歴史を学びSMを知る歴女!公開処刑は民衆の娯楽
彼女は心理学を専攻する大学生で、学費を稼ぐためにニュークラで働くキャストでした。
心理学を学ぶきっかけは「魔女裁判」だと語ります。
中世のヨーロッパで発生したモラルパニック。
モラルパニック?と聞き返すと
社会的な不安や恐怖(政治不安や疫病等)が過剰に高まり、民衆がパニックを起こす集団心理だと簡単に教えてくれました。
大学では心理学を学び、それとは別に歴史に興味があり、ネットで調べたり本を読むのが好きだと言います。
歴史は言わば独学で、興味があるのは限られた時代と出来事だといいます。
その一つが魔女裁判でした。
なぜ、彼女が魔女裁判に興味を持ったのか?
様々な話をしてくれたのですが、心に残った点を紹介します。
当時、密告されれば誰もが魔女にされる可能性があります。
容姿が綺麗な女性は、その美貌で男をだぶらかすと告発され、それだけで魔女にされることもありました。
公開処刑は、大衆に恐怖を植えつける一方で、大衆の娯楽として成立していたと語ります。
拷問や処刑を執行するのは、その多くが男性であり、罪なき美女が魔女にされるのは必然のように思えると彼女は言います。
彼女は、罪なき美女への感情移入で、言わば憧れを抱いているよう思えましたが、そのことがSMに興味を持つ切っ掛けではありませんでした。
切っ掛けは、江戸時代の「隠れキリシタン」だと言います。
江戸時代、幕府の禁教政策により、キリスト教を信仰する人々は厳しく取り締まられました。
魔女裁判と同じく、日本でも改宗や自白を強要する拷問が横行します。
彼女は、江戸時代の拷問について興味を持ちます。
笞打(むちうち)、石抱き、三角木馬・・・・・
彼女が最も興味を引いたのが、「駿河問い」と呼ばれる拷問でした。
駿河問いを簡単に説明すれば、
両手足首をそれぞれ縄で縛り、後ろ側で1つにまとめ吊るし、海老反りの状態に緊縛されるものです。
彼女は、ネット上で「駿河問い」の動画を探し、見つけたのがSM動画でした。
「体が硬いので、自分にはムリ」
石抱きや三角木馬の動画も見つけ、SMに興味を持つようになったと言います。
興味があるものの、実際に自分が体験しようとは思っておらず、女優の反応を見るのが好きだと言います。
歴女がSMに興味を示すのは、そんな事情があるようです。
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