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大学職員を志望する人へ

大学職員とひとくちで言っても、国立、公立、私立と3種類に分けられます。一概には言えないけど、天国のような職場と断定はできないです!

都市伝説と私が働いていて実感したことをまとめました。

残業がほぼない
→部署や人によっては、ほぼ毎日残業の場所もあります。会議とか、保護者等の対応とか入試業務とか…。私の場合は、同じ部署の他の人がやる仕事がだんだんと回ってきたり、業務手順が経費削減のため、システムの契約を止めて、エクセルファイルで手続きを行うなど複雑になりました。そのため、残業時間が増加傾向にある人も中にはいます。同じ部署でも、要領が良かったり、休みがちな人は毎日定時に帰っている状況(その人のしわ寄せは他の人に来ていると思う。)も見受けられます。部署によっては、事務職員の仕事がほぼないなどもあります。

有給休暇消化し放題、休みがたくさん
→私の大学の現在いる部署では、事務職員を含めて、ほとんどの人が有給を使いきれずに10日以上を捨てています。少なくとも5日は取れています。(5日は最低限の有給取得日数)
私の勤務している大学については、採用月に応じて、有給がもらえます。その後、1月になったら、20日付与となっています。

有給を使い切る人は、公共交通機関に乗り遅れて遅刻したからとか、体調を崩しがちで病気のため休むために使ってます。有給を使い切っても、病気なら病気休暇もあります。休暇の種類は多いものの、活用はされてないです。

仕事内容が簡単な割にお給料が良い
→これは人によって、捉え方が違うと思います。確かに、毎年やっていることの繰り返しや同じことの繰り返しも多いですが、入試業務とか学生対応とかは、責任重大ですし…めんどくさい業務や土日の学生に関する業務は若手の事務職員に回ってくる(押しつけられる)傾向があるかも知れないです。
あと、残業の多い部署から少ない部署に異動になって、お給料下がったと嘆いている人がいます。
どんなに頑張っても基本的には横並びなので、特に忙しい部署に配属されると少ないと思うかもしれません。最終的には大手の民間企業に抜かされるレベルの年収と思った方がいいかもしれません。

職場の環境や人間関係が良い
→部署と立地によります。教員対応や学生対応から逃れられない部署になると所属している教員等の雰囲気次第で決まってきます。医学部があると附属病院も異動先ですし、事務の本部や学生対応等をする部署、教員対応をする部署で服装を含めて、変わってきます。大学事務の場合は、どこに飛ばされるかわからない配属ガチャな部分はあります。人間関係も、絶対良いとは言い切れないですね…

安定しているから、育休も取れるし、定年まで働くことができる
→育休は取れますが、非常勤であったり、特任であると、予算の都合で産休後育休が取れない可能性もあります。常勤の場合は、心配ないと思いますが…。実は、早期退職を募っている大学もあるので、肩たたきにあう可能性もなきにしもあらずです。精神的な病気で退職した方もいます。

肉体労働がない
→豪雪地帯ですと雪かきとか看板設置とかあります。

学生や教員、教育関係の仕事しかない
→職員を採用する人事や労務管理、大学の設備を管理したり、財務関係のいわゆる一般的な事務仕事もあります。大学によっては、附属病院で働くこともあり得ます。知っている限りですと、大学病院のあるキャンパスの配属されることが多い大学もあります。

研修などが沢山あって自己成長につながる
→勤務する大学の方針にもよります、私の勤務している大学の場合、初任者研修については、勤務先の大学単体で行ったのは1日のみです。教員と受けたものは半日です。宿泊で合同開催された研修もありました。(出張扱い)。あとは、主任者研修もあります。
TOEIC研修は大学の福利厚生1つのe-Learningと本が配られました。
もろもろ研修はありますが、勤務時間中に時間を作れないと参加が最低限になります。
少なくとも、私は自己成長より自己退化を実感する方が多いです。



事務職員として強く実感したのは、事務職員は基本的に教員の奴隷であって、人権がない(あくまでも私個人の意見です) 

本部等に問い合わせても、事務職員の意見は面白いくらい無視されますし、なんなら隣の係長に使いパシリにされそうになりましたからね(私の働いている大学の場合)


どの仕事にも言えますが、合う合わないがあるので、大学の雰囲気を含めて考えてみてもいいと思います。同期や先輩職員については、入ってみないとわからないので合わなかったら、自分のせいと責めないでください。


何かあったら、追記します。

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