奥多摩サイクリング

11月某日。朝4時自宅発。ホリデー快速を利用すればもう1時間程寝られたが、混雑が予想され自転車を担いで突撃するわけにはいかず回避したところこんな時間に。眠い……

東京駅で同じく輪行目的のおじさんと話をする。輪行勢は見た目で分かりやすいので、仲間意識を持ち(持たれ)やすい。おじさんは高尾の方に行くらしく私は奥多摩方面のため、立川でお別れ。


そんなこんなで奥多摩着。自転車の組み立てに入る。今回は輪行の練習も兼ねているので、ブレーキなどの確認もしてから出発することに。めちゃくちゃ時間がかかった。なんとか出発。

ついた!

旧甲州街道に入るまでは車通りが多く歩道もないような道を走る。自転車はあまりにマイペースで走ると邪魔になる可能性があるので、走行環境を確認しながらとにかく慎重に進む。この辺にはやばい走り屋も多く、信じられない程でかい音をするバイクとかもたまに通りかかるため、とにかく彼らの邪魔にならないように(怖いので)気配がしたらすぐ避ける。

しばらく走ると、旧甲州街道の分岐が見える。奥多摩の渓谷を這うようにアップダウンするという感じの道。未舗装路部分も多いが、おおむねクロスバイクぐらいなら問題ないレベルの道が多い。アップダウンが多く人通りも車も少ないただの楽しい道である。おまけに一本道のため迷子になる心配もない。


ここからは、ひたすら漕ぐ。(途中には有名なパワースポット的な神社とかいい感じのつり橋もあるのでそこに立ち寄るのも良いかも)とにかく林道という感じで楽しい。千と千尋の神隠しの最初お父さんが運転している道みたいな感じ。

木が多く景色が良いかと言われると微妙かもしれない

しばらく漕ぐと、奥多摩湖のかなり手前に出される。奥多摩湖に旧甲州街道で行くためにはここから山道に入らなければならない。それが嫌な場合は現甲州街道に合流しなければならないのだが、こちらも中山トンネルという比較的長く狭く登りのトンネルを走らなければならない。私は流石に山道は無理かなということでトンネルの方を選択したが、トンネルは少し嫌な感じだった。遠くに聞こえる車の音すら聞こえないタイミングで、車(バイク)がいない時にさっさと通過。


トンネルを出るとあとは、少し上ってすぐ奥多摩湖である。ということで、奥多摩湖着。奥多摩駅から1時間半ぐらい。相当ゆっくりなペースである。疲れたので若干の休憩を挟む。この時点で、足から普段の感覚とは違う疲労感を感じていた。

青い

ラムネと水分を入れて出発。ここからは奥多摩湖の周りの緩い綺麗な舗装路が続く。また、景色も良く車通りも少ない。楽しい。そんな感じでまたしばらく漕いでいたが、どうにも足がおかしい。確認のため、広いところで自転車を降りようとしたところ足を延ばした瞬間に太ももの内側がかなり強く攣ってしまった。ここを攣ると膝が曲げられないため、しゃがむことも出来ない。

足つった所付近

しばらく放置していたら、なんとなく足が曲げられるようになった。しかし、試しに自転車に乗ってしばらくして降りると同じように攣る。そんなことを駐車場で3回ほど繰り返した。どうみても不審者。奥多摩周遊道路の方を見るとかなり自動車やバイクが多く、さすがにこれで行くのは危ないので近くのソバ屋で塩気のあるものを食べて撤退することにした。

うどん屋だった

何とか奥多摩駅まで着いた。帰りの電車には、私と同じくして輪行したであろう知らないおじさんが左側にたくさん怪我をしていた。どうやら落車したようである。無理してたら、私もこうなっていたのかなあ~なんて思ってしまった。


という感じで、楽しかったが消化不良感が否めない久々のサイクリングだった。

総括としては、まずとにかく足が痛かった。春に120キロ走っても余裕だったので行けると思っていたが、寒かったのと朝にコーヒー飲んだのが余計だったのかもしれない(今回は2, 30キロで足がつった)。また、これ以降自転車(自転車に限らずスキーでも)に乗ると以前余裕で走れた距離より明らかに短い距離でも、全く同じ場所が攣るようになってしまった。柔軟と筋トレをして基礎を上げるしか無いかな~という感じである。

また輪行についてだが、こちらについてはとにかく端の方で人の少ない電車に乗れば余り迷惑にならずに出来そうだと感じた。ただし、とにかく路線次第なので下調べが重要である。

最後に奥多摩の道についてだが、現甲州街道から奥多摩周遊道路にかけての道は「奥多摩駅~奥多摩湖」と「奥多摩周遊道路起点の看板から(こっちは見ただけだが)」は車通りが非常に多いものであった。奥多摩周遊道路はとにかくそこを何往復もスポーツ的な感じで走っている人も多いため、まあそんな感じになるらしい。そのため、今回はまあ途中で引き返したが良かったのかなあと思った。ここに次回、来るなら平日かな。

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