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#239 UR賃貸 西武新宿線【引っ越し】

今の部屋に越してきてから1年3ヶ月を経過したが、さすがにこの町の環境にも部屋にも慣れてしまった。わりとどこにでもすぐに馴染んでしまうひなたぼっこなので…不満はありながらも何とか生活できている。
部屋の寒さは相変わらずで、出窓のある部屋はリビングダイニングより3度低い。寒さに強いマーですら「寒い」と言ってるくらいだから。
なので、冬は開かずの間となってしまった。

慣れたとは言え満足しているわけではないので、相変わらずどこかいい物件はないかと内見したり検索したりする日々が続いている。
民間も時たま調べてはいるけれど、やっぱりURの魅力には勝てないなぁ〜と個人的には感じている(URファンなので😅)。
大手企業が施工したブランドマンションならまだしも、民家と民家の間にちょこんと一棟建っているマンションだと、とにかく隣の家との圧迫感があって、窓からの広い景色なんてとても望めない。そのへんは、広大な敷地に建てているURの最大の魅力だともいえる(人口の多いエリアは除く)。

引っ越した当初のブログはこちら⬇️


UR賃貸 内見

話は10日の日曜日にさかのぼるのだが、突然交際相手のマーが買い物帰りに「良い物件あるかどうか聞いてみようか?」と思いつきで言い出す。
彼は毎週気持ちがコロコロ変わる人なので、2週間位前は会社近くで自分1人が住む部屋を探していたかと思えば、その翌週は和光市駅あたりで2人で住む物件を探していたり…。
彼が住んでいるマンションについても、賃貸オーナーをやってみたいと言ったかと思えば、めんどくさいからやっぱり売却にすると変わっていたり。
おそらく今回も気まぐれで、2人で住める物件を真剣に探すというより、単にいろんな間取りを興味本位で見たいだけなのだろう。
ひなたぼっこも部屋の内見は趣味みたいなものなので、じゃあふらっと行ってみるかということでURの窓口を尋ねると、たまたま1LDKと2 LDKの部屋を見ることができた。

UR賃貸の魅力の1つに、隣接する建物との距離感だけでなく、同じ1LDKでも多様なタイプの間取りがあるということが挙げられる。私のようにいろいろな部屋に住んでみたいなと思う人にとってはまさにうってつけというか、大規模な団地であれば、同じ敷地内で何回か部屋を替える人もいるらしい。
そして今回内見できたのが、この敷地内の1LDKで1番興味のあった間取りだった。

今住んでいる1LDK (53平米)の部屋は、東南に面しているバルコニー側の部屋は、3枚扉を隔てて2つに分かれており、出窓のある角部屋が6畳位の居室。その隣が縦長のリビングダイニングになっている。
キッチンは東側の窓に面して奥まった感じで作られている。
廊下側の扉を開けると、トイレ、浴室や洗面などの水回りと玄関。この作りは、廊下に出ると冬はめっちゃ寒い。

一方、今回内見した1LDK (54平米)の部屋は、ど真ん中に浴室・洗面・トイレ・キッチンが集約されており、北側に寝室用の居室、南側にバルコニーに面してリビングダイニングが横長にある。
キッチンは少し奥まった感じで入っているが、魅力なのはキッチンを中心に、LDKから寝室までウォークスルーできること。
キッチンの背中側に扉があり、浴室と洗面にも行き来できる。
寝室からもLDKからも水回りにすぐに行けることなど、動線から考えてかなり理想的だ。
さらには、水回りから発生する蒸気が加湿の役割もあるので、寝室も冬は暖かに過ごせそうな気がする(逆に梅雨の時期はジメジメとして、カビが発生する可能性もあるけれど…)。

今住んでいる部屋と比較して、構造的に唯一しっくりこなかったのが、浴室のサイズが小さくなっていること。部屋の中央に浴室をもってきた場合、これはやむを得ないみたいだ。
欲を言えば、フローリングも上張りしていなかったので、おそらく建設当初のまま。やはり床が新しいかどうかで全然気分が違うので…ちょっとなぁ〜。

いつものことだが、自分もこの部屋に暮らすことを想定して、自分のマンションにあるゴルフバックやミニベロの置き場所も考え始めたマーが、「ここだったら部屋が2つに分かれているし、自分も家賃と水光熱費を払ってもいい😙」と言い出した。
え?そうなんだ!
ただで転がり込まれるのはお断りだが、家賃を払ってくれるならそれは大歓迎。何しろ息子夫婦の援助のこともあり、正直困っているから。

するとマーが、「いくら払えばいい? 10,000円? 20,000円?」と、私に聞いてくる(注:折半すると1人60,000円の部屋です)。
彼がリタイヤしてからはわからないけれど、今のひなたぼっこの部屋からドアツードアで90分かけて通勤しているマーとの同居は、どのみち場所や金額面で折り合いがつかないので考えていなかった。なので、あえて
「食費はもらわなくてもいいけれど、家賃と水光熱費は折半かな?」と言ってみる。
「それだったら(同棲しなくても)いいや」と、あっさりマーは撤退。
私に、「部屋代10,000円でもいいから一緒に暮らしてほしい」と言ってほしかったかどうかはわからないけれど…とりあえず1LDKでマーと2人で暮らす気はないし、そもそも、私1人で住む部屋を探しているわけだから。

家賃が上がるのは意味がない!

この後2 LDKの部屋も内見。
こちらもまあまあ魅力的ではあったが、現時点で2人で暮らす事は全く考えていないひなたぼっこなので、本気度ゼロの冷やかし半分な感じ。
最初に見た1LDKの部屋への引っ越しに気持ちがかなり傾いていたので、一旦仮申し込みをして押さえた。
転居の1番のメリットは、暖かい部屋!!
しかも上下左右部屋に囲まれている6階で、目の前に大きな建物もない号棟なので、今住んでる部屋のように日中4時間しか日が当たらないということもなさそうだ。とにかく角部屋に出窓がついてると寒くて寒くて、結局1LDKに住んでいても1部屋無駄になっているわけだからもったいない。

だが、最大の問題がもう一つある。
今より家賃が9000円上がる事!!
9000円上がったとしても、角部屋の居室が無駄に使われていることや、寒い冬をより快適に暮らすことを考えれば、それだけ上乗せするメリットがあるのかもしれないけれど…。
9000円分を、どこかで毎月節約すればいいわけだし。
いや、しかし9000円はちょっと大きいかな😓マーと同居して、家賃の差額の10,000円を毎月払ってくれたとしても、割に合わない。

ていうか…そもそも論になってしまうが、引っ越しがめんどくさい😅
また荷造りして、業者頼んで、住所変更の手続きをあっちこっちして…。どうしてもすぐに引っ越したい緊急性とか事情があればすぐに動けるのだが、特段そういうわけでもないし。
それに4年くらい間が空いてればまだしも、今の部屋に越してきてまだ1年ちょっとだとなかなか重い腰が上げられなかったりする。

URのスタッフに聞くと、私が越してきた2022年の12月位はそうでもなかったのだが、昨年あたりから数千円ほど家賃を値上げしたらしい。もちろんURだけでなく、すべての不動産は売買にしろ賃貸にしろ軒並み値上がりしている。人件費や資材が高騰している影響だ。
ひなたぼっこが住んでいる部屋も、もし私が退出した後は、おそらく+ 5000円位加算されて募集されるイメージだ。
一度上がった賃貸は、この先は値下がる事はないだろうとのスタッフの話。買うにしても借りるにしても…高いよなぁ〜。

高齢者向け住宅

そうだ!!
今のひなたぼっこの引っ越しの最大のテーマは、部屋のグレードアップではなく、「家賃を下げること」だった。そもそも所沢への転居を考えていたのもマーとの同居を考えていたのも、少しでも今より住宅費にかかる支出を抑えたかったから。
今より家賃を上げてどうすんだよっ!ってことに気がつき、仮申し込みのほうはキャンセルしてまた振り出しに戻る。

URのサイトを調べてふと気がついたのだが、よくよく考えてみたらひなたぼっこって、高齢者向け住宅を利用できる年齢だったんだ😃
喜んでいいのか悲しんでいいのか微妙だが…、とりあえず年齢とか所得とかの申し込み条件はクリアしている。

その前にURにひと言言わせて欲しいんだけど。
「60歳以上=高齢者向け」っていう表現…どうなの?65歳以上がシルバーっていうのも若干抵抗あるのに、令和のこの時代に60歳が高齢者って…ちょっと納得いかないわ〜。
だって保険証だって、65歳からが前期高齢者、75歳からが後期高齢者なわけだし。いや65歳が前期高齢者っていうのも納得いかないわ。人生100歳時代なのにさぁ〜。
ということは、松田聖子も田原俊彦も唐沢寿明も川崎麻世も今井美樹もNOKKOも、高齢者向け住宅に申し込める年齢ではあるんだ〜。
さらに調べてみると、桑田佳祐、明石家さんま、大地真央、郷ひろみ…もうすぐ70代になる人たち。元気で若いよねぇ〜。
芸能人と比べてもアレだけど、高齢者の基準を変えたほうがいいよなー🙄

話を戻す。
60歳以上が利用できる制度は、URには2つある。
・高齢者向け優良賃貸住宅
・健康寿命サポート住宅
65歳以上になれば、さらにシルバー住宅という制度もあるのだが、これは現時点では条件に達していないので無理。

どの団地にこれらの住宅が備わっているかはホームページではわからなかったので、窓口に問い合わせて「住まいガイド」という冊子に一覧が出ていることを知る。早速、冊子を手に入れて探してみた。
そこで分かった事は、高優賃にしても健サポにしても、築50年以上の取り壊しか建て替えがおそらく近い将来に迫っているような、1960〜1970年前後に建てられたような団地にしか設置されていない。

高優賃は、いわゆる階段しかない5階建ての「ザ・団地」の1階から3階にあるらしい。
健サポは、エレベーター付きのマンションタイプの団地にもあるようだが、やはり築年数は50年前後。
どちらも古い作りの建物なので、建て付けの悪い古い窓から隙間風がピューピューだったり、浴室やトイレに窓があって寒かったり、高齢者は寒さが辛いのに何故か寒い部屋に追いやられるという…。
要するに“どうせ先が短いのでしょうがないでしょ”的な?
“その分家賃が安いんだから我慢しろよ”的な?

昨日のことだが、今ひなたぼっこが住んでいる近所もネットで探してみた。すると、23区内のすごくいい場所に高齢者向け賃貸の募集があり、今週中にでも内見してみようと思っていた矢先に、数時間後にはもう案内が消えていた。
誰か仮申し込みしてしまったようだ。
その場所というのが、マーの実家があった板橋区の赤塚近辺。
有楽町線が最寄り駅なので、彼の職場へも電車1本で行けるし、何よりマーもなじみのある場所なので、テンション上がるかなとも思ったのだが…。
もちろん部屋は今よりずっと狭くなり、家賃も10,000円位下がる程度かな?設備も間取りも旧式なので、おそらく使い勝手も悪いだろう。

躊躇したり迷ってもたもたしていると、良い物件はこんな感じですぐになくなる。

安いけど不便

そしてまた今日も高齢者向け住宅をネットで検索してみたのだが、築60年近い「ザ・団地」に募集があり、リノベーション物件もたくさん載っていた。
20%の減額を利用すると、家賃がなんと50,000円台!!
もちろんエレベーターなしの階段のみだが、部屋の中はまあまあきれいだし、一番最初に息子と暮らした旧浦和市の団地と同じ作りなので、妙に懐かしさもある。
特に、アキヒコの住んでいた(現在も住んでいるだろう)部屋と間取りがほぼ同じなので全く抵抗はない。

これ、内見してみようかな?
家賃が今より半額になるなんて、めちゃくちゃいいじゃん!😃
と思ったのだが…その場所って西武線沿線の東京市部ではあるのだが、バスが必須の距離。
そして周りにはこれといった飲食店も何にもない、田んぼと畑だけ。
だから家賃が格段に安いとも言えるのだが…不便な町って車がない人にとってどうなんだろう?
これだったら、新所沢の方がよっぽど便利だわ。

バス利用といっても、最寄り駅からの距離が1.5キロ徒歩20分ぐらいなら歩くことも考えられるけど、バスで10分から20分の距離って…ちょっと徒歩は無理。
いや、私は別にどこにも通勤していないのだからいいとして、週末マーが来てくれたとしても、朝の出勤はバスを使ってだと厳しい。
金曜の夜来て、月曜の朝出勤する今のパタンは間違いなく変わるだろうな。

もう一つ、西武池袋線沿線エリアで気になるUR物件があったのだが、やはりこちらも駅まで少し遠くバスの利用となる。ただここは頑張れば歩けない事はないし、部屋タイプのバリエーションがとても多彩なのでそれも魅力。
口コミによると、この駅近辺は治安も良く、買い物にも便利な場所なようなので、将来的に家賃を抑える意味でここに住んでもいいのかな?
ただし、マーと2人で暮らすことを想定してたけれど。

このまま1人だったら…今の場所にそのまま暮らし続けてもいいかなと思い始めている。

住めば都?心境の変化

「はっ?ひなたぼっこさんて、埼玉に住むんじゃなかったの?」
はいはい、確かに埼玉LOVEなので、埼玉に帰りたいとは思っていたのだけれど…。そしてそういう決意をブログに書いたりしてもいたのだけれど…。

最初に埼玉に移り住んだのは、実家を建て替える時だったから、2004年位?当時付き合っていたアキヒコとその娘が住んでいた旧浦和市のUR団地だった。
そして2回目に埼玉に住んだ時は、2019年旧大宮市のマンション型のURで、4年住んでいたうちの3年はアキヒコが泊まりに来ていた。
つまり、埼玉=アキヒコとの思い出が詰まっている場所。
もちろんさいたま市とは離れた埼玉西部とか埼玉東部とかになればまた違うのかもしれないけど…。やっぱり以前と同じ場所には戻れないなぁ〜。

もう一つは、行政をまたぐ引っ越しのめんどくささ。
30年以上契約しているヨシケイだの生協だの(生協に絡んだ生命保険だの)の退会・入会手続きや、それ以外の行政の変更手続きもそうだし、何より東京と埼玉でははっきり言って行政サービスの格差があるのも否めない。
東京では無料だけど、埼玉では有料とか…。それはやはり行政が潤っているか潤ってないかの違いもあるのだろうけれど。
たとえ何もない田舎町でも、東京の方がいろんな意味での恩恵が受けられることの方が多いとは感じている(物価は間違いなく埼玉の方が安いけれど、やっぱり車がないと不便だよね〜)。

そして、最も大きな理由がマーの存在。
最初は、「どこか(B級観光スポットに)お出かけするにしても、この辺は何もなくて退屈でつまらない町」という印象だったのだが、最近、マーの影響で少しずつこの町が好きになってきた。

それは、コスパが良くて安い食料品が大好きなマーが、このエリアを気にいってきたから。彼がお気に入りのスーパーもこの近くにオープンすることになったし、近所でいろいろなおいしい店も開拓し始めたので、ますます未練が出てきて動きづらくなってしまった。
すべて食生活に直結しているのだけれど、ひなたぼっこお気に入りの和菓子屋の大福、お気に入りの洋菓子屋のアップルパイ、お気に入りの弁当屋、これから行ってみたいあの店この店…。

そしてこの場所に住んでいる限り、金曜の夜に来て月曜の朝に出勤するアクセスにも、なんとかマーも慣れてきたから。ひなたぼっこ的には、このリズムを壊したくないと思っている(だからどうしても、彼中心になってしまう)。

どこか遠くに出かけないくても、マーと一緒だったら、とりあえずはこの場所であと数年間暮らしてもいいのかな?と思い始めた今日この頃。
(でも、家賃はもうちょっと下げたい😓)

今の町での思い出は、マーとの恋愛の記録に上書きされつつある。多分マーと別れたときが…引っ越すタイミングになるんだろうな。


平日の吉祥寺は意外と空いていた
意外とディープな街。たまには探検してみるか!


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