【MTG】アサシンクリード：ならず者レビュー

　恒例のレビューだが、今回は暗殺者にテーマが寄っているためならず者の数は非常に少ない。とはいえやらないのもおかしいので取り上げつつ、あとは注目のカードに触れていくことにする。

新録

護衛の陽動

　これ自体ではなく、ならず者トークンを生成するカード。トークンもちゃんと用意されている。意外とコレクションではネックになりがち。特にFoilは集めにくいので。
　1/1のならず者が3体いて嬉しい場面があるかは不明だが。

シェイ・コーマック

　今回唯一のならず者。単体除去を打つたびにパワーが上がっていく算段だが、スタンならともかくモダンでそんなことをしている暇があるかどうか。今回のセットは暗殺者デッキがいろいろ作れそうで面白い反面、モダンでカジュアルでも成立するか不安がのこる。

　統率者戦では安定して「悪事を働く」カードがあれば強くなれそう。例えば《オークの弓使い/Orcish Bowmasters》なら相手がドローするたびにクリーチャーを対象にとれる。除去も出来ればどんどん大きくなる。

　余談だが、『アサシンクリード』のキャラがカード化されるにあたって、大半は暗殺者になっている。一方、このシェイ・コーマックだけはアサシン教団を裏切りテンプル騎士団として活動したキャラクターらしく、「アサシンではないがアサシンっぽいことをしているキャラ」としてならず者のクリーチャータイプが必要だったのだろう。教団側のシナジーに噛み合うとフレーバー的におかしいので。

個人的注目カード

　ここからはもうならず者とか関係なく、個人的に注目しているカードを挙げていく。

レイヴンズソープの伯爵、シグルド

　《トム・ボンバディル/Tom Bombadil》で使えと言われている1枚。英雄譚の進行を調整しつつ自軍を強化し続けくれる。攻撃しなければいけないのが難点だが、統率者戦ならどこか隙のあるプレイヤーがいるだろう。

シャオ・ユン

　アーティファクト2つタップでダメージを飛ばす。統率者として面白い動きをしそう。《波止場の恐喝者/Dockside Extortionist》で宝物を出して《最深の力、オヘル・アショニル/Ojer Axonil, Deepest Might》でダメージを水増しするとあっという間に地獄。皮肉にもマナカーブが完璧。

シワのバエク

　《軍団のまとめ役、ウィノータ/Winota, Joiner of Forces》の人間ガチャ当たり枠とみなせるカード。デッキの構築を多少伝説に寄せる必要はあるが、指輪物語もあって伝説のクソ強人間は増えた。コラボが続けば今後も増える一方だろう。今のうちだぞ！

　ちなみに、《E. Honda, Sumo Champion》が出ているときにこいつも出ると最低でもパワー7の二段攻撃、場合によってはさらにパワーが上がる。全体の。

アレクサンドリアのアヤ

　こちらも《軍団のまとめ役、ウィノータ/Winota, Joiner of Forces》の当たり枠。少なくともこれ自身がダメージを与えればトークンが出てガチャの機会が増える。ウィノータを隙のあるところへぶつければさらにもう1体。ガチャは回数が正義。

タカの眼

　やはり最注目カードはこれ。2マナ3ドローは驚異的な効率である。暗殺者でなくとも統率者がダメージを与えればフリーランニングコストで支払えるので、殴り系の統率者デッキならシナジーを無視して投入しても強い。

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