、僕の音楽を聴きに、ライブハウスまで、足を運んでくれる人が出来て、それからしばらくしてやっと、ほんとに小さい箱ですけど、ワンマンライブがうてるようになりました。その時に、たったひとりでも、少しでも、僕の曲を聴いてくれる人がいるって、こんなに嬉しいことで、こんなに幸せなことで、こんなに尊いものなんだなっていうのを、そこでやっと気付けた気がします。その当時、ホントにどん底だった僕を応援してくれた人たち、支えてくれた人たち、関わってくれた人たちのおかげで、こうして今も音楽が続けられています、ホントに感謝の気持ちでいっぱいです。そこから、また東京に上京して、渋谷とか原宿で路上ライブしたりとかして、全国各地をですねインストアライブとか、武者修行のように周ったりして、そこでもたくさんの方が応援してくれて、メジャーデビューしてからも、いろんなライブやイベント、たくさんやってきました。ほんとに僕が音楽を始めてから、今日、今この瞬間まで、応援してくれて、支えてくれるみんなに見守られながら、無事に30歳になることが出来ました。ありがとうございます。
 今、30年という時間を過ごしてみて、感じるのがですね、ホントに人生って歳を重ねれば重ねるほど、あっという間に過ぎていってしまうものなんだなって感じてます。20代がそうだったように、今まで以上に、もっとはやく過ぎ去っていってしまうだろうし、でもだからこそ、この今みんなと一緒に音楽が出来ているこの瞬間を、僕の、音楽がやりたいっていう、この想いが生き続けるこの瞬間をですね、大事に、今まで以上に大事に大事に、一曲一曲を、ワンフレーズワンフレーズ、一言一言を大事に、みんなに届けられたらなって思っております。大阪の路上でギターを持って、アンプを転がして、初めて恐る恐るギターから音を出したあの頃からは、もう随分と時間は過ぎましたが、でも、今まで、僕の音楽を受け取ってくれた、応援してくれた、関わってくれた人たち、そして今でもこうして、僕の音楽を受け取ってくれる、応援してくれる、関わってくれる、そんな人たちに、改めて、本当にどうもありがとう。

「Something blliant now」前のMC 
 皆さん、今日は楽しんでくれましたか?
ありがとうございます。2部もほんとに1部を上まわるような熱量で、皆さんがステージに向けて熱いエネルギー、声援を送ってくれて、今日は樟太郎も来てくれて、ほんとに今までにないくらい特別な時間でした。これまでライブたくさんやってきましたが、これだけ幸せな景色が、時間が、待ってるんだなと思うと、今までの自分に「安心して良いんだよ」って言いたくなるような、そんな凄い景色を皆さんが見せてくれました。
ほんとにどうもありがとうございます。(深くお辞儀する)
 たくさん、30曲ほどすでに歌っているんですが、やっぱりいろんなね、その曲に思い出があって、自分がリアルタイムでその曲を作っていた当時の景色だったり、環境だったり、それを聴いてくれた皆さんの、支えてくれた皆さんの顔だったり、声だったり、もう数えきれないくらい、いろんなものがフラッシュバックしてきました。今日一日でほんとに。
 やっぱり、皆さんとこうやってライブが出来て、これからもなんか、今までと同様、そしてもっと素敵な景色をですね、これからも、みんなと一緒に見ていきたいし、そのためには今日いただいたエネルギーを、引き続き30代でも、30代でしか書けない曲もきっとあると思うので、10代の頃書いた曲、20代の頃書いた曲、そして30代の僕も、新たな表現を見つけて突き進んでいきたいと思いますので、引き続き皆さん、応援よろしくお願いします。
 楽しいな ほんと今日 (リラックスした笑顔) 
ありがとうございます、もう最高です ほんとに
 次やる曲で、ちょうど30曲目になりますが
この曲はですね、僕が14の頃かな、その頃からギターを弾いていたので、企画で一曲、作詞作曲をやってみないかという話になりまして、14歳の僕が、コード進行とか、歌詞の書き方とか、何ひとつ分からない、何も知らない僕だったけれど、その時感じてた想いを初めて歌にしてみて、思い返してみれば、あの頃この曲を書いた、そのことがですね、僕にとって、音楽を誰かに聴いてもらう喜びだったり、作詞作曲をして、メッセージを届けられる幸せとか、それを共感してもらえて、みんなと一緒に共有できる幸せを、そんなことを、この曲で初めて気づけたような気がします。
 大事に大事に最後、お届けしますので聴いて下さい。「Something blliant now」

アンコールの「ながれ」は配信終了後に演奏された。
彼がひとりステージの中央でアコースティックギターを弾き始めると、後ろのスクリーンがゆっくりと開いて東京タワーと高層ビルが輝いて見えた。
観客はその素敵な夜景に小さな歓声をあげた。
東京の夜景を背にして、一筋のスポットライトを浴びた彼は「ながれ」を熱唱した。

【 2023年6月18日 SNSより】

Anniversary Live『30×30』 ありがとうございました! 30歳を皆さんに祝って頂き、熱い声援を受け取れて、本当に嬉しかったです。 ほんと幸せな30歳だと思います。 樟太郎もありがとう! 配信に関してはアーカイブも観れるので引き続き楽しんでください! 30代の阪本奨悟もよろしくお願いします^ ^

※阪本奨悟さんやファンのSNSなどを元に書いています。
不都合や間違いがあれば削除・訂正しますので、ご連絡ください。