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事業承継による起業を意識した時(事業承継起業塾に入塾して①)



「事業承継起業塾」の存在を知って

先日、ご挨拶をいたしまして、何人かの方にいいね👍をいただきまして、大変嬉しいです。これから、事業承継による起業を行うべく、事業承継起業塾に入塾し、70万円を投資し、幾つもの「おやっ??(違和感)」を感じながら、それらと向き合い、どうにか自分で(塾のお陰ではない)形にできそうだと思えるようになった現在に至るまでを、綴っていきたいと思います。

facebook広告で「事業承継起業塾」のセンセーショナルな広告表現に興味を惹かれた皆様、よろしければお付き合いください。

あくまでも「現時点では」ではありますが、「黒字の会社をタダでもらって起業し、年収2,500万円」を達成した塾生はおらず、塾生の多くが「悪質な情報商材詐欺」との評価をしています。※現時点では、なので改善されればこの文章は削除します。当然ですがこんなもの、本来noteに書いて晒したいものではないのです。ただ、無職になってしまい藁にもすがる思いでなけなしの70万を叩いて、その上泣き寝入りをしているメンバーを見ていると、どうにも書かずにはいられませんでした。相変わらず、ブンブン広告は回っている中で、次なる被害者を量産しないためにも。

事業承継起業塾とは?

最近広告でも頻繁に見かけますし、社会課題としても挙げられている後継者不足問題、その課題への打ち手としての事業承継という手法と、その手法やノウハウを有料で伝達する、と言うコンセプトの私塾が事業承継起業塾です。代表者は植木秀憲さんという方で、若くして上場企業の役員にまで上り詰めたご経験をお持ちです。

そして我々、就職氷河期世代としては「グッとくる」謳い文句である「副業なんぞチマチマやっとらんで「黒字の会社を“もらって“起業しよう」という非常にセンセーショナルなプロモーション活動をされていて、かく言う私もその表現に惹かれ以下の、会社都合の早期退職プログラムの発表前から何となく、興味は持っていました。

3月下旬、早期退職プログラム発表

私の勤め先は上場企業で、業績が悪いと株主からのチェックが厳しくなり対応を求められます、そんなこと、言うまでもなくですが。複数期連続しての赤字決算が決まり、何となくヒトに手をかけるのかな?とは思っていて、案の定3月下旬に早期退職のアナウンスがされました。

私は立ち回りこそ下手ですが、会社の経費も使わずに、既存客にも頼らずに大型案件を決めてくるなど、実績は出していた自負はあり「まさか自分は対象にならないだろう」と、たかを括っていました。で、届いたメールの件名を見て、目を疑いました。

「早期退職に関しての面談のご案内」

目を疑いましたが、紛れもない事実で、あぁ首斬りというのは実績やら何やらではなくて、好き嫌いで決まるのだなぁとしみじみ思った訳です。

Bizreach再登録&事業承継起業塾を知る

早期退職の対象になると初回の面談がセットされて、ご丁寧にリクルートさんから転職支援のご案内をいただきます。別に世話になる必要も無いのでBizreachへの再登録を行い「40代中盤だし、そろそろ厳しいか」と思う傍で、結構な勢いで届くスカウトを見ながら何となく安堵感を感じつつも、やり切れない思いとともに、ダラダラとFacebookに目を落としました。そこで、以下の広告を改めて認識することになります。

事業承継起業塾の広告表現

「黒字の会社をタダでもらって起業しませんか?」

実績は関係なく、好き嫌いでクビに手をかけられる事実。生殺与奪権を会社に握られる事実。そして上場企業の社長にまで上り詰めても、ひとたび気を抜けば、特別解任決議を打たれて、その立場を追われる事実。

それぞれを目の当たりにしながら、この広告表現に思い切り心を打たれてしまいました。40代中盤以降のキャリアについて、これまで考えては来ていましたが、早期退職の対象になったことが切欠※となり、思わずこの広告をタップして、説明動画(30分程度?)を見ることとなります。
(※キッカケと読みます。SOMPOのミヤガタと言うアホが「キリケツぅ??江戸時代の言葉っすか?」と知性のカケラも無いことを言っていたことを思い出しました。無知と傲慢が作る無敵ほど恐ろしいものはありません)

そう、実績に関わらず、好き嫌いで平気でクビにされる社会がすぐそこにあるなかで「人生で最強のリスクヘッジは自分の事業を持つことだろう」
良くも悪くも「早期退職の対象になる」と言うキャリア・クライシスに対峙することとなって、そう考える様になっていました。

アナウンサーと植木秀憲さんの対談型動画

概ね、30分程度だったと思います。塾長の植木秀憲さんと綺麗なアナウンサーの方の対談型の動画で、この動画そのものは掛け値なく、良いものでした。植木さんは幼少期にお父様を亡くされた苦労人で、必死に仕事をされて、若くして上場企業(人材派遣事業)の役員に就任されます。

その動画では事業承継の需要と、その背景、そして承継ができる人材が枯渇しており、素養を養い、人脈を得れば機会はたくさんある。と言う内容だったと記憶しています。動画のNext Actionとして、選考面談のスケジューリングを促され、日程調整を行いました。

選考・評価面談の実施

事業承継を行う、つまり既存のキャッシュフローや取引先、そして社員がいる会社を引き継ぐ訳ですから、誰でも良いと言うことにはなりません。なので、面談実施の前に課題が科され(1,3,5,10,20年後にどうなっていたいか?と言う様な内容を記述して提出しました)面談を実施。

面談は事務局の方に実施いただき、どうして事業承継を志したか?などについて、そうですね、、1時間くらいでしょうか?じっくりと話をしました。半年間のカリキュラムのざっくりとした説明を受け、その2日後くらいに合格通知?が届き、具体的な入塾の手続きに進むこととなります。

受講金額

受講金額は、半年間で70万円です。他社との比較表もあり「1/3程度の価格で、教育も受けられて、承継を希望する企業とのマッチングも受けられれば、高くはないか」と考えて、入塾を前向きに検討することとなります。されど、70万円。中古の軽自動車が買える金額です。もちろん、共働きで我が家を運営している妻の承認が必要です。

妻との会話

確か、5月13日だったと思います。良く晴れた日でした。早期退職面談も、重要でないターゲットに対しては面談2回で終了。私は、重要ターゲットだったようで、がっつり3回面談をさせられました。

その間、1ヶ月。一週間に一度呼び出しを喰らい、まぁ面白く無いことを言われる訳です。「あなたと会社は相思相愛でない」とか。いやいや、会社じゃなくて取締役が俺のこと嫌いなだけでしょ?って。笑 今思い返すと、地獄の様な1ヶ月でした。毎週月曜日に、嫌味を言われて退職を促される訳です。パッケージ(早期退職時の特別退職金)と引き換えに。その期間中、これまで立ち寄りもしなかった近所の居酒屋に、帰宅途中に寄るようになりました。そこでお店のお兄さんの元気な笑顔と、キンキンに冷えたハイボールで、気持ちを整えるようにしていたのだと、今はそう思います。

近所の居酒屋にて

結果的に、その面談プロセスを乗り越えて、早期退職については事なきを得て、事業承継起業塾の選考面談を終えた数日後、妻をランチに誘いました。

ボロネーゼを食しながら、事業承継起業塾のことを伝え、50代になったら自分達がやりたいことをやろう、その準備を始めようと訴え、妻に関しては教育や子育て、エンタメに関わるコンテンツビジネスを。私は、特許技術解析を軸にした海外進出支援事業を行うんだ。と心に決めて、事業承継起業を志し、70万円の投資について了承を得て、入塾を決意しました。お互いに、非常に清々しい思いを持てた、良いランチでした。

受講料の決済と、最初の「おやっ??」

受講料70万円については、カード決済を希望し、それゆえに2回分割までは手数料がかからないので、2回分割を指定して、決済ボタンをクリック。決済完了とともに、程なく事務局から連絡があり資料の送付がありました。受講までにすべきことがパッケージとなっており、

■カリキュラム
■動画コンテンツ一覧
■BATONZへの入会方法
これらがあった様に思います。

月に数回のオンラインイベント、月1回のオフライン交流会、そして月1回オフライン研修。このカリキュラムはともかくとして。

「えっ!?BATONZへの入会方法??」

BATONZとは、M&A仲介のプラットフォームで、買い手を探す企業と、売り手を探す起業志望者をマッチングするプラットフォームです。え!?どうして?70万円の投資対効果を計る最も重要な「承継元企業とのマッチング」これを、しかもある程度ならばタダで使えるプラットフォームで「自分で」探せってこと!?と、

最初の「おや?」を感じましたが、一度決済をした、意思決定をしてしまった手前、まだ自分を否定することができませんでした。この段階では。クーリングオフ期間もあったことから、とにかく次のオフラインイベント、通称「サンクチュアリ研修」(5月18日)これを受講せねば。と言うモードに入っていました。

(続く)



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