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【台本】害悪オタク列伝 暇アノン問題編その6:大物続々の暇アノン区議(候補)たち

導入

 皆さんこんにちは。犯罪学者の新橋九段です。

 前回、暇アノンに加担し女性支援団体への攻撃を繰り返す都議を紹介しました。今回は区議編です。
 暇アノン問題とは、昨年8月から繰り返し発生している、女性支援団体へのデマ攻撃と誹謗中傷です。
 今年の1月には監査の結果が公開され、会計に不正がなかったことが明らかになったにもかかわらず、団体への攻撃は未だ止んでいません。
 残念ながらこうした攻撃を扇動し、正当化の口実を与えている議員も存在します。今回はそんな絶対に投票してはダメな区議と候補を紹介していきます。
 もっとも、区議は都議に比べてさらに人数が多く、抜けがある可能性も高まっています。
 もしこの動画で漏らしてしまった議員がいれば、情報をお待ちしています。
 なお、暇アノンに同調したと判断する基準については、前回の動画で説明しましたのでそちらをご覧ください。

 例によって、動画の台本と参考資料の詳細はnoteで公開しています。概要欄のリンクから是非ご覧ください。

東京24区議編

おぎの稔(大田区議)

 暇アノン議員解説区議編、最初は大田区議のおぎの稔です。説明不要の自称オタク区議です。

 彼は頻繁でこそありませんが、隙あらば印象操作とデマの流布で支持層のミソジニーオタクへの媚売りを忘れません。平常運転とも言います。
 例えば、ここに挙げたツイートでは、あたかもColaboが領収書を出していないかのように書いていますが、これは事実を曲解した内容です。
 実際には、個人情報を保護する観点から一部をマスクした領収書を提出したものの、都に認められなかったためその分を自費で処理したというだけです。

 彼については問題が多すぎることもあり、単独での落選運動動画も予定しているところです。間に合う気がしねぇけど。
 間に合わなかったときのために簡単に彼の問題行動をまとめておくと、口座の売り渡しに寸借詐欺疑惑、新型コロナ流行期に発熱があるにもかかわらず外をほっつき歩く、戸定梨花問題では世界日報の関係者とつるんで署名の名を借りた嫌がらせにいそしみ殺害予告にまで発展する一因になる、Twitter上での女性やイスラム教徒など様々なマイノリティへの攻撃的な言動、憎悪扇動などです。
 個人的には、この動画に登場する全ての議員の中でもワーストに位置する人物であると評しています。

大川宏洋(渋谷区議候補)

 大川、という名前に聞き覚えのある人もいるでしょう。
 大川宏洋は先日亡くなった幸福の科学の総裁、大川隆法の息子です。渋谷区議選に出馬する予定のようです。
 彼はColaboへの直接的な攻撃を最初に行った迷惑系配信者、煉獄コロアキと同調してバスカフェを訪れ妨害しています。

 また、先ほど紹介した荻野稔とも一緒に演説を行っており、迷惑系同士仲良くつるんでいます。悪い意味で類が友を呼んでいますね。
 カルトから脱したのに今度は陰謀論にはまってしまうというのはもの悲しさすらありますが、ここまで来たら同情の余地はないでしょう。

太田しんや(渋谷区議候補/日本維新の会)

 維新も暇アノン候補を渋谷区へ送り込んできました。太田しんや候補です。
 自民やN国の影に隠れてはいますが、維新も暇アノンへの同調者が多い政党です。国会では音喜多駿参議院議員が攻撃役を務めています。

 肝心の太田候補は中年にありがちな謎改行を多用した投稿で、Colaboについて制度の悪用などと発言しています。
 監査の結果では不正が認められなかったのに、どこに悪用があるのでしょうか。
 彼が引用している記事は契約手続きにおいて規則違反があったかもしれないという内容ですが、事実だとしてもそれは都の問題です。
 制度運用が杜撰だというのであれば、Colaboの運用ではなく都の運用が杜撰だと言うべきでしょう。

最勝寺しんや(新宿区議候補/NHK党)

 最勝寺しんやはN国の公認候補で新宿区での出馬です。
 彼個人の罪状はバスカフェの妨害ですが、N国は国会議員である浜井聡が国会審議を通じて攻撃を繰り返しています。
 なお、N国はコロコロと名称が変わってややこしいので、この動画では一貫してN国で通させていただきます。
 政治女子48党とか言っても何のことかさっぱりだと思うので。

渡辺清人(新宿区議/自由民主党)

 先ほどの候補と同じ新宿区の現職区議が渡辺清人議員です。所属は自民党です。
 彼はColaboを『多くの問題を抱えている団体』とし、バスカフェへ敷地を貸すことを問題視しました。
 もちろん、ツイート時にはすでに公開されている監査の結果から、Colaboに多くの問題がないことは明らかです。
 新宿区はバスカフェの中心的な開催場所のためか、暇アノンに同調する区議が多くみられます。
 そして、都議のとき同様、区議でも自民党は暇アノンへの同調が強く見られます。やはり自民には入れないようにしましょう。

伊藤陽平(新宿区議)

 もう一人、新宿区の現職区議で暇アノンに加担しているのが伊藤陽平議員です。
 彼はColaboの事業について、都の職員が書面での実態把握しかしておらずブラックボックスであると主張しています。
 しかし、職員が現場に足を運びにくいのは、当人がブログで自ら書いているように理由があることです。
 特に、過去に都の担当者がセクハラをしたという指摘がColaboからなされ、担当を外されたこともあったと伊藤議員は明かしています。[1]
 であれば、実態把握不足の責任は都にあり、Colaboに問題があるかのように書くのは筋が通らないでしょう。
 また、伊藤議員は仁藤氏が『温泉むすめ』を批判したことを『ファンを傷つけSNS等で炎上して』いると、あたかも問題行動かのようにも書いています。
 以前指摘したように、暇アノンの攻撃の動機は、彼らが仁藤氏をオタク文化の敵対者だと勝手に定めた私怨によるものです。
 こうした事実に反する表現は、暇アノンの攻撃を正当化するものだと言えるでしょう。

鳥居みずき(中野区議候補/自由民主党)

 暇アノンと強いつながりのある自民党ですが、その中でもまずいのが中野区議候補の鳥居みずきです。

 彼女は自身の応援に煉獄コロアキを動員しており、暇アノンとの近さは言うまでもありません。
 煉獄コロアキは某炎柱のコスプレで迷惑行為を繰り返す人物で、バスカフェへの妨害を積極的に行っている人物でもあります。

 また、彼女自身は飲食店の感染予防対策が話題作りなどと投稿して顰蹙を買うなど、全体的に滅茶苦茶をやっています。
 ぱっと見泡沫候補のような言動を繰り返していますが、これで自民党の公認候補なんですよ。どうなってんの。

竹村あきひろ(中野区議候補/NHK党)

 中野区もなかなかの地獄が広がっております。N国の候補者まで出ていますからね。竹村あきひろ候補です。
 彼は現在、ネットでの騒動を手当たり次第に突っついている様子であり、暇空のツイートも肯定的に拡散しています。
 いわゆる暇空リツイート罪です。

 「共産党と繋がりが深い」という暇アノンでしか通じないスラングを多用しているところからも、彼の立場は明白です。
 ちなみに、竹村候補は共産党が危険な団体であるかのような印象操作を頑張っているようですが、公安警察に何十年と監視されても組織的な悪事の証拠ひとつ出てこないのが共産党という政党です。
 皆様の税金で安全が確かめられている日本共産党をぜひよろしくお願いします。暇アノンもいないよ。

新藤かな(港区議候補)

 暇アノンの特徴のひとつが、先ほどもお見せした反共思想です。共産主義の何が気に入らないのかはわかりませんが。
 そんな反共思想を強く押し出すもう一人の候補が、港区議候補の新藤かなです。元は維新の所属だったようです。

 彼女もTwitterで「共産党と繋がりの深い」論を展開しています。
 まぁ実際には、女性の権利拡充に関心のある政党が共産党くらいしかないからそう見えるだけなんでしょうけどね。
 そんなに繋がりが羨ましいなら、自分も支援したらいいのに。

矢口やすゆき(杉並区議/自由民主党)

 候補が無茶なら現職も無茶なのが自民党。自民3人目は杉並区議の矢口やすゆき区議です。

 矢口区議はColaboの会計が不透明であるとか、本来の目的から逸脱した活動をしているなどというデマを流布しています。
 もちろん、これらはいずれも監査で否定された内容にすぎません。みんな監査の結果くらい読んでくれ。
 なお、このツイートですが、よく読むと重要な点は「疑惑」そのものではなく、杉並区長が仁藤氏をフォローしているのがけしからんという内容です。
 自分が気に入らない人物をフォローしているだけでキレるという、中学生でも最近なかなか目にしなさそうな理由で怒っている思春期区議なのでした。

鈴木達郎(江東区議候補)

 無所属の候補も目立つために必死なのか、暇アノンに転ぶ傾向が目立ちます。江東区から立候補予定の鈴木達郎候補もその一人です。

 彼は自身のYouTubeチャンネルで繰り返しColaboに関するデマを流布しています。
 動画では執拗に攻撃を繰り返す自民党の浅野川崎市議や、同じ支援団体の運営者でありながら攻撃に加担する人物も登場させています。
 なお、この運営者ですが、自分がColaboを叩いていたらそのせいで自分の団体のチェックも厳しくなり、不適切な支出をした費用を返金する羽目になったという、寓話じみたエピソードもお持ちです。

谷口さとし(江東区議候補)

 江東区にはもう一人暇アノン候補がいます。無所属の谷口さとし候補です。

 彼もTwitterで暇空を肯定的に取り上げ、女性支援団体を攻撃しています。
 もっとも、アルファベットの大文字小文字の区別はおろか、小さい「つ」もまともに入力できていませんが。
 何だよぱつぷすって。

くつざわ亮治(元豊島区議/日本改革党)

 くつざわ亮二は豊島区の元区議で、元はN国の所属でした。過去の所属だけでだいたい人となりがわかると思います。
 彼は動画などで積極的にデマを流布し、議会で攻撃を繰り返す現職議員とも同調しているようです。
 例えば、ここに挙げた投稿では、あたかも団体の幹部が高額の食事代を委託費用から支出したかのように書いています。
 しかしもちろんこれはデマで、実際には支援対象者の女性のお祝いの食事会に支出されたもので、その必要性は再検査でも認められています。
 ほかの文章もすべて間違いで、再検査の結果をきちんと読みさえすればありえないものです。意図的なデマの流布だと言わざるを得ないでしょう。

松丸まこと(前足立区議/みんなの党)

 松丸まことはみんなの党所属の前足立区議です。
 ここに挙げた発言では都民ファースト批判のようになっていますが、しれっとColaboに関するデマも流布しています。
 費用として認められなかった192万円が都民の血税だと主張していますが、違います。
 監査の実際の結果は、委託事業にかかった費用のうち192万円を経費として認めないものの、それを踏まえても全体では都が支払った費用より多く支出しているため、返金の必要がないというものでした。
 つまり、費用として認められなかった192万円はColaboが自ら支払って処理したので、血税でも何でもないわけです。
 だから監査の結果を読めと。

 なお、松丸はほかにもColaboの活動への侮蔑的な発言を繰り返しています。現職でないのが唯一の救いです。

吉川はすみん(世田谷区議候補/政治女子48党)

 吉川はすみんは世田谷区議候補であり、N国から名称の変わった政治女子48党の所属です。

 彼女は先に紹介した大川宏洋とともに、『宏洋さんと公金チューチューcolaboのお話を』と題した配信を行っています。
 御周知のとおり、「公金チューチュー」は暇空の造語であり、Colaboが不正な会計をしたとする人々が好んで使用するジャーゴンです。
 こうしたタイトルの配信を、実際に活動を妨害した候補とともに行っている点から、彼女も暇アノンに加担した候補であると評価できます。

まとめ

 というわけで、暇アノンに同調した区議15名を紹介しました。23区だけでもこれだけいるというのは驚きですね。
 動画をご覧の皆さんはぜひ、自分のお住まいの地域の候補者の名前だけでも拡散してください。
 というわけで、今回の動画はここまでです。ご視聴ありがとうございました。高評価、チャンネル登録もよろしくお願いします。
 次回の動画でお会いしましょう。私が力尽きていなければですが。それではまた。

脚注・参考文献

[1]新宿区とColaboについての一般質問


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