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#54 盛岡市のモダニズム建築【備忘録】

ただいま勉強中のオンライン講座「たてもの探訪」の備忘録です。
自分の復習の意味でのメモ書きですが、ご興味あればお立ち寄りください。(画像は全てネットから拾ったもの)

①円堂政嘉(1920~1994)

村野藤吾事務所に入所し1952年に独立。
代表作…山口銀行本店、広尾ガーデンヒルズ、日本コカ・コーラ本社、ヤクルト本社など

盛岡市役所(1962)
村野藤吾が設計した横浜市役所に似ている
北日本銀行(1959)
この辺りで最も美しいビルらしい。
大北証券本社(1962)
三田商店本社(1968)
「造形的なアールヌーボー風の脚
ピロティー的な存在
不思議なデザインは村野さんの影響か?」(講師)

②辰野・葛西建築設計事務所

辰野金吾  代表作…東京駅
葛西萬司  代表作…盛岡銀行本店、岩手医科大学1号館(1926)、盛岡信用金庫本店(1927)

大北証券本社の正面にある盛岡信用金庫
岩手県医科大学
アールデコ調のデザイン、角に入り口のある古いタイプ。
盛岡銀行本店(1911)
東京駅と並んだ代表作。辰野ルネサンス式と呼ばれるデザインで
地域のランドマークとなっている。角に入り口がある。

③横濱勉

もりおか啄木・賢治青春館
盛岡銀行本店から100メートル位の場所にある
ロマネスク風の破風

④佐藤武夫(1899~1972)

岩手県民会館(1973)
北海道開拓記念館を感じさせるデザイン。
エントランスホールの大階段と
ブリッジに見ごたえがある。
岩手県立博物館(1980)
佐藤武夫設計事務所。佐藤武夫が逝去した後のプロジェクト。
エントランスホールの大階段とブリッジが圧巻。
大屋根に覆われた外部空間なども素晴らしい。
盛岡駅市街地からは少し離れている。

⑤佐藤功一(1878~1941)

佐藤武夫の師。
2人は早稲田大学大隈講堂で共同設計をしている。
代表作…日比谷公会堂(1929)

岩手県公会堂(1927)
岩手県民会館の外装タイルと同じ色調であることも面白い

⑥山下寿郎(1888~1983)

岩手県庁舎(1965)

高層棟の側面にエックス字に目立つブレースをアクセントとしたモダニズム建築。コルビュジェを思わせる庇が波打っているのも特徴。車寄せのキャノピーも造形的なデザインとなっている。

⑦菊竹清訓(1928~2011)

もりおか歴史文化館(1967)

旧岩手県立図書館。複雑な屋根形状からハイサイドライトの光が注ぐ内部空間は、吹き抜けとスロープによってダイナミックな構成をしている。現在は改修され、内側から見上げても当時の面影は残っていない。

⑧盛岡市内で見られる、その他建築物

ライト寫眞館
佐藤写真館(大正から昭和初期の作品)
入り口の頬杖と柱、2階の庇と柱が特徴的
内丸教会
レイモンドの設計か?不明


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