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ツナギ売り_オリックス①(8591)

オリックス(8591)のツナギ売りをしました。
今回も忘れないうちに、どのように考えて取引したか記録を残します。

※ツナギ売りとは、相場の下落が見込まれる局面において、保有している現物株を売らずに、同じ銘柄を「信用取引で空売り」する手法のことです。

現物株の購入時期

まずはじめに、オリックスの現物株は以下のタイミングで購入しています。(※週足チャート)

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2019年10月に200株メモ買いした後、
2020年3~4月に1,500株購入しています。

これまでの業績や価格水準を踏まえて、
オリックスの時価総額は以下の価格水準が概ね妥当かなと判断しました。

▼時価総額
超割安:
1.0兆円(777円)※たぶんここまで下がらない
割 安:1.5兆円(1,165円)
普 通:2.2兆円(1,711円)
割 高:3.0兆円(2,333円)
超割高:4.0兆円(3,107円)
※たぶんここまで上がらない

平均取得単価は1,298円なので、購入時の時価総額は約1.6兆円です。あまり欲張ると買いそびれるので、適当に下がっているところで買いました。

ちなみに、大型株はコテコテの財務分析や定性分析を行うと混乱するので、ざっくり算出した割安な価格で買えればOKとしています。

購入してから約1年半が経過しました。

株価も平均取得単価(約1,300円)から50%以上上がってきたので、ツナギ売りを狙い始めました。

ツナギ売り1回目

さきに取引の結果をお伝えしますと以下のとおりです。

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当時、「200株ー200株ー400株」のリズムを2回繰り返してツナギ売りを仕込む計画でした。

6月1日の時点で前回の安値から約1ヶ月が経過していたため、7月の初旬にかけて1,700株仕込めれば良しと考え、200株、200株とツナギ売りを始めていきました。(※日足チャート)

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6月10日頃の時点では、高値を更新してくると感じていたので、少し下がり始めたところで売り増すことはしませんでした。

しかし、予想に反してそのまま1ヶ月ほど株価は下がり続けました。

思うように仕込めなかったですが、1ヶ月下落し続けたので、そろそろ一段落かと判断して2021年7月初旬にツナギ売りを返済しました。

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せっかく高値付近で売り始められたのに、結果は1.9%のコストダウンと、6分割で仕込みを狙おうとしたのはやや慎重にいきすぎました。

損をしたわけではないですが、年に何回も仕込み時があるわけでもないので、「仕込みは3分割、手仕舞い1回」でもいいかなと思い始めています。

もう少し経験を重ねて、自身の感覚にあった取引回数に調整していくのが、おそらく正解なのでしょう。

ツナギ売り2回目

ツナギの買戻しから1ヶ月経過して、再び株価は高値を更新してきました。
時価総額も2.5兆円を越えてきて価格もわりと高い水準になっています。

今回の仕込みは6分割にせず、「400株ー400株ー900株」の3分割にしようと事前に決めました。そろそろ調整が入りそうだなと判断したところでツナギ売り開始です。

今回は事前に計画したとおり、以下3分割で仕込みました。

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今後、約1ヶ月の値動きとして次のシナリオを想定しています。

シナリオ1.上がり続ける
⇒ 9月28日(火)の権利付き最終日をまたぎ、3ヶ月以上保有し続ける

シナリオ2.下がり続ける
⇒ 9月28日(火)の権利付き最終日までに買戻す

シナリオ3.保ち合い
⇒ 9月28日(火)の権利付き最終日までに買戻す

少なくとも9月中旬頃まではツナギを保有する予定です。

理想のケースは、9月中旬頃のタイミングで騰落レシオ(25日)が75%以下になったり、日経平均株価が1,000円以上暴落することです。

最悪のケースは、9月中旬を過ぎても株価が上がり続けてしまうことです。その場合は長い期間、ツナギを保有し続けることになるでしょう。

一連の取引で5~10%のコストダウンができれば成功と考えているので、あまり欲張らず見守る予定です。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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