独占禁止法について
どんな企業も、規模や業種を問わず、次の4種類の競走のうちどれか一つに関わっています。
まず一方の端に位置するのが、
完全競争
ここでは数多くの小さな規模の企業が、同じような製品をそれぞれつくっています。
その対極に位置するのが、
独占
一つの大きな規模の企業が、市場の売り上げをほぼ独り占めしている状態のことです。
この二つの中間あたりに位置するのが、
独占的競争
数多くの企業が少しずつ違うものをつくって競争している状態です。
それから独占、完全競争よりももうすこし独占寄りの状態として、
寡占(かせん)
があります。
一企業による独占ではないですが、
少ない数の大企業が市場のほとんどを支配している状態です。
インフラ関係(電気、ガス、水道等)の場合は、どうしても独占が起こってしまいます。
水道管を例に挙げますが、地中に5本も6本も管をひくというわけにもいきません。
このようにどうしても独占が起こってしまう状態のことを経済学用語で、
自然独占
と言います。
独占が悪い方向にはたらくと、生産側がだらけて生産効率が下がり、そのぶん消費者の我々が高い単価に苦しむということになってしまいます。
独占状態を放っておくのは危険なため、
当然ですが、独占を禁止、管理する人達が存在します。
独占率を審査してくれるのでよっぽどでない限り完全な独占はできない状態にあります。
その他の競技にも勿論、複雑な事情がありますが今回はこれで以上となります。
参考文献:”スタンフォード大学で一番人気の経済学入門”
これから日々更新、改善していく予定です。
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