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たとえばなし

某週刊誌の定価を例えば480円とします。
仮に、40万部発行で売切れたら2億円の売上になります。
2週ほど続けて世間の目を引く記事が用意できれば「×2」で4億円。取次を経て編集部に入ってくる金額が半分としても、2億円ほどは入ってきます。

で、そこの記事に携わる人が、過去に誰か超有名人と寝た女性を何人か集めることが出来たと仮定します。
「強引だったの?」
「それ、襲われたってことにしない?」
「今でもトラウマに悩まされてるってことだと、世間から注目されるよ?」
とけしかけて記事に出来て、謝礼を1人当たり30万円を5人ほどに払ったとします(合計150万円)。

それが話題になって週刊誌は2週に渡って売れましたが、その有名人サイドから訴えられることになるとします。この場合、せいぜい民事で「名誉棄損」。裁判で負けても、恐らく200-300万円ほど払うだけです。

●裁判で支払えと言われた金額を300万円とし
●女性への謝礼金150万円とすると、
合計で450万円の支出。
一方で入ってくる売上は2億円。
・・・こんな楽で確実ないい商売はありません。

一般社会にも芸能界にもおかしな人がたくさんいて、超有名人と何としてもお近づきになりたい人、関係をもってでも仕事が欲しい人、有名になりたい人、一発逆転を狙っている売れないタレントさんなどはたくさんいます。

しかしもう一方でもちろん、何らかの合意があったにせよ、超有名人に意に反した屈辱的な扱い方をされ、一生忘れられない傷を負った経験をされたケースだって充分あり得ます。

とは言え、何がどうなってるのかわからない・・・などと思ってはいけません。そのどちらが正解とも嘘だとも証明されていない段階で、双方が言い争っているうちでも、被害者だと突然言い出した人を疑うことはあってはならず、そこに一切の嘘などなく、彼ら彼女らは純粋な被害者だと決めねばなりません。

これはたとえ話で、何かの具体的なケースを言ったわけではありません。
しかし、何だか・・・どうなんでしょうね。

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