商品と知識と音楽

欲しいもの、やりたいことが全部商品として売られているものだったことに気がついて落ち込んでいる。
寒暖差が激しくて体が熱くなったり冷たくなったりしている。
欲しいものも食べたいものも本当の欲望じゃなくて喚起されたもので、それはお金を払えという命令に等しい
美味しいものを食べたいと思ってたけど食べるものが簡素でも困らないし美味しい物を食べる喜びは持続しないしハッピーを追求しようとすると今の私ではお金を払う方向にしか動けないからしばらくハッピーに向かうのを抑えたい。ハッピーになりたいとは別にハッピーにならないといけないというような強迫観念があってそれに駆動されている。ハッピーになりたいのとハッピーにならないといけないと思うのは全然別物で後者は苦しい。ハッピーになるためにしてきたことがハッピーに結びついていなかったと思う。
それでも知識と音楽だけは手放せない。勉強の理解度が線形で常に新しいことが少しづつ分かってずっと楽しかったら良いのに。勉強の理解度は階段状だから次の多幸ポイントがまだあることを信じて勉強するしかない。今は勉強する大義名分がある。これを失ってもまだ勉強できるのかは自信がない。勉強に大義名分があるところにずっといたい。ポッドキャストを聞き始めた。音楽は普遍的だから音楽を聞くのは許される気がして聞いている。辛いときはホワイトノイズか音楽を聴きながら深呼吸するようにし始めた。本はもう当分買わない。買っても疲れて読めなくてそれに対する自己嫌悪で疲れてしまった。今は幅広い知識を詰め込めこむことができない。小説は全く読めない。漫画も罪悪感で楽しく読むのが難しい。
散歩も楽しかったけどそれも気のせいかもしれない。散歩はちんたら会話できるのと頭の血管の流れが良くなるような感覚がするのが好きだった。でもそれは軽い脱水症状になっていただけかもしれない。
世界にはなんでもあると思ってたけど売ってるものしか売ってない。必要なものも欲しいものも棚に並ばない。今の私は物質的にも精神的にも満ち足りていて完璧で隙がなくてそれがありがたくて少しだけ寂しい。今以上に幸せになることはないのだと思う。お金ではブーストできない。

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