大企業の労働組合と日本労働組合総連合会(連合)に関して あれこれ
私が一番最初に所属していた会社は大企業で、労働組合がありました。
そして、その労働組合は情報産業労働組合連合会(情報労連)に
加盟しており(実際はもう一つ下の組織もあるのですが、それを出すとどの会社にいたのか分かってしますので、ここでは記載しません。)、
日本労働組合総連合会(連合)の傘下ということになります。
恐らくこの辺は、労働組合がある企業に勤めたことがある人にしか
わからない部分があると思います。
そこで、労働組合とは何ぞ?連合とはどんな組織かというのを、
私が思い出せる範囲で、書いていきたいと思います。
労働組合とは
まず、労働組合というのを、Wikipediaから引用すると
要するに、経営者と正当な契約をするために、労働者(管理職は経営者側なので含まれない)が、グループを作って、経営者側に賃上げ交渉、労働環境の改善を行うための組織です。
労働組合ないと、経営者が思うがままに、雇用されてしまいます。
※だからと言って、経営者が良識がないとは言わないです。労働組合が
なくても成り立っている中小企業は存在します。
歴史としては、イギリスの産業革命時代(18世紀末)に、工場製機械工業が発達し、それに伴う低賃金、長期間労働、怪我など保障を解決するために
作られました。
日本でも、労働組合の始まりは以下のとおりである。
ここで出てきている『共産党宣言』は、カール・マルクスとフリードリヒ・エンゲルス著作の共産主義の原点となっている本です。
実際に行っていた労働組合活動
実際に私が勤めていた時に行っていた、労働組合の活動を箇条書きで書きます。
・新入社員研修での労働組合に関する説明と加入手続き(ほぼ強制)
2か月の新人社員研修があったのですが、その初めの方に、社内の
労働組合の委員の方から労働組合に関する説明があり、その後
加入手続きを行っていました。
加入した方には500円のクオカードをプレゼントしていました。
ほぼほぼ、同期全員が労働組合に入ったと思います。
ちなみに組合費は、給料から自動的に引かれます。
あと、労働組合から抜けるとなると(組合費を払いたくない等)、
相当組合から、圧をかけられます。先輩もそれで揉めていたことを、
覚えています。
・労働組合広報誌の配布
各部署に労働組合の係がおり、広報誌等があれば配布を行っていました。
労働組合に入っていない人には配らないように名簿もありました。
また、元則労働組合の係には2年以上の社員がなるのが、原則ですが、
後輩が入ってくると半ば、係を押し付けている感じでした。
主業務で、労働組合の活動なんてしてられないですからね。
・年2回の組合総会に参加
年に2回ほど開催される、組合の総会(予算の報告、委員の選出報告)
等に、出席しました。
・グループ企業内の組合員との交流
私が入社していた会社は、グループが数多く存在したため、新人の時に
他の会社との組合員との交流会を実施しておりました。
・選挙の際、支援候補への投票呼びかけ
選挙の際は、主に当時民主党の議員への投票支援の呼びかけを
行っておりました。
ここで、ぶっちゃけた話をすると、雇用側(組合員)は野党の
民主党支援ですが、経営者側(課長以上)は与党の自民党支援のため
会社的にはどちらに転んでも問題がないというか、ダブルスタンダード
という感じなのです。
・春闘の取りまとめ
春闘の際に、会社との交渉状況などを報告する会議に係の方が参加して
おりました。
所属していた会社もベア(ベースアップ)を求めていたのですが、
研究所で開発した技術を、商品化するという会社の性質上売り上げが
伸びず、グループ内でベアなしで交渉成立させた時もありました。
春闘というのは、以下ような活動です。
・平和運動
これが一番労働組合の運動で、よくわからないと感じている部分である。
こういう運動にかりだされるから、「本当に労働組合って必要なの?」
って感じてしまう部分である。
・社内代表者のメーデーの集会参加
社内の代表者が、連合のメーデーの集会に参加します。
メーデーというのは、以下のようなものです。
余談ですが、2023年、連合は4年ぶりに大規模な大会を開催し、岸田文雄内閣総理大臣も出席しましたが、
『開催日が「4/29(昭和の日)」で、敢えて、休日に大会を開催したことで、経営者側に忖度しているのではないか?』
『岸田文雄内閣総理大臣(自民党所属)を呼んで、本来支援しているはずの立憲民主党、国民民主党の党首を呼ばないのか?』
等、ネットでは言われていましたね。
以下、余談みたいな感じですが、私が所属していた会社の労働組合関連の
団体に関して記載しておきます。
情報産業労働組合連合会(情報労連)とは
Wikipediaから、引用すると以下の通りです。
余談ですが、所属していた会社の組合は、政治団体も立ち上げており、支援政党のために、資金援助をしていましたね。
◎総務省 なるほど!政治資金 政治団体とは
あと、情報労連は組織内候補として、石橋通宏(いしばしみちひろ)参議院議員(立憲民主党所属)を擁立していますね。
これは、国会で自分たちの意見を通しやすくするために議員を送り込んでいます。
◎石橋みちひろ 参議院議員 公式サイト
日本労働組合総連合会(連合)とは
では、大本の連合とはどのような組織なのでしょうか
構成組織に関しては、Wikipedia内の構成組織のところを参照してください。
※組織数が多すぎる
◎連合 ホームページ
現在の会長はJAM(ものづくり産業労働組合)の芳野友子氏ですね。
この方がどんな人、立場の人なのかは、下記の記事が興味深いかな
※鵜呑みはしてはいけない
◎マガジン9 芳野友子連合会長」への疑問
本来は、立憲民主党、国民民主党支援のはずなのに、揉めている
印象しかない。
もう、労働者なんてどうでもいいのかなーと傍から見たから感じてしまう。
終わりに
以上、私が体験してきた労働組合に関して、いろいろ書いてみましたが、
経営者と戦うために団結するのはいいけど、忖度・労働とは無関係の活動も目に付くので、いろいろ疑問がある。
また、ここでは説明しませんでしたが個人でも労働組合は加入可能です(合同労働組合)
まあ、会社からは白い目で見られると思いますが。。。
昨今のコロナ化、モノの価格高騰で労働者は、危機に瀕しています。
それを守ってくれるのが労働組合なんだと思いますが、本当に守ってくれるのかなー。
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