jikosyoukai

猿耳悪鬼と言いますが。
好きなものは婉曲と卵とショートヘア、嫌いなものはフェルト細工と静電気と海です。

こういうものの羅列というのはなるべく連関の無さそうなものを挙げていくのが僕の趣味みたいなものなのですが、丁度これを書いているときに、まったくのアットランダムを作るのは無理だろうと言ったことを隣で言われまして。でも私の目指すところは完全なアットランダムな羅列なのかというとそうではないような気がします。
ここにいるものどもは性格も思想もバラバラですけれども、文章に限らず(と言っても主に文章ですが)、何かしらの創作をしよう、それに関わろうとしています。
で、ここからは自分の持論ですが、物語というのは世界の離れた二か所をつなげるものだと思っています。
普段我々は何か1つのところとその周辺しか認識をせず、ポインタが世界をうろうろしているような感じで生活しています。そこで物語、いや、物語に限らずとも、何かしら影響を及ぼしてくるものというのは、その世界の中のある地点と、その周辺にない、離れた地点とをつなぐブリッジのように働くことで、我々に新たな視点を与えてくるのです。
そこで、「じゃあ何か面白いものを作ろう」と思い立った時、我々がするべきことは、世界の離れた場所と場所との間に橋を架けようとすることだと思うのです。
そして、その橋を架けるためには、まず自分がその場所に「ここに橋を架けられそうだ」と見出す必要があります。そしてそれは誰もそこに橋を架けなかった、架けようとしなかった場所であればよりいいはずです。
じゃあ、どうすればその「橋を架けられそうな場所」を見つけられるのか、といったところで、このアットランダムというのが1つの手法になってくるような気がしてくるのです。まずは「繋げられるかは分からないけど、兎に角今の場所からは遠い所へ」という感覚で挑んでいれば、次第に今度は繋げられるか否かも判断ができるようになってくるんじゃないかと、そういう思いがあるように感じます。
だから、別にまったくのアットランダムじゃなくてもいいのです。「なるべく遠い所へ行こう」という姿勢によって、この目論見が達成出来るのならそれでいいのです。
シュルレアリスムだとかデペイズマンだとか、そういったものにも繋がってくる話で、これらはおれの割合好きな分野でもあるのですが、その根幹にはこういった考えがあるように思います。
そういった持論の漏出とともに、また。

(猿耳悪鬼)

※2019年7月12日、名前の表記を一部修正

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