両親が離婚した

つい昨日の夜のことだった。

先週から始めた塾講師のバイトのことで、塾でも英語を教えている母にアドバイスをもらうのと、近況報告を兼ねて電話した。


まず母が開口一番に、

「そうえいば、離婚することになったんだよね〜」


は??


青天の霹靂だった。

聞くとどうやら4年ほど前から父から切り出されていたらしい。


思い返せば、自分が小学校に入学する前に両親は別居を始めた。

通う学校の関係で母と一緒に暮らし、主に父にお金の支援をしてもらっていた。


別居する前は常に喧嘩をしていたが、別居してからは衝突しているところをあまり見たことがないし、

2人とも楽しそうに生きていたので、合わないなりに上手く距離を保っている関係なんだなと思っていた。


だからこそ驚いた。


そしてその間、自分は何も知らなかった。


父とは今でもたまにドライブに連れてってもらったり、美味しいご飯を食べに行ったり、一緒の時間はそれなりにあったし、

昔なんかは一緒にスポーツもした。バスケ始めたのも父の影響だしね。



でも、父は昔から自分から話はしない人だった。
今でも、俺が話してばっかりで、喋るのをやめると車の中はいつも静まり返る。だから喋るのをやめなかった。

メジャーリーグの大谷の話になると急に饒舌になるけどね笑(花巻東時代からの大ファン)



離婚したいなんて、母の不満なんて一切聞いた事が無かった。


それに、今になって離婚するメリットってあるのだろうか??


父のことだから何も言わずに次のステップに進もうとしてるのだろうか、、


そこで俺は

「新しいお母さんとか出来んのかな笑笑、その場合のお母さんって英語でなんて言うの??」


と冗談めかして言ったら、


"stepmother"って教えてくれたし、

「その場合結婚式には呼ばれないだろうね〜笑」

なんて言ってた。

両方呼んじゃダメなのか聞いたら、普通は呼ばないらしい。


でも、仮にもし結婚式やるとしたら絶対どっちも呼ぶ。そう宣言した。


一人暮らしをはじめるまでの15年くらいを母と2人で過ごした。



母からは一緒に過ごした時間とモラル教育、

父からはスポーツの知識とお金を

主にもらった。


母と共に過ごした時間が長いから、今の自分を形成するにあたって、母から受けた影響はかなり大きいと思う。


もちろん大事なこと、いい事、楽しいこと


受けたプラスの影響は沢山あるけれど、


もちろんマイナスの影響だってある。


1番記憶に残ってるのが、

中学の部活動についてかな。


小6から始めたバスケを中学に進んでも何となくで続けた。

でも、その中学校のバスケ部は俺らの代が入部する前に県優勝してて、

俺らの代の目標も全国大会出場だった。

当時の俺はチビで下手くそで同期からどつかれたりしてたし、顧問の先生は怖いし、、

兼部させられてた駅伝部の練習も辛くて、


それが嫌で何度か仮病で学校を休んだことがあったな、、


部活の時間が近づくとだんだんお腹が痛くなって吐き気がしたり、頭が痛くなったりするやつ。


病は気からってこういうことだよね。


なんとかついていけるようになったのは2年生になってからだった。


それでも、中学3年間坊主にさせられながらそれ以外全て捨てて必死にしがみついたバスケットでは、コートに立つ時間はほとんどなかった。


大差で勝ってる試合に出れるくらい。


後輩もみんな上手くて3年の中総体でもユニフォーム貰えるかギリギリまで分からなかった。


周りのみんなは上手くて、同期後輩の中の数人は今も強豪の大学でバスケットしてる。


顧問は実力主義だったから、引退するまで同期はかなりピリピリしてたな、、


引退してからはよく遊ぶ最高の友達になったんだけど。


ある日、母から

「次の試合で活躍しなかったら、もう二度と試合を見に行かない」

と告げられた。


そして本当に二度と見に来ることはなかった。


部屋で1人で泣いてた。

バスケットがつまらなかった。

中学校生活そのものがつまらなかった。


考えてみれば、今まで親から褒められたことほとんどないかも。


大学受かったときは褒められたけど、


そういう結果出した時だけだったから、便乗してその時の気持ちで褒めてるのかもって思ったし、


自分が頑張ってることに継続して応援してくれる人いなかったかも。


ずっと経済支援してくれてる父は形的に応援してくれてたね。


そういえば受験期に食戟のソーマっていうアニメに影響されて料理にはまってから、ご飯作ってくれることもほとんどなかったっけ、、


さすがに受験直前には母にキレたことがある。


そんな母だけど、今の俺もそういう要素あってこそなわけで、


もう体の一部みたいなものだよね。


だから、もし将来結婚式やるってなったら呼ばないなんて有り得ないよね。


俺に関わったものは最後まで運命を共にしてもらわないとね。


1つ心配なのは、母の経済面かな。


英語一筋で食っていくのってなかなか難しいらしい。

やりがいで続けてきた英語の仕事だけど、

最近収入が減ってるらしくて。


貰ってる仕送りとかバイトで稼いだお金をこっそり送ろうかと思ったけど、


本人の仕事が増えないと根本的には解決しないんよな。


だから、徐々にプログラミングとか学んで、ホームページとか作れるようになろうかななんて最近考え始めた。


技術科だからそのうち情報の授業取るだろうしね。



この先どうなるか分かんないけど、


取りあえず目の前のできることからひとつずつ。

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