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炎天下に子どもと歩いていたら、突然声をかけられ、マスクをしてないことを強く注意されたこと。お願いなので、子どもの前ではやめてください。

暑いですね。職場と自宅の間を自転車で移動するとき、それなりに体力を奪われます。照り返しもありますし、小さな子どもたちにとっては何もしなくても負担があるように思います。

その日は、次男(7)のサッカーシューズが小さくなったので、長男(9)と双子(5)を自宅において二人だけででかけました。

夕方の早い時間でしたが、まだまだ外は暑くて、距離的にはたいしたことなくても、歩いていると汗が止まりません。次男は元気でしたけど。

本人が気に入ったシューズが見つかり、店舗を出て次男と歩いていたときです。

突然、僕の左半身後方から「おい、あのさぁ」という声が聞こえました。次男は右側を歩いていました。

なんだろうと思いつつ、自分であるとも思わず歩いていると、「お前だよ」と。そこで、この初老の男性は僕に話しかけているのだと認識しました。

まったく面識のない男性で、「道案内かな?」と思いながらいると、少し強い語調で「なんでマスクしないんだ」と言われました。

外で、人はまばら、そして灼熱。店内では僕もマスクを着用し、次男もつけていました。そして、店舗から出るとき、僕はマスクを外しながら次男に「この暑さだと熱中症になるかもしれないからマスクは外していいよ」と伝えています。

男性からみたら、マスクをしない親子に見えたのかもしれません。ちょっとだけ周囲を見回すと、確かに目に入る子どもたちの多くは両親とともにマスクをしているようにも見えます(もちろん、していない子どももいます)。

このとき、僕が考えたことを書くと

・この男性はどのような行動をするかわからないので、必ず男性と次男の間に自分の身体を配置しよう

・ややこしいことになるかもしれないので、何かあれば謝罪をしてこの場を切り抜けよう

・まだ、マスクをしてないひとに迫ってくるひとがいるのか。

ということです。特に男性と次男のポジションはずっと気を配っていました。僕がそんなことを考えていると、男性は再び「マスクは?なんで子どもにマスクさせないの?」と聞いてきます。

理由を聞かれているので、「この暑さだと熱中症が怖いので、この(周囲にひとがいないことを示して)環境だからマスクしなくていいと僕が伝えからですね~」と、ちょっと軽い感じで説明しました。

そこからいろいろやりとりが始まります。マスクをさせないこと。新型コロナウィルスの猛威。ひとびと(世界レベル)が亡くなっていることなど。

僕は次男と男性が近づかないように、歩きながら次男を誘導していました。すぐに終わるかなと思っていましたが、こちらの方向に歩きながら話されるんですね。

僕は考えました、

・立ち止まると長くなるかもしれない

・こちらの意見や質問に対する理由を聞く姿勢は持ってなさそう

・それにしても暑い

と。

何より、僕は次男に、この環境では熱中症になるので、マスクはしなくていいよと伝えています。彼はそれを信じてつけていないわけです。7歳ですからコロナのことは知っています。

そんな次男に対して、科学云々よりも、持論を振りかざしてマスクをしてない存在に誹謗中傷めいた言葉を使ってくる。そういう大人がいるかもしれないですが、7歳の子どもがいま知らなくてもいいことです。

むしろ、たくさんの大人に助けてもらい、遊んでもらい、ひとを信頼する(信頼される大人にならないとっていつも思ってます)ことを理解してほしい時期でもあります。

だから、いろいろ言われることよりも、次男がいるところで、彼を巻き込みながら、持論を大声でぶつけるのを心からやめてほしいんです。

そんなことを考えながら、その男性は途中でついてくることをやめました。正直、ホッとしました。とても疲れました。そんな場面にいさせてしまった次男に「怖かったよね」と言葉をかけました。

すると、彼は「何が?」と言いながら、普段やらせてもらえないポケモンGOに集中していました・・・結果としてはよかったんですけどね。あっちのジムにヒードランが出ているから取りに行こうと要求してきます。

そして、落ち着いてから初めて気が付いたことがあります。

その男性はマスクをしてなかったんですね。

炎天下なのでマスクをしなくてもいいですし、何か事情があるのかもしれませんが、近距離で、大きな声で、マスクをせずに、マスクをしていないことを注意されていたこと。

自分の子どもを守る意識を強くしていたにもかかわらず、その男性のことをちゃんと観察していませんでした。とても反省しています。

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妻と一緒に本を出しました。

本書を作成するにあたってたくさんの方にご支援いただきました。


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