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Chapter1:山田裕貴の売れない芸人役が見たい


【はじめに】

私の毎日は基本ドラマがベースだ。
仕事終わり、約束を入れるときは
その日のドラマラインナップを
考えてから返事をする。

土日のどちらかは必ずドラマを
まとめて見る時間を取るように
心がける。一度、土日どちらも
忙しく過ごした日があったが、
しっかり心身ともに崩れた。
健康のためにドラマは欠かせない。

そんな生活を続けていたからか
今年は、上半期終了時点で、
125作品を視聴し終えた。
それだけ見ると、この俳優さんには
こんな役が似合うだろうな~という
虚妄が見えてくるようになる。

…というわけで、毎回芸能人の方を
一人挙げて、その虚妄を綴ろうと
思い立って、このnoteに至る。

第1回は、山田裕貴さん。
(以下敬称略)
アツい演技と表現力が心に響く
今をときめく人気俳優だ。
そんな山田裕貴にやって欲しい
役どころを考えてみる。

【山田裕貴×〇〇】

山田裕貴と言えば、感情の乗った
起伏ある演技が天下一品だ。

2020年放送の「ホームルーム」や
「先生を消す方程式。」では、
狂気を感じるまでのぶっ飛んだ役。

2021年に放送された
「ここは今から倫理です。」や
2023年に放送された
「女神の教室~リーガル青春白書~」
では、感情の読めないクールな役。

2023年放送されたばかりの
「ペンディングトレイン
 ー8時23分、明日君と」では、
世界を諦めたようなドライな役。

ここ最近で山田裕貴本人に通ずる
アツさを感じるのは2021年放送
「青のSPー学校内警察・嶋田隆平ー」
で演じた子供想いの警察官役
くらいではないだろうか。

ここ最近は、こういうクールで
ドライな役が多いように思う。
一癖ある役が多い山田裕貴に
どんな役をやって欲しいかと
考えたとき、パッと浮かんだのは
シンプルな恋愛ドラマだった。

ヒロインのことを誰より想いながら
背中を押す気さくな当て馬も良いし、
少しずつヒロインに惹かれていく
主人公ポジションでも良いし…
なんて考えていたところ、突然
恋愛ドラマを飛び越えて、見たい
山田裕貴が頭に浮かんできた。

山田裕貴×売れない中堅芸人。

思い付いた瞬間「これだ!」感が
皆にも体感して欲しいほど
凄かった。

火花の菅田将暉と桐谷健太、
ボクたちの交換日記の小出恵介と
伊藤淳史など。基本的に役者さんは
売れない芸人役を演じた時の深みが
凄いように思う。

それはきっと、俳優業界の現実も
甘くないからで、どれだけ才能が
あってもそれが陽の目を見るとは
限らない世界の中で藻掻いてきた
自身の歩みが演技に乗るからだと
私は勝手に思っている。

その点、山田裕貴がもし売れない
芸人役を演じたらとんでもない
作品になるんじゃないかと思う。

プロ野球選手の父を持ち、どこかで
父への憧れとプレッシャーを背負い
野球を辞めた山田裕貴は、甲子園に
立つ野球部の姿を見て、自分は
逃げたから、グラウンドじゃなくて
客席側にいるんだと試合開始前から
涙が止まらなかったそうだ。
そこで一度死んだような気持ちになり
次にやることは絶対に最後まで
やり遂げると決めて挑んだのが、
俳優という職業だったとインタビュー
などで語っている山田裕貴。

覚悟と熱量があるからこそ、
山田裕貴の演技は胸を打つ。
演じると言うより、その役を
生きているように感じる。
セリフを言っているのではなく、
自然に出た言葉に聞こえてくる。
ペンディング・トレインの涙の
シーンは思わず心を掴まれた人も
少なくないのではないだろうか。
見る時間ないよ!でも山田裕貴の
泣きの演技が気になる!って方は
とにかくこのMVを見て欲しい。
これだけで全てが伝わるはずだ。

この数分のMVだけで、
画面に引き付けて放さない。
そんな山田裕貴が売れない芸人を
演じたらどうなるだろう。

自分よりも後にデビューしたのに、
売れて冠番組を持った後輩への
嫉妬と見栄。人を見下すような
笑いの取り方をする尊敬できない
先輩からの偉そうなアドバイス。
結婚して、子どももいて、
それなりの役職について、平穏な
暮らしをしてる同級生を見ては
こみ上げる焦り。客席からの乾いた
拍手。若手ADにすら雑な扱いを
受ける現場。それでも諦められない
自分への苛立ちや、そこまで夢中に
なれる物があることへの微かな誇り。

こういう複雑な入り混じった全ての
感情を山田裕貴なら一つも零さずに
ドストレートに伝えてくれるような
気がする。

厳しいことを言いながらも、
売れない芸人山田裕貴を支えている
元カノ役には、木村文乃さんとか、
木南晴夏さんとか、自立した印象の
方をキャスティングしてほしい。

相方でパッと浮かんだのは戸塚純貴。
でもそれだとどっちがボケでどっちが
ツッコミか全く想像できないカオスな
コンビになりそう…矢本悠馬的な
ほわっと感もありかもしれない。
って考えている間に、なんか、もう
普通にこのドラマ見たくなってきてる。

元々かなりお笑いが好きで、NHKの
コント番組「LIFE」にも出演したり
自身のラジオ番組でも
「細かすぎて伝わらないモノマネ」を
パロディしたコーナーも持っている
山田裕貴だからこそ、リスペクトを
持って芸人さんを演じてくれると思う。
関係各所の皆さん、是非ドラマ化
ご検討ください。

第2回目は間宮祥太朗さん予定🗓
次回も是非見てください📚

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