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書く習慣1ヶ月チャレンジ Day4 今1番変えたいこと

こんにちは。くぎと申します。
「書く習慣1ヶ月チャレンジ」、Day4は「今1番変えたいこと」です。
お付き合いくだされば嬉しいです。

変えたいことは山ほどある

今回のテーマを見たとき、「どうしよう、変えたいことだらけだ」と頭を抱えました。そそっかしいところ、極端なところ、すぐ怒るところ、勢いよく滑り倒すくせに後で後悔するところ、お節介なところ、自分ひとりで食べるご飯を粗末にしがちなところ……変えたいところは山ほど出てきます。

嫌いなことを書き連ねると、自分のことを嫌いになりそうです。
しかし、ここは「今後の課題」と前向きに捉えることにします。

今1番変えたいところ「人に相談しないところ」

今変えたいことの中で、早めにテコ入れした方が良さそうなことを、今回のテーマで扱うことにしました。

私の変えたいところは「人に相談をしないところ」です。

相談しなさすぎて、友達に悲しい顔をされる

そうはいっても、仕事上の疑問点は細かく相談します。機械の操作や各種手続きの疑問点も、気軽に問い合わせます。調べて分からないんだったら直接聞くしかないよね、と思っています。

しかし、私には人生相談をする習慣がないのです。友達の集まりで近況報告をしたときに「ひとりで抱え込まないでほしかった」と悲しい顔をされることがあります。そこで初めて、「私はひとりで抱え込んでいたのか」と気づくのでした。

どんどん進んでいく性格のようで、小心者なだけかもしれない

私は、ひとりでどんどん進んでいってしまうようです。一見、思い切りの良い性格のようですが、見方を変えると、自分の人生の決断に他の人を巻き込みたくない小心者のようでもあります。

「急に具合が悪くなる」の一節

ここで、私のお気に入りの一冊を紹介します。
宮野真生子・磯野真穂 著「急に具合が悪くなる」という本です。
この本は、がんに罹った哲学者・宮野先生と、人類学者・磯野先生の往復書簡で構成されています。

この本の一節を引用します。この一節は患者と支援者の関係性を紐解く中で書かれたものです。しかし、あらゆる人間関係で成立する内容ではないでしょうか。

関係性を作り上げるとは、握手をして立ち止まることでも、受け止めることでもなく、運動の中でラインを描き続けながら、共に世界を通り抜け、その動きの中で、互いにとって心地のよい言葉や身振りを見つけ出し、それを踏み跡として、次の一歩を踏み出してゆく。そういう知覚の伴った運動なのではないでしょうか。

「急に具合が悪くなる」宮野真生子・磯野真穂 著 p.196

相談し合い、意見を言い合い、励まし合いながら生きていくことは、関係性を作り上げるための行動のひとつと捉えることができます。そう考えると、もっと相談してもいいのかな、相談する習慣をつけた方がいいな、と思えてきます。

相談を受けるのは好き(非対称的すぎる)

ちなみに私、相談を受けるのは好きなんです。自分は全然相談しないのに。自分の人生に他人を巻き込むのを恐れるくせに、他人の人生に自分が巻き込まれるのを望む、そんな己の非対称さに笑いが出ます。
ひょっとしたら友達は、「あなたの人生にもっと巻き込まれたい」すなわち関係性を作り上げたいというサインを出してくれていたのかもしれません。

今度友達に会うときに「こんなこと考えたんだけど」と話してみようと思います。友達には「また小難しいこと考えよって」「だったら今から相談してみてよ」と笑われそうです。人生相談をする習慣がないので何を話せば良いのか悩みますが、まずはそのときの困りごとをひとつ話してみましょうかね。

終わりに

「急に具合が悪くなる」は、嗚咽を上げながら読みました。読了後、立ち上がれなくなりました。5年前の出来事ですが、昨日のことのように覚えています。
感じ方はひとそれぞれだと思いますが、私にとっては強烈な読書体験でした。

最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。

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