ふつネタライブ 感想


 配信購入期間が終了したため、以下、ふつねたライブへの想いの丈を綴る。結論から言うと、最高のイベントだった。

 ライブ当日。ルミネに到着し、さっそくルミネザよしもとのあるフロアにカチコミ。クリアファイルを音声のミナミさんから受け取る。ファイルは扁桃パンダさんのふつおた。ラジオで読まれている時も笑ったが、文章でみると余計に笑ってしまう。

 いよいよ開演。オープニングアクトでさっそく街裏さんのサコ目。サコの目撃に歓喜する会場。一瞬で会場の一体感を感じた。街裏さんの作った完全オリジナルのサコ目撃情報も見たくなった。ラジオではできないバスケットボールが転がってくる演出が印象的だった。
 いよいよふつおたのネタ化が始動。各芸人さんによってオリジナルの部分が多かったり、原作に忠実だったり比率はそれぞれだったけど、会場全体がずっと沸いていた。追加されている部分が面白いのはもちろんのこと、ふつおたと同じ部分でも面白すぎる不思議。ネタが始まった数十秒で「あのネタだ!」とざわざわする会場が心地よかった。毎週ラジオをひとりで聴いていたつもりだったが、ここにいる全員で聴いていたんだなぁと実感。
 全員分のネタについて書きたいが、書くととんでもない分量になりそうなので特に印象に残った街裏ぴんくさんと囲碁将棋(コンビ名なので敬称略)について書く。
 個人的にこの番組と一番親和性が高く感じた街裏さん。毎週この番組に出てましたっけと思うほど違和感ゼロ。原作も好きだけど、オリジナル部分もめちゃくちゃ面白かった。特に、タイムマシンでカラフルな松屋に突っ込むところがツボだった。「最高でしょう!!」と言っていたけど、完全に同意。見えるハートも意味分からなくて好き。漫談は初めて見たけど、舞台上にたった一人しかいないのにも関わらず迫力がすごくて感動した。とにかく街裏さんの単独ライブに行きたくなった。
 囲碁将棋は原作をさらに超える幼稚系パワーワードの応酬。扁桃パンダさんの元メールだけでも大量の幼稚系ワードがばら撒かれたのだが、囲碁将棋の二人によってさらに増量。文田さんも根建さんもめちゃくちゃ楽しそうに見えて、嬉々としてスーツの大人が下ネタをばら撒く姿に死にそうなほど笑った。エグい下ネタで笑うのは社会生活上大きなリスクを伴うはずだが、客席では老若男女関係なくゲラゲラ笑っていた。みんなこの番組聞いてるからいいよねっていう謎の連帯感と安心感からだと推測。ありとあらゆる銀行関連の幼稚系ワードが乱立し、最後の方は「今、囲碁将棋は下ネタを言っている。」ということが認識できなくなっていた。とにかく情報量の多い数分間。囲碁将棋と扁桃パンダさんは混ぜるな危険。是非またコラボしてください。

 ネタ以外の部分だとオープニング・幕間・エンディングのVTRが全てカッコよかった。オープニングで初期の情熱スリーの音声が使われており、この番組の過去回の思い出が蘇る。幕間Vの「芸人名×ラジオネーム」が大きく表示されるのも粋で痺れた。シューターとして羨ましすぎる。エンディングの受信ボックスの数が35(サコ)になっているところも細かい。

 総括すると、今まで見たことのないスタイルのライブで、本当に楽しかった。この夏一番の思い出を聞かれたら、ふつねたライブと即答する。
 あとこれは個人的なことだが、ザ・ギースの高佐さんがコント化するのに迷ったメールとして私が送ったものを挙げてくれたのが本当に嬉しかった。正直に言えばあと一歩だったのかとちょっと悔しかったが、プロの芸人さんに面白いと言われる機会なんて一般人の自分にとってめったにないことだ。嫌なことがあっても「私はちょっとおもしろいんだぞ。」と思って生きていくことにした。


PS ザ・ギースのコントの最後に出てきた女根建太一、シューターのメールから想像すると暗いイメージだったけどめちゃくちゃ明るくて安心した。


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