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大統領は「北の国から」がお好き

上の写真は黒板五郎。言わずと知れたドラマ「北の国から」の主人公です。
演じるのは田中邦衛。今年の3月、泉下の人となりました。享年88歳でしたから天寿を全うしたと言えるのかも知れません。

「北の国から」の放送が始まったのが1981年10月。今からちょうど40年前でした。五郎さんは当時まだ40代。大統領は大学2年生。この頃は五郎さんの子供である純や蛍に近い目線でドラマを観ていたような気がします。

でも、スペシャルドラマとしてシリーズが続くにつれてその目線はだんだん五郎さんに近づくようになっていきます。

シリーズの最終話である「2002遺言」の時の五郎さんは67歳くらい。そのひとつ前の「98時代」の時は63歳、もうひとつ前の「95秘密」の時は59歳。なんと今の大統領の年齢より若かったんですよね。

なんでまた朝っぱらから「北の国から」のことを書こうと思ったのか。

タイトルの上に載せた写真は、先週末に発売されたこの本に掲載されていた1枚なんです。

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そして大統領は発売日早々これを手に入れて、昨夜(暇だったものでw)ぜんぶ読んじゃって、しかもハナリー島の大スクリーンで深夜までずっとスペシャルのDVDを観てしまったわけなのです。

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「北の国から」には、五郎さん、純くん、蛍ちゃん、また彼らを取り巻く(いい意味でも悪い意味でも)魅力的な人々を通じて、私たちの心に訴えかける静かな叫びがあるように思うのです。

いまでも忘れられない五郎さんの名台詞があります。ゴミ収集の仕事をやっている純に語った台詞です。
純は、付き合っていたシュウ(宮沢りえ)が、騙されてAVに出演した過去があることを知り、シュウを遠ざけ、蔑むようにさえなっていました。そんな時の五郎さんの台詞です。

お前の汚れは石鹸で落ちる。けど、石鹸で落ちない汚れってもんもある。
人間、長くやってりゃあ、どうしたって、そういう汚れはついてくる。
お前だってある。父さんなんか、汚れだらけだ。そういう汚れは、どうしたらいいんだ?

こんな胸を突き刺すような言葉が随所に溢れる本を読んで、思わずDVDを夜中に観てしまい、日誌にも書いてしまった本日の大統領でした😅

近いうちに「北の国からファン」をハナリー島に招いて、日本酒をちびちびやりながら鑑賞会をやりたいなと思ってます。

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