「私はヨーコ JAL17期生」

 noteの私の原稿では客室乗務員のことをCA、すなわちCabin Attendantの略称で書いているが、世界中で通用しているわけではない。
 Flight  Attendant(FA)とか、Cabin Crew、Stewardess、とエアラインによって様々だ。
 JALでは最初Stewardess、次にAir hostess、そしてCabin Atendantと変わっていった。
 世界では一般的にFlight  Attendantが通用しやすいようだ。

 名称の変遷には社会状況やハイジャックの多発も関係している。
 
 乗務員を単なるサービス要員ではなく保安要員として乗務させなければならなくなり、まあ、なんというか、ナヨナヨした印象を与えるのはまずい、となったわけだ。中には女性は採用せず男性の乗務員のみを乗務させるエアラインも現れた。同時に制服もスカートからズボン(パンツ)着用に変えたエアラインもある。靴もハイヒールからスニカーへとなったのは当然である。
 ハイヒールに関しては、私が乗務していた時代でもキャビンではフラットシューズに履き替えていた。だから緊急脱出時はハイヒールではないわけだ。

 ハイヒールといえば、終戦後、ハリウッド映画の影響で娘たちは一斉にハイヒールを履き出したが私も例外ではなく、実は今ごろになって後悔している。気がつかなかったのだが、いつの間にか足の裏にタコができて、ばあさんになってから痛くて歩き辛い。履かなきゃよかった。今は下駄ばかりです。

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