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四男の「パパ、作ったからやろー」に一瞬悩んでから気が付いた話。

毎日恒例、男児四人が全員スムーズに食べ終わらない食事を終えて、一通りの炊事、家事をこなしたあとに、ぼんやりと手元にあった『鬼滅の刃』6巻読んでたんですね。

長男(9)と次男(7)はお風呂で会話してて、三男(5)は、ブラックピットに色を塗ってました。すると、なんか折り紙をしていた四男(5)がトコトコ来て、「パパ、作ったからやろー」と言うわけです。

何をやるのかが抜けている提案ですけど、カラフルな何かが制作されており、とりあえず、四男に指示された場所に座りました。

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写真は整えてますが、最初に問われたのが「何色がいい?」という質問。真ん中に5つ並んでいるものだけ見せられました。

あまり深く考えずに「青がいいな」と言ったら、「パパは緑でしょ」と有無を言わさず指定された色の何かを渡されました。なんで色の選択肢を提示されたのかは不明です。

次に、「ほら、やろ!」と言われました。この折り紙を重ねたものが何なのかわかりません。そのため何をやるのか、どうやるのかもわかりません。仕方がないので、折ってある部分を開いてみたところ「壊れる!!」と叱られました。

何か壊れたり、本当に大切なときにしか開けない何かのようです。そして出てきたのがスプラトゥーンの紙が貼られた紙。そして、僕の手元にあった緑の何かを取り上げた四男は、おもむろに鉛筆で〇や□を書いて「はいっ」と。

ここでやっと僕はこれが何を意味しているのかわかりました。四男が自らの手で制作した自作Switchですね。そこまでわかれば、あとはコントローラー(Joy-Con)で遊ぶだけです。

ゲームウォッチ、ファミコン、ゲームボーイ、セガサターン、PCエンジン、ディスクシステム、PlayStation、ゲーセンで遊んできた経験を活かして、コントローラーを操作しました。

すると、「パパ、ちょっと貸して。セロテープとって。」と。まだ何やら作り足りなそうです。すでに家族6名分のコントローラーは準備されていたので、まさか僕が知らないところで家族が増えているのかと聞いてみたところ、ガン無視されました。

そして、何やら折り紙を重ね、コントローラーをそれの両端に置き、セロテープをつけていきます。僕はセロテープを渡す大役を明示され、5分ほど経過したところでしょうか。

「できた!」

というので見てみてると、なんとJoy-Conをドッキングさせて、僕が使いやすいものにしてくれました!

どうしてもJoy-Conでは力を発揮できず(スマブラ・リンク)、でも自宅にjoy-Conが4つしかないので、誰かがドッキングすると参加できる人数が減ってしまい、いつも子ども(特に長男)に負けています。

そんなコントローラー不適応でビハインドの僕のために作ってくれた四男のやさしさを感じました。そして、こんなにも具体的なものを制作できるようになったなんて!

正直、三男と四男のどっちが何を得意としているかなど、一か月単位で入れ替わるので、四男のこれまではいまいち把握してません。とにかく具体的に見えるものを手作業で作れることに感動しました。

そして、僕は作ってもらったパパコントローラーを、四男は自分の青のJoy-Conでスプラトゥーンをしました。とてもよい勝負で、実際にパンチとキックもコントローラーとは別に繰り出されるのを交わしながら、四男が勝利宣言。

しかし、僕も勝利宣言をしたところ、一気に感情を損なってしまい、パパコントローラーを取り上げられ、Joy-Conも使わせてもらえず、折り紙と鉛筆渡されて自分で作ればいいさ、とばかりに放り出されました・・・

仕方がないので読みかけの『鬼滅の刃』6巻を改めて開こうとすると、「パパ、早く作らないとゲームできないよ!」と再び叱られ、そしてタイムアップ。

20:00消灯ルールの笛がなり、男児四人はお布団へ。いつも21:00には寝てくれるのだけれど、今夜はどうかななんて思いつつ。だいたいファンタジスタ次男が、ファンタジスティックなことをやって、パパが出てきて怒られる。毎日が修学旅行の夜の先生役みたいなものです。

で、子どもたちが寝静まったころ、足元に落ちていた四男特性のSwitchを並べて写真を一枚。

長男はマインクラフトにはまり、双子はそれぞれ興味がわかれてきました。相変わらず次男は行動が読めず、恐竜の卵を羽化させる練習や、四足歩行でより早く動くためのトレーニングをしている謎の人間です。

工藤家は元気です。

現場からは以上です。

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妻と一緒に本を出しました。kindleunlimitedだと無料で読めます。

本書を作成するにあたってたくさんの方にご支援いただきました。


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