#92 ハイスペック男の落とし穴　前編【恋活日記】

マッチングアプリ… 1週間で離脱。
一旦休会にしようかと思ったけど、退会した。
確か、前回登録した昨年の夏も、2週間もたなかったっけ。何故かと言うことに関しては、また別の機会に検証してアップすることにして…。今回みっちり長文メッセージを毎日やりとりして、一度だけ会った男性について振り返ってみる。

顔写真アップ当日にアプローチ

それまでは顔写真を載せていなかったのだが、アップすると途端に足跡やお気に入りがいくつかついたり、メッセージがパラパラときて動き出す。場所や年齢など条件が合わなかったり、（ほとんどがこっちの理由だが）顔写真を見て「無理！」と思った相手のカードの削除を繰り返すが、その中で比較的マシだなと思う男性が1人。
本当に、、、たった1人だけ。なぜなら、いい男は決して自分からアプローチはしないから（女性の方から多分バンバンメッセージがくる）。いい男とやりとりしてないから、これは私の想像だけど笑。

実はハイスペックな男だった

誰しもそうだと思うけど、顔写真を見て「これはないなぁ」と思ったら、プロフィールは見ずに削除するだろう。その「たった1人」の男性は、カードを開いたら以外にも条件が良かった。
①同じ沿線に住んでおり、最寄り駅が電車で30分位の場所
②年齢は私より6歳年下で若い
③自己紹介の文面が共感できた（家事は求めていないので、一緒に遊びに出かけてくれる人）
④国家公務員で収入もかなり良い
⑤持ち家(ローンなし)
⑥元嫁とは死別、子供なし

ここまで見た段階で、何も文句のつけどころがないくらい条件が良い。ルックス的には…年下だけどちょっと私より老けて見えるかな？はっきりってタイプではない(そもそもタイプの人なんか、マッチングアプリで業者以外に見たことないし）。
そしてこの人に返事を書こうと思ったもう一つの理由は、圧倒的にコピペのような定型文が多い最初の挨拶メッセージが、ちゃんと私の紹介文に寄り添った内容だったから。多くの人にメッセージを送っているという感じではなく、私のことを気に入って送ってくれたと感じた。
（もう1人、私の顔写真を“凛々しくて美しくて好みのタイプ”というメッセージをくれた人がいたが、75歳…）

ただ、メッセージのやりとりが始まると、徐々に正体がわかってくる。

心が折れそうになるメッセージ

最初の1往復目は、いわゆる普通のやりとりだったが、2回目のメッセージあたりから少しずつ…この人変だなと思う部分が見えてきた。
・普通は書かないような、ずれた内容を書いてくる
・とにかく文章がめっちゃ長い
1つの送信に対して文字制限1000文字なのだが、目一杯書いてくる。
私からは何も質問していないのだが、というか、質問の余地を与えないほど、自ら自分についての説明をかなり細くしてくる。
2回目に来たメッセージは、本人の1日のサイクルだった。朝何時に起きてから、勤務時間が何時から何時で、休憩時間がこうで、あーしてこーして何時に寝るとか。お堅い仕事なので、そのことについて詳しく書かれていた。
そしてその次に来たのは（こちらからそんな質問など全くしていないのだが）、本人の職場の部署の人数とか、どういったところを転勤してきて、どんな配属になってきたかなどの内容。

そして私への質問攻め。
文字制限で書ききれないので2つ目の吹き出しに、めちゃくちゃ長い質問。1つ聞いては、自分自身の答えを書き…性格がどうのとか、あなたは〇〇ですか？私は△ △です、みたいな感じで、それがずらっと5つぐらい続いている。
そしてそれが毎日一往復だけど、長文メールのやりとりが続いていく。
夕食は何を食べたかとか、
好きなアニメは何か、
好きな芸能人は誰か、
スポーツは何をやってきたか、
家族構成とか。
質問自体、ほとんど忘れるほどくだらない内容だったので覚えてないけど、この時点で私、なんだか尋問されてるみたいで心が折れそうになった。もう返事しないでやめちゃおうかな〜？と思ったけれど、ここはマッチングアプリだし「きっと私のことを知りたいと思って真剣に聞いてくるのだから、ここは真摯に答えないと」と気持ちを奮い立たせ、一つ一つ丁寧に回答して返す。

それにしても、質問内容のなんと的外れなことよ。
普通のケースだと、今までどんな職業だったのかなど仕事のこととか気になると思うけど、それは最後まで触れなかった。
そしてもっとも興味がある話題として、どういった付き合い方をしたいかとか、好みのタイプの男性や苦手なタイプなど知りたいと思うのだが、そんな話題も出なかった。私からも聞きたい事はあったのだが、ものすごい量で送られてくる相手の質問に答えるだけで文字制限になってしまうので、相手から質問されそれに答えるという、ほとんど一方的なやりとりだった。

勘のいい人はこの人がどういう特性を持っているか既にお気づきだろう。メールですら、すでに会話のキャッチボールができていない人。

NGなメッセージ、理想的なメッセージ

では、出会い系での模範的なメールのやり取りはどんなか？

ネットで調べればいくらでもアドバイス的なものが出てくるが、頻繁にやり取りするのであれば、10行程度じゃないかな？
そして質問は、1つの吹き出しに対してせいぜい1つで、相手の回答を読んだらそれに対してちょこっとコメントをつけるなど、ちゃんと会話の形になっていないとね。
マックス1日1往復くらいであれば、長文メールでも全然平気だしそれはそれで楽しいのだけど、それにしても一方的な質問が並んでいるのは、やりとりしていても苦痛なだけでちっとも楽しくはない。

絶対返事をしたくない、あるいは途中で離脱したくなるメッセージ。

(今回ちょこっとだけやりとりした人の実際にあった例）
① 60歳を過ぎたおじさんのくせに絵文字がやたらに多い
（むしろ、おじさんの方が絵文字をつけたがるらしいけど）
使うとしても、1つの吹き出しに多くて2個までかな？
②こちらが返事を返してないのに、待てずに後からどんどんメッセージを送ってくる(ちなみに①と同一人物だが、ブロックした)
③特に私に関心を示さない。相手からメッセージをくれたにもかかわらず、何も聞いてこないし、会う日程だけを決めて、はい終わり的な。（この人は一応お断りの返事をして会わずにさよなら）
④メッセージの印象が高圧的で上から目線。やっぱりメッセージのやりとりって人柄が出るね〜。たった1往復半でも、隠せないわ。その人は大学院卒の塾経営者だけど、私が質問したことに対して回答してくれて、その次相手が私に質問しようとしたときの文面。
「それでは私からも質問します」
何気ないこの一言がすごく引っかかった。威圧感？
私より少し年上だし、きっとエリートだったんだろうな。このタイプは、おそらく女を見下すような、人を支配下におきたいような性格じゃないかという直感が働いた。大体人にものを教える先生なんて職業は、いつも自分の言うことを聞いてくれる人を相手にしているわけだから、そういう人は多いかもしれない。
⑤後はあからさまにコピペだとわかるような定型文

プロフィール写真が､､､考えなさすぎ笑

ちょっと脱線してしまったので、話を戻す。
この質問攻め男性のもう一つ気になったこと。
あからさまに作り笑顔だとわかるような自撮りのプロフィール写真。
緊張気味にぎこちなく口角が上がって、必死に笑顔を作っている。
いや、むしろそれは好感が持てるし、マイナスポイントではない。
メインの写真以外に載せている他の写真は真顔だが、これはいまいち。やっぱり作り笑顔でも笑顔のほうがいいなと思う。

男性のプロフ画像で時々見かけるけれど、その人も鏡に向かって移している写真だった。それはいいんだけど、その人の場合、洗面所の鏡で映しているから、後ろの棚のトイレットペーパーとか生活感が丸出し。

しかも、この人にとっては結婚相手を探すための勝負をかけたマッチングアプリのメイン写真なのに、肌シャツ着ての撮影って､､､。
でも、この人にかすかな期待を寄せている私としては、まぁ〜きっとはじめてのマッチングアプリと言っていたから、よくわかってないんだなぁ〜とプラス思考で考える。いや、むしろ、その純朴さが天然ぽくてかわいいじゃない、とすら思うようにした（そうであってほしいと）。
あまり身なりに気を使うタイプではないようだから、逆に私もそのほうが気が楽だしね！

あんまり好みのタイプではないけど、会ってみたらすごく波長があって、もしかしたらこの人と付き合うことになるかもしれない？！
なんてことを考えながら、ちょっと総合的に考えると複雑な思いだった。とにかくまずは会って話してみないとわからないから…。

そうこうしているうちに、約束した顔合わせの日が近づいてきた。

【続きはデート編で…気力があったら書きます】