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今更だけど「ゾン100」のリストの作り方がスゲェって話

くぎゅう10です、

ゾン100〜ゾンビになるまでにしたい100のこと〜
というマンガをご存知ですか?

ゾン100〜ゾンビになるまでにしたい100のこと〜 1巻表紙  『月刊サンデーGX』(小学館)

ブラック企業で社畜していたアキラは
ゾンビパンデミックになった世界を目撃。

「今日から会社行かなくてもいい!」と歓喜し、

「ゾンビになるまでにしたい100のこと」を
書き出して、自分のやりたいことを
気ままに実現していく、という

ゾンビものながらも明るくポップなマンガです。

裏サンデー(https://urasunday.com/title/1176)にて
最初の数話が試し読みできますので
ぜひ数分読んで欲しいです。

昨年アニメもあったので
そっちでもいいです。

エンタメとして
非常に面白い作品なので。
(ぼくはアニメ未視聴勢です)

で、

今日の話題は

ぼくがマンガを読んでいるときは
全然スルーしてたのですが

よく考えると主人公アキラの
やりたいことリストの
作り方がすげぇ!

という話についてです。

初見では気がつかなかったのですが
非常に面白い書き方を
しているのです。

その特徴は以下の通り。

①最初は、既に達成できたことも書く
 (そしてすぐに打消し線を引く)

②思いついた時に追加する(最初から100個書かない)

③仲間と共有し続ける

④タイミングが来た時に実践する

⑤たまたま達成できてたってことも多い

⑥エンド(締め切り)が決まっている
 (日時ではなく、ゾンビになる前に)

サラッと描写されてますが、

これらの要素があるからこそ、
マンガとして成立するくらい
面白いものになっている、といっても
過言ではないでしょう。

(もちろん、ゾンビというスリル要素や
 主人公アキラや友人達、魅力的な
 キャラの存在も大きいですが)


ぼくは、一応起業して
いろんな自己啓発セミナーに
足を運んだことのある身です、

当然、「やりたいことリスト」作りの
話を聞いたことがあるし
何度かやってみたこともあります。

でも続かなかったんですよね。

面白くなかったんですよね。

今になってみると、

上記の要素がイマイチ
欠けていたからだと
痛感します。

1つ1つ解説します。

①最初は、既に達成できたことも書く(そしてすぐ打ち消し線)

ゾン100〜ゾンビになるまでにしたい100のこと〜 #2(後編)より引用

地味なんですが、これすごいと
思いました。

ぼくたちはやりたいことリストを
作成するときに、クソ真面目に
達成していないことだけを書こうとします。

しかし、ゾン100の主人公アキラは
まず達成できたことから書きました。

しかも

「部屋の掃除をする」
「昼間からビールを飲んでダラダラする」

という、実践のハードル
低そうなもの
も含まれてます。


ポイントカードの心理実験があります。

最初は0スタンプで
10スタンプたまるとご褒美

というカードと

最初から2スタンプあって
12スタンプたまるとご褒美!

というカードだと

後者の方がずっとずっと
利用率があがるそうです。

やりかけの方が気になる心理効果、
つい続きをやってしまうという
「ツァイガルニック効果」
ということもできるでしょう。

リスト作りは最初はけっこう
大変だったりしますが
まず実践できていることも含めて
書き出すのはいいと思います。

②思いついた時に追加する

実は、この
「ゾンビになるまでにしたい100のこと」

タイトルに反して
リストは100個作られていません。

後から後から、
けっこう気楽に気ままに
リストは追加されていきます。

このリラックス感
すごくいいと思います。

いきなり100個書こうとしない、
ある程度考え尽くしたら

「できた」

と言ってしまう気軽さが
好きです。

③仲間と共有し続ける

個人的にはここが
決定的に欠けていたな、
と思います。

自分のやりたいことを
仲間に見せ合うのは
けっこう恥ずかしかったりします。

でも、ここが重要です。

仲間と協力するとアッサリ
達成できることもありますし、

仲間と一緒だからこそ
生まれる新しい「やりたいこと」も
あります。

やりたいことを実現するスピードが
一気に加速します。

何より、仲間と
「こういうことがやりたいんだ」と
共有するプロセス自体が
すごく面白いですし興味深いです。

ぼくのビジネスの先生は
「家族100」を作ったそうですが

ノートに書き出してみると

「え?そういうことがやりたかったの?」
「早く言ってくれれば良かったのに」

というネタが大量に出現したそうです。

お互いの理解が深まり、
もっと仲良くなれたそうです。

④タイミングが来た時に実践する

上からリストを消化しない、
というのも面白いポイントです。

リストを作ったら、なぜかぼくらは
上から順に消化したくなりますが

主人公アキラは
「そのチャンスが来たらやる」
くらいの気楽な感じでいます。

心の余白というか、
遊び心がたっぷりあるのです。

⑤偶然達成できてたってことも多い

マンガ読んでみると分かるのですが
けっこう偶発的な達成が多いです。

「マンガだからご都合展開でしょ?」

と思われるかもしれません。

ですが、こういう
「偶然」「シンクロニシティ」
成功者の本とか話とか聞くとよく出てきます。

ぼくもまだうまく
説明しきれない部分なのですが

「偶然」はある、と仮定しないと
うまく説明できない事例が多すぎるんですよね。

量子力学でも
「量子は観測するまでは
 存在確率の波のどこかにいる」
みたいなヘンテコな理論がありますが

そういうヘンテコ理論をもってこないと
うまく説明できない実験結果があるんですよね。

(嫌いじゃない人は「二重スリット実験」で
 動画とか調べてみてください)

で、

この「偶然」「シンクロニシティ」
どうやら眉間にシワを寄せている間は
あまりやってこないようです。

好きなことに向かって
ワクワクしている時に
頻繁にやってくるように
できているようです。

遊び心を持って
やりたいことをやっている彼らに

「偶然」がやってきているのは
実は理にかなっているんですね。

⑥エンド(締め切り)が決まっている

夢や目標には締切を設定しよう、
と良く言われることです。

アキラたちのエンドは
(日付は未定ですが)
ゾンビになってしまう日です。

ゾンビが往来を闊歩している
世界ですから、マジで今日が
その日になってしまうスリルがあります。

その実感があるからこそ

「今のうちにやりたいことを
 思い切りやろう!」

というエネルギーが湧いてきます。

で、

マンガだからこの
エンド(締め切り)がわかりやすく
描かれてますが

ぼくたちが生きる
現実も実は同じだと思うのですよね。

ぼくは今40歳なので
あと40年くらいしか
生きることができませんし、

フッ軽でチャレンジできる
できる期間はもっともっと
短いと思います。

ゾンビのそれと比べると
確率は低いですが
今日交通事故で
死んでしまう可能性だってあるわけです。

ぼくたちの時間には
終わりがあることを
忘れてはいけないと思います。


で、

ゾン100のノリで
ぼくもリストを
作ってみようかな、

せっかく作るなら
仲間と一緒に作って
共有しあいたいな、

と思いつきました。

名付けて

「オタ100〜オタクのうちにしたい100のこと〜」

100個リスト
列挙できなくても
大丈夫です。

100個全部実現できなくても
全然大丈夫です。

そのうちの数個でも
「偶然」でも叶っちゃったら
いいよね、

って趣旨のお遊びです。

気が向いたらそのうち
企画しますので
興味ある方は「いいね!」を
押して置いてください。

それでは。

くぎゅう10

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